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夢、とりかえばや物語?

作者: mama

「う~ん、知らない天井だ。」

一度は言ってみたかったセリフ♪

ただ、本当にここどこ?

確か、昨夜は普通に自分のベッドで寝たはず。


仕事もあることだし寝てる場合じゃない。


さて、ここで自己紹介。

私は、普通に会社勤めのOL、部署は総務で雑務担当。

年は、三十路が数年前と(ちょっとサバ読んで)。

趣味のために働いているといっても過言ではない。

ただ、その趣味も広く浅くでころころ変わるから微妙?

学生時代は、ビーズ細工、マスコット作り、お菓子作りにアニメ。

20代前半は、宝塚でしょ、後半からは某事務所のアイドル。

現在は、アイドル+舞台観賞。

おっかけするほどの気力もお金もなし。

そうそう、読書は、小学低学年から続いている貴重な趣味かも。

年も年だしと実家から離れて気楽な一人暮らししてます。


さて、現実逃避の自己紹介は止めて現在の状況確認としましょうか。

部屋の感じから拉致されたわけではなさそうです。

だって、モノトーンで統一されて、お高そうな家具の部屋。

趣味にかかわらないものは、価値がわからないのでたぶんと。


うわっ、寝室に鏡がある、一般的には普通?

私にはわからない世界です。インテリア、ファッション関係は無理です。


「げっ、なにこれ。」

鏡に映っているのは、私がファンしてる羽田空くん。

声も自分の声じゃない。

「なんじゃこりゃ、」うん、TVのセリフ言ってる場合じゃない。



リンリンリンと音がする、何の音?

ベッドの方?

ああ、携帯か。

携帯を取って見てみると、私の携帯番号。なんだ私か。

ん?私?なんで?私から?


