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鬼事  作者: 水蓮
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ご覧いただきありがとうございます!

門の外は最初に気がついた墓地だったようだ。

外に出たら一緒にいた4人に会えるかと思っていたが周りには誰もいなかった。

今の所、蜘蛛はいないようなので休憩を兼ねて少しだけここで待っていようと思う。

座れるところがないか周りを見渡した所、大きな掲示板を見つけた。

何か色々貼ってあるようだ。

近くに行くと、一番上に【Death List】と書かれていた。

いつからここがあるのかわからないが、死んだ人は顔写真付きでここに張り出されるらしい。

何人も死んでいるようで、新しい物の貼り場所がなく、古い物の上に貼られている。

見知った顔がいないか確認していると、ヒラリと新しい紙が一人でに貼られた。

…新しい紙は緑のインナーカラーの少女だった。

「そんな…。」

ショックだった。

少しの間だったけど、一緒に逃げていたのだから仲間意識も芽生えていた。

…一緒にここから出たかった。

日常に戻りたいと話していた顔が脳裏に浮かぶ。

私は黙祷を捧げた。

掲示板の少し離れたところに平たい岩があったので座って休み始めた。

どれ程の時間が経ったかわからないが、誰も出てこなかった。

もしかしたら他の人は先に行ってしまったのかもしれない。

私は先に進むことにした。

最初に墓地から逃げてきた方向と逆に進んでみようと思う。

もしかしたらみんなと会えるかもしれない。

会えなかったといても他の人に会えるかもしれない。

運よく今いるところには蜘蛛が来なかったので安全だったが、これからは安全ではない。

再度気を引き締めて動き始めた。

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