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Another Day

作者: 浦野 大空

「ねぇ、夏実は明日空いてる?」

『バイト終わったら空いてるけど、どうして?」

「私と秋歌と冬樹で一緒に隣の街まで遊びに行くつもりなんだけど、一緒にどうかなーと、思って……。どうかな?」

『秋歌はアタシが来ていいって言ってるの?』

「もちろん、いつものメンバーだからね。でも『彼氏持ちってのは気に食わない』って言ってたよ」

『秋歌らしいね。まぁ、分かった、明日くるわね。どこ集合?』

「現地に八時半集合みたいだよ」

『ありがとう。じゃあ、また明日ね』

「うん、また明日」

 私は通話終了のボタンを押すと、スマホをベッドに放り投げて天井をぼーっとしながら見つめる。

 夏実の彼氏ってどんな人だろう? 写真とかも恥ずかしがって見せてくれないし、同じ高校にいるのかな? もしかしたら近くの高校かもしれないし…。ま、考えていても仕方ないか。明日にでも、もう一回聞いてみよっ。

 ベッドに入り込むと珍しくゲームなどはせずに、眠りに落ちていった。


 ――『こんな……、こんな恋ならしなきゃよかった…!』

 目を覚ますと全身汗だくで、嗚咽をあげて泣いていた。

 全く思い出せないけど、夢で泣くようなことでもあったのかな? 心当たりがない以上、夢で何かあったとしか考えられない。

「ちぃちゃーん、今日はみんなとお出かけに行く日じゃないの!?」

「あっ、うん、そうだった!!」


 集合場所の現地の駅前まで行ってみると、冬樹は落ち着かない様子でキョロキョロとしている。

 私達の住んでいるとこからしたら、ここは十分に都会だからね。落ち着かない気持ちも分からないこともないけど、さすがに見てるこっちが恥ずかしくなる。

「おはよ、冬樹。ちょっとは落ち着いたらどうなの?」

「おう、千春じゃん。……って、その格好で落ち着けって言われてもなー。説得力に欠けるぞ?」

 服装は自分に似合うものにしたつもりだけど、少し派手かもしれない。

「いいの、都会なんだから少しくらい派手でも!」

 あー恥ずかしい、恥ずかしい。何でこんなにドキドキしないといけないの? まったくもう。

 体温の上がった顔をパタパタと仰ぐ。

「いや、そういう事じゃなくてだな、少し子供っぽ過ぎないか?」

「う、うるさい!」

 私はよく『可愛い』や『子どもみたい』としか言われない。別に悪い気はしないけど、綺麗や美人などと言って欲しいと思わなくもない。でも、ペッタンコな胸を見ると仕方ないと思ってしまう。

 ──いいなぁ、夏実と秋歌は私より大きくて……。あっ! そういえば、夏実と秋歌まだ来てないじゃん。冬樹なら何か知ってるかな?

「それより、夏実と秋歌は?」

「まだきてないぞ。というか、迷子じゃないか?」

「そうなのかなー?」

 質問を曖昧な答えで返されて困り果てる私。まぁ、本人に訊くのが一番手っ取り早いか。

 携帯を取り出した瞬間に着信音とともに『新着メール一件』と携帯に表示される。

「ん、秋歌からだ。えーっと」

『今日の朝の事だけど、頭痛くて熱計ったら三十七度超えてたんで欠席しまーす。ゴメンね♡』

 大丈夫だろうか? いや、それより、ゴメンねの後のハートって必用だっただろうか。熱で判断力が鈍っていたということにしておこう。

「なんて書いてあるんだよ?」

 冬樹が画面を覗き込んでくるから、無言で携帯を渡す。

 メールを読み終わると、携帯をそっと返してきたので受け取る。はーっ、っと溜息を吐いて一言。

「言い出しっぺの秋歌が休みって…バカじゃねーの?」

 同感だったので、なんのフォローも入れられない。後から返信しといてあげよう。

 すると、再び携帯に『新着メール一件』と表示される。

 隣で冬樹にもメールが着ていた。

 二人同時に届いたって事は、夏実かな?

 メールを開く。

『ごめんね千春、冬樹、秋歌。かなり遅れるから先に色々やってて、そっち着いたらメール送るから。本当にゴメンね』

 あれ? 夏実は秋歌が休むこと知らないのかな? どうせ秋歌のことだから、面倒くさいからとかの理由で、私にしか送信しなかったな。まぁ、そんなことより、夏実遅れるんだ。

 隣で自分の携帯見ている冬樹は、読み終わったのか顔を上げる。

「冬樹も夏実から?」

「『も』って言う事は、千春も夏実からか?」

「うん」

「夏実、こないのかー」

「そうみたいだね…」

 そこで話は途切れて、お互いに黙り込む。

「「………」」

 ――気まずい…!!

