表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼事  作者: 水蓮
17/27

2人目

ご覧いただきありがとうございます!

相変わらず他の人には会わないまま集落の入口まで戻ってきた。

看板を見ながら少年が口を開いた。

「なぁ、【建物の中は許可がない限り立ち入り禁止】って誰が許可を出すんだろうな。」

「さぁ?動揺してたからあんまり建物の中まで気にしてなかったけど、中に人っていたっけ?いたんだったらその人が許可を出すんじゃないかな。」

「…あんなとこに人って住んでると思うか?」

「…思わない。」

そんなことを話していると看板に文字が現れた。

【追記:中に人は居ません。許可が欲しい場合ナニカを探してください。】

どうやら私たちをここに連れてきた人は監視しているようだ。

「…ナニカって何さ。」

私たちは顔を見合せた。

「中に入る前に周りを探索する?」

「そうしようか。集落に入ったらまた日本屋敷に行かなきゃ行けないしな。」

私たちは柵に沿って進み始めた。



柵はだいぶ広範囲に広がっている。

私たちが通れた範囲にだけ建物が集中しているが、それ以外のところにはぽつぽつと建物があるだけであとは荒地が広がっている。

そのまま進むと建物もなくなり荒地のみになった。

度々柵の中を覗き込みながら気を紛らわす為にも他愛ない事を話しながら進んだ。

「だいぶ進んだけどなんもないな…。」

「景色変わんないね。…戻る?」

「いや、ここまで来たら進もうぜ。」

少年はちょっとヤケになっているようだった。

そんなことを話していると聞き覚えのある声が聞こえた。

「おーい!2人とも待ってー!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