表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼事  作者: 水蓮
20/27

2回目の森

ご覧いただきありがとうございます!

特に変化もなく森まで来てしまった。

この森も奥に進むと戻されるのだろうか。

「この森も奥まで進むと戻されると思う?」

私は二人に問い掛けた。

「森が全部繋がってるんなら戻されるんじゃないか?」

「奥に進むにつれて暗くなるんだよね?こっから見てると明るく見えるけど…」

ボブの少女が言うようにだいぶ先まで明るく見えるのだ。

「入っていったら急に暗くなるとか?」

「周りが見えないぐらい暗くなるんだよな。最悪はぐれるかもな…。」

「どうしよう。」

私と少年が話しているとボブの少女が言った。

「3人で手繋いで進めばいいんじゃない?」

「「…確かに。」」

私たちはそんなこと考えもしなかった。

他にいい案もないので少女の言う通り手を繋いで進むことにした。

少年を真ん中に左にボブの少女、右に私の順番だ。

「両手に花じゃん。やったね。」

ボブの少女が少年をからかっている。

「お前なぁ。」

少年は呆れているが少しだけ照れているようだ。

ボブの少女はクラスのムードメーカーなのだろう。

一緒にいると明るい雰囲気で行動できる。

少年といた時に険悪な空気だった訳では無いがここまで明るくは過ごせなかった。

私もそこまで明るい方では無いのでこういう子が居てくれるととても助かる。

「青いピアスの子が来るまでハーレムだね」

「お前までそんな事言うのかよぉ。」

私たちは笑いながら森に足を踏み入れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