「えーっと、冬樹って彼女いるのかなー」

「はぁ!? ん、んな事どうでもいいだろ。千春は!?」

「い、いっぱい、いーっぱい、いるよー」

 何言っているだ私っ!! バカじゃないの!? 

 は、話を変えないと!! でも、他に何があるかな? 恋愛以外で……学校の事とか? でも同じ学校の同じ教室だし、訊くことが全くないよ。

 私がパニックになっている中、冬樹はニヤリと怪しい笑みを浮かべる。

 ――嫌な予感しかしない…。

「そういえば、俺達、幼馴染の中で隠し事はナシじゃなかったっけ?」

 いきなり冷静になる冬樹。

 私と夏実、秋歌、冬樹は幼馴染で小学校から高校までずっと一緒だった。いつ頃かは思い出せないけど、四人の約束を決めたんだっけ。『隠し事をしない』とか。それで、みんなはどうでも良いことから、初恋の相手などを隠さず暴露するはめになってしまったんじゃなかったっけ? 

 追い詰められた感をものすごく感じる…。

 何でも言わなくてはいけなくなってしまう言葉を今になって、冬樹は今になって思い出したのだ。

 まずい、まずい、まずい! どうにかしないと!

「そ、それって、子供の頃の話じゃなかったっけ?」

 苦笑いをしながら、思いついたことをそのまま返す。

 フッ、と鼻で笑って私に目を向ける。

「残念ながら今も続いている。先週それを出されて、秋歌にはものすごい秘密を暴露してしまったからな」

「そ、そんな、私は対象外だよ」

「幼馴染の時点で対象内だ」

 本当にどうしよう。初恋が今でも続いているなんて口が裂けても言えない。どうしよう、どうしよう。

「千春が小さい頃、初恋の名前に俺を出してくれたのは嬉しかったけどな、それを貸しとは思わないことにしてるんだ。……じゃあ質問だ――」

 本当にまずい! 冬樹本人が言った通り、初恋の相手は冬樹だ。だから、その初恋が今でも続いている事を冬樹に言ってしまったら――告白になってしまう。こんな流れで告白したくないし、もし振られたら気まずくなりすぎて、帰りたくなる。……そうだ。

「それを言ったら、冬樹も対象内だよね!?」

 ビクッと肩が震える。

「よ、よーし、遊び回るか」

 冬樹は完全に目を泳がせながら、話を変えだした。話が変わるのはこちらからしても好都合なので、乗っておこう。

「だね。冬樹の好きなゲームセンターとか探してみる?」

「いいなそれ! それ行こう!」


 数時間歩きまわっていると、ようやくゲームセンターを見つけた。

 私はバテバテなのに対して、冬樹はまだまだ体力が余っているようだ。まぁ、小学生、中学生の頃にサッカーをやっていたから、それで鍛えたのだろう。

「なぁ、入ろうぜ! 千春が好きなクレーンゲームとか、色々あるみたいだぞ?」

「クレーンゲームは私の苦手なゲームだし、自分がゲームをやりたいだけでしょ?」

「そんなことねぇって、ほら、早く入ろうぜ。ここで入らないと子供みたいだぞ?」

 お先に~、と言ってゲームセンターの中に入っていく冬樹。

「子供はどっちだか…」

 溜息に似た何かを吐いて、私もゲームセンターの中に入っていった。

  ■ □ ■ □

 しばらくクレーンゲームコーナーの中を歩いていると、欲しいキーホルダーがあったので取ろうと試みたが、全く取れる気配がない。

「うぅー! 欲しいのに、欲しいのにっ!」

 ちょっと前に冬樹のことを子供扱いしていたけど、これじゃ私が子供みたいだ。けど……欲しい…。

 もう一回、百円を入れて再チャレンジしてみる。

 いくら使ったんだろ……。ダメだ! そんな雑念は振り払わないと!!

 文字通り顔をブンブンと振って、集中する。

 まず、左にクレーンを移動させる。

  ウィーン

「ここだっ!」

 ボタンから手を離すと、案外良い場所で止まってくれた。

 もしかしたら、もしかしたら取れるかも!!

