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鬼事  作者: 水蓮
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日本屋敷

ご覧いただきありがとうございます!

5部屋ほど通り過ぎたあたりから、空っぽだった部屋に古びた箪笥などが置かれている部屋が増えてきた。

更に10部屋ほど過ぎたところで全ての部屋に同じ配置で物が隙間なく置かれているようになった。

部屋の奥には古びた箪笥がありその前には布がかけられた腰ぐらいの大きさの物が5つ程、最後に膝ぐらいの大きさの薄汚れて不気味なサンタの陶器の置物が約10体ほど置かれている。

ただただ不気味な雰囲気が続いているが、特に化け物が出て来ることはなく進むことが出来た。

進みながら先程の広場での会話を思い出していた。

何故自分の名前が分からないのか、何故指摘されるまで思いもしなかったのか…。

門の外でみんなに話した、「学校から帰っていた。」という記憶も確かなものか分からなくなってきてしまった。

そして今更ながらに思い出したことがあった。

ここで気がついた時に最初に聞いた音は何だったのだろうか。

何かのアナウンスだだったような気がする。

…なんて言っていたっけ。


『____が_______ら_______。』


そんなことをつらつら考えながら進んでいると、庭が後一部屋分進んだところから、今まで植木だったが花になるようで混ざることなくきっちりと植木と花で分かれている。

振り返って進んだ距離を確認すると恐らくここが丁度半分になるようだ。

花は季節関係なく、色々な種類が咲いている。

訳の分からないことばかり起こっているが、少しだけ癒された気がした。

庭の景色が花に変わってから1部屋分進んだ時、後ろからドンッという音がした。

振り返ると廊下の半分の地点に壁が出来ていた。

庭にも壁が出来ており戻れないようだ。

びっくりして少し呆然としていると声が聞こえた。


「「「「「ウェルこそ!!くるレイたーワールかいへ」」」」」


……何だって?

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