 次に正面に移動させるべく、ボタンに手を置く。

 手汗が滲み出てくるが関係無い。この際クレーンゲームと一心同体になったつもりで……。ボタンを押す。

 私とクレーンの距離がゆっくりと離れていく。比例するように、キーホルダーとクレーンの距離がゆくっりと縮まっていく。

「あと少し、あと少しで――」

「よっ、取れたか?」

「ひゃぁぁぁ!?」

 突然声を掛けられたことで、ボタンから手を離してしまう。

 今のナシだよね!? ナシだよね!?

 クレーンは私の気持ちを察することはなく、ゆっくりと下降していく。

「ちょっと、何ですか!?」

 怒り気味に振り返ると、そこには冬樹が不思議そうな顔をして立っていた。

「…って、冬樹じゃん」

「雑な反応だな」

「冬樹のせいで、私の精神力がガッツリと削られちゃったよ」

「何かわりぃな。ほら、手を出せよ」

 私に手を差し出してくれる冬樹。断る理由も特にないので、手を握る。

  ピチャ

 ――。

「千春…。手汗かきす――」

「うるさい、うるさい、うるさーい!!」

 店内の客や店員の視線が一気にこちらに集中する。

「な、何でもないです…」


 結局、冬樹にキーホルダーを取って貰って、手汗のことは忘れるように頼み込んだ。その結果、みごとに昼食を奢るハメになってしまったわけだけど――。

「ここの店ヤバ過ぎだろ! この肉、やばいぞ! 肉!!」

 このバカっぽい笑顔を見れたと思うと、安い買い物だったのかもしれない。

「千春、食べてみろよ」

 ただ、テンションの高い冬樹は騒がしい事極まりないので、冷たくあしらう。

「いいよ、食べなくて」

 すると、冬樹は私の顔を覗き込んでくる。どうやら、機嫌を見計らっているようだ。

 怒っているって勘違いしちゃうかな? それとも、自分が騒がしかったことに気付いてくれるかな?

「……奢らせたこと、怒ってんのか?」

 やっぱり勘違いしちゃうんだね。まぁ、男の子らしくて良いけど。

 私はからかい半分で、怒ってる振りをすることにした。

「うるさい、バカ…」

「ごめんって、奢らせて悪かったって」

 実際怒ってないけど、冬樹が必死に謝る姿は面白いな。

 それにしてもあの時はビックリした。例のハプニングの後、キーホルダーを取って貰うことになったときの冬樹の所持金は、百円ピッタリしかなかったから。どう考えても、この時には決まっていた。私が昼食を奢って、帰りの電車台も払う事になるという事実は…。

「なぁ、ちょっといいか?」

「ん?」

「肉、食べろよ。一応お前の奢りだし…」

 そう言うと、フォークに肉を刺してからこちらに差し出してくる。

「ちょ、それ、冬樹が口付けたフォークじゃん!」

「いいだろ別に、幼馴染なんだし」

「よくないって、問題ありすぎでしょ!?」

「いいから食べろよ」

 そう言って、口の中に無理矢理お肉と共にフォークを突っ込まれた。


 昼食を食べ終わったくらいに、夏実から電話があった。

 バイトが終わって、こっちの駅に着いたから、今いる場所を教えて欲しいと。三度ほど電話を掛けては切ってを繰り返した。

 そんなことをやっている間に、夕方になっていった――。

 夕日で真っ赤に染まる河川敷は人通りがほとんど無く、二人だけの空間と言っても良かった。

 都会なのに珍しい気がするなぁ。

 住宅街なのでビルなどはなく、住宅のみで、橋の上には電車が走っている。

 私は沈み行く夕日を見ながらふと呟いた。

「…懐かしいね、こんな風景」

 私達の家の近くにもこんな場所はある。そこで、バカみたいにはしゃぎながら、遊び回っていた小学生の頃に橋の下でこっそり猫を飼ったりしていた。

「…あぁ、そうだな」

 その河原で魚を取ったり、草スキーをやったりして、毎日八時過ぎまで遊んでいた。

 ちっちゃい頃を思い出していると、やはりあの感覚にたどり着いてしまう。

 ――冬樹のことが好き。

 そんな感覚に…。

 言葉にしないと伝わらない。一言を、好きと一言だけ言えばいいんだ。でも、その一言にはとてつもない重さがあって、声に出すことが出来ない。

「あのさ……」

 包まれていた静寂を壊したのは冬樹だった。

 珍しく、私は動揺をしたりしてない。いつもの私だったら、簡単に動揺してしまうはずなのに。

 少しは大人になったのかな。今日一日で。

「何? どうしたの?」

「言っとかないと、ムズムズするから言っとく」

 少し期待している自分がいる。告白されれば……と思う自分が。でもその反面、ここで告白されなかったら自分でしなきゃダメだ、と臆病な自分もいた。

 十五年間生きてきて、五回ほど告白された。しかし、私は断ってきた。『自分には、好きだと思っている人がいるから』と言って。

 その相手が、隣にいる冬樹であって、他の何者でもない。

「えっと……な」

 少しずつ、ゆっくりとこぼれ出す言葉にもどかしさを感じる。

 私は綺麗や美人と言われた事がなかった。言われるのは毎回、可愛いという言葉。決して嬉しくないわけじゃなかった。単純に嬉しかった。けど、小さい頃に冬樹に訊いたタイプの女性は、美人な大人の女性と言っていた。

 だから私には足りていない。

 けど、それは容姿的なものであって、性格などではない。

 必死に合わせたんだ。冬樹が少しだけ野球にはまっていたときは、興味の無かった野球を見続けて、野球の話が出来るようにと。サッカーの時も全く同じように。

「……言って、気になるじゃん」

 無意識に口が開いた。

 あぁ、私は何を期待してるんだろ。

「朝、隠してたことだけど、俺、彼女いる」

 心の中で何かが崩れ落ちていった。

 ――失恋の感覚ってこんな感覚なのかな。いや、ここは前向きに捉えよう。彼女さんには悪いけど、冬樹は絶対に私が奪ってみせる。

「そっか、良かったじゃん。それっ――」

 携帯が着信音を鳴らしながら、震える。画面には『夏実さんから着信』と表示されていた。

「もしもし!?」

『どうしたの? そんなビックリして』

 慌てて取ると、いきなり心配された。

「どうもしないよ、どうもしない。それより、場所だよね」

『うん。今、橋の上にいるんだけど…』

 ふと、橋の上を見ると、こちらに気付いていないのか、夏実がキョロキョロしていた。

「右側見てみて」

『ん? 右側? あっ、いた』

 電話を切って、夏実は私達のところにくると、冬樹の隣に座った。

「ごめんね、なかなかバイトを抜けられなくって」

「いいよ、いいよ。仕方ないことだし」

 あの空気を邪魔をされたから、ちょっとだけ仕返しをしてみようかな。

「それより、休日だったんだから、彼氏のとこ行ってあげなくていいの?」

 どう反応するだろうかと、わくわくしていると「あれ?」っと、首をかしげる夏実。

 なんか変なこと言ったかな?

「どうかした?」

「いや、冬樹から聞いてなかったの? アタシが付き合ってる相手は、冬樹だよ」

「そうなんだ。良かったじゃん」

 ポッカリと心に穴が開いた気分だ。妙な喪失感。

 夏実は胸が大きくて、大人びた顔立ちをしていて、冬樹が小さい頃から変わっていないなら、タイプなのは私じゃなく、夏実。

「あっ、そうだ。用事思い出したから……」

 逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。

 いくら言い聞かせても、体は言う事を聞こうとしてくれない。もしかしたら、心の片隅で思っているのかもしれない。

 ――逃げたい、と。

「帰るね」

 そう言い残して、私は頬に温かいものを流しながらも走りだす。

 夏実が何かを言ってるみたいだけど、誰に声を掛けてるんだろ? 

 すべてが他人事の様に思える。

 叶うはずの無かった恋。それならそうと、もっと優しく、告げて欲しかった。期待などをさせる前に。

 ――こんな……、こんな恋ならしなければよかった…!

 どれくらい走っただろうか。周りは見たことのない場所。

 枯れるほど流している涙は、止まる事を知らずに溢れ出してくる

「最悪だよ」

 こんな事なら、こんなにもつまらない恋をする前に戻りたい――。

 すると、千春の視界には亀裂が入ってくる。嫌な音を立ててゆっくりと。

 すべてがバラバラになっていく。そして、時空の狭間へと吸い込まれていき、千春は姿を消した。

 

 ――『こんな……、こんな恋ならしなければよかった…!』

 千春は目を覚ますと全身汗だくで、嗚咽をあげて――泣いていた。

 目元を拭うと、手に付いた水滴で涙を流している事に気がついた。

 全く思い出せないけど、夢で泣くようなことでもあったのかな? 心当たりはないんだけど――。

「ちぃちゃーん、今日はみんなとお出かけに行く日じゃないの!?」

「あっ、うん、そうだった!!」

 千春は急いで準備をして、家を出て行った。

 こうして千春は同じ時を過ごすことになっていく――。

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