「もしもし?」

「君は、誰だ。」女性の声。

「誰だと言われても…。」

「まぁ、そうだよね、で名前は。」

「立花 まことです。」

「僕は、羽田 空です。」

「えっ、空くん?なんで?」

「さぁ?起きたら知らない場所で違う姿になっていたんだから。」

「はい?私も空くんになってますが。」

「僕達、入れ替わったみたいだね。聞いたことがないし、原因が不明。

今からそっちへ行くから。そこにいて。」

「えっ、仕事どうしよう…。そこにあるパソコンだけは持ってきてください。電源もお願いします。

現金とカードと鍵はベッドの横にあるカバンに入ってます。空くんの方は、仕事どうしよう。」

「その携帯にマネージャーとリーダーの電話番号がある。

体調が悪くて動けないから僕が到着するころに来て欲しいと言って。

で、現在地から僕の部屋までの時間はどれくらい?」

「私の住んでいるのは、愛知県一宮市です。

そこから名古屋までタクシーで出て新幹線で移動が速いと思います。時間は東京駅まで二時間程度です。」

「そこのマンションまで東京駅から地下鉄で15分か。

三時間後で連絡取っておいて。準備でき次第そちらに行くから。」

「あの、ここにパソコンってないですか?会社に休みの連絡をしたいので。」

「隣の部屋にあるから勝手に使って。」

「あのパスワードとかはかかっていませんか?」

「あまり使ってないから、何も設定してないから大丈夫だと思うよ。」

「わかりました。お借りします。」

「そうそう。冷蔵庫の中とか勝手に使ってもらっていいから。じゃあ、あとで。」


空くんがおちついていたからヒステリーをおこさなくてすんだ~。

さっさと用だけでもすませなきゃ。



ここで空くんの所属するグループの説明。

グループ名は『REVEレーヴ』。

リーダーの森 真人まなとたかむら 海斗、いつき 聖夜、

藤井 昴、羽田 空の男性5人組。

歌、ダンス、演技、司会、作家とそれぞれ得意分野で活躍中。


なんでもこなし真面目で優しいけど口が悪い真人さん、

俺について来いタイプで一番人気の海くん。

無口で頼りになるけどたまにおおぼけする聖夜、とにかくやんちゃな昴。

最後にフェアリータイプの空くん。皆、違うかっこよさがあるのよね。

年齢は、真人さんと海くんが31歳、空くんが30歳、聖夜が29歳、昴27歳。

デビューして15年。



まずは、リーダーから電話と。

あ、リーダーが真人さんで良かった。実は、海くん苦手。


「もしもし、すみません。体調が悪くて部屋から出られないので休みたいのですが。」

「はぁ、何言っているんだ、レコーディング入っているんだぞ。簡単に休めるか。」

「申し訳ないですが、本当に出れないんです。後、三時間後に何とか部屋まで来てもらえないでしょうか。」

「お前なぁ、何勝手なこと言っているんだ。くそ、調整して後から電話する。」

やっぱり、問題あったのか。でも、まず一人。


次は、マネージャー。

「もしもし、すみません。体調が悪くて部屋から出られないので休みたいのですが。仕事は、リーダーに電話して今調整してもらってます。」

「空くん、何勝手なことしているのかな。リーダーじゃなくて僕に言ってくれないと困るよ。」

「すみません、レコーディングなんで。リーダーの方がメンバーに連絡しやすいかと思って。」

「まぁ、事実そうなんだけどね。」

「すみません、相談もありますので三時間後にここまで来てもらえないでしょうか。」

「わかりました。そのころに様子をみに行きます。おとなしく寝てて下さい。」

「はい。」



よし、後は私の方か。

電話はまずいのでパソコンからWebメールで先輩に連絡かな。

隣の部屋にあるって言ってたし。


わぁ、ここも寝室と同じモノトーンでまとめてある~。

さすが、芸能人というか空くんの趣味か、雑誌とかに書いてあった通りね。

そうそうパソコン。


おっ、新機種かな。私のより新しそう。

そんなことよりパソコンを立ち上げてと。

プロバイダーの会員ページからWebメールの画面へ入ればOK。

良かった、先輩からのメールがあるから返信で連絡できる。

私のパソコンならメールソフト使えて楽なんだけど。

おおっ、無線ルーターがある、良かった~。これで私のパソコン使える。


そうそう、連絡と。

なんて言おう。病欠は、見舞い来てもらえないし、病院もダメ。

親戚に不幸、これが無難かなぁ。

えっと、近藤先輩に東京の親戚に不幸があり、どうしても行かないといけないと連絡。

一週間休みますので緊急の連絡は携帯かこちらのアドレスへメールをと。

近藤先輩は、職場の先輩で上司でもある。そのうえ2児のママ。

彼女の頑張りには尊敬という言葉しかでません。


「お腹すいた~。」

お腹の音に言葉が出てしまいました。

「すみません、冷蔵庫漁らせていただきます。」

そのまえにトイレ探さなきゃ。


探すほどの大きさでもなく二択でした。

問題なくトイレをすませて、さぁ冷蔵庫。


うわぁ、何この食材。自炊している私よりも充実しているじゃない。

そういえば料理は、セミプロレベルで勉強もしているとどこかの雑誌にあったか。

敵うわけなくて当然。

あと、30分もすれば到着するだろうから、空くんの朝食も用意しましょう。


ご飯が冷凍庫にあったから和食でいいか。

味噌汁、目玉焼き、焼き魚と。おおっ、赤だしみっけ。あさりも。

貝の味噌汁好きなのよね、確か空くんも。なぜか、海くんもね。

野菜は、トマトサラダでと。

できた、この

メニューならそんなにハズレもないはず。

ちょうど30分経過。


「ピンポーン」

ええっ、どこ?あった。

「はい、どちらさまですか。」

「真です。」

「どうやって開ければいいですか?」

「今、話しているそばに開錠のボタンがあるからそれを押してください。」

「わかりました、すぐ押します。」


数分後に入口の扉からノック音が聞こえてきました。

扉を開けると私が立っていました。


自分を鏡以外で見るなんて不思議な気分です。

さて、呆けている場合ではないですよね。

私の方が8歳もお姉さんなんですから。


「お帰りなさい。」固まっている空くんに声をかけました。

「ただいま。」空くんが中に入り扉に鍵をかけました。


「ご飯の用意ができていますのでとにかく食べましょう。」

「ありがとう。まずは、腹ごしらえからですね。」


「お言葉に甘えて冷蔵庫の食材使わせてもらいました。

あまり料理は得意ではないので、まずくても目をつぶってくださいね。」

「いえいえ、僕の分までありがとうございます。

とにかく移動と思って、食事まで考えれませんでしたよ。」


「でも、不思議よね、自分と食事するなんて。」

「考えれない状況ですよね。いろいろと話さないといけないのですが。

後にしましょう、では、いただきます。」

「はい、いただきます。」


数分後

「ごちそうさまでした。おいしかったです。やっぱり、誰かに作ってもらうっていいね。」

「おそまつさまでした。うん、それは同感。いつか空くんの手料理待ってます。」

「その機会は結構ありそうな予感・・・。」

「うん、そうだね・・・。」


「さて、本題。

真さん、何も言わないけど僕の性別は女だから。」

「へっ、男じゃないの?」

「真さん、今朝トイレ行かなかったの?」

「行ったけど、あっそうか、違和感ないから気がつかなかった。あれ?どうかした?頭痛い?」

「真さん、普通はもっと早く気づいてパニくるもんだけど。」

「へぇ、そういうもんなんだ。」

「まぁ、いいや、次の話に移るね。

僕の性別を知っているのは、メンバーとスーパーマネージャーだけだから。」

「今から来るマネージャーは?」

「知らないから会話に注意してね。ただ、真さんが女性だからごまかせるとは思う。」

「了解。」


「さて、リーダーたちが来る前に着替えてもらおうか。」

「何を着ればいいのかな?」

「一緒に寝室に来て。」


「ごめん、ファッション関係疎いからよろしく。」

「うん、わかってるから大丈夫。」

「わかってるって?」

「あのね、僕どこで目が覚めた?」

「私ん家。」

「ここに来るのに起きたままこれないよね。着替えるし、数日分も必要だよね。もう言わなくてもよくない?」

「はいはい、服をみればわかりますね。」

もっている服といえば、リクルートスーツか部屋着っぽいのばかりでした。

困ったらスーツ着てたし・・・。

私的には問題ないんだけど。

あれっ、空くんが着てるとおしゃれっぽく見えるのはなぜ?


うっ、化粧してる?私の部屋にあったのでよくできたなぁ。

あと、服のコーディネイトのせいかな?

自分を見て違和感あった原因か。


そうそう、空くんが用意してくれたの着なきゃ。

あっ、この下着すごい、胸がわからないようになってる。この締め付けすごい。

納得。アンドフェアリーっぽいのもね。

メンバーが海くん以外、空くんに対して他の人により優しそうにしていたのもね。


おおっ、着替えたらTVでみている空くんのできあがり。



「ピンポーン」

「はいはい。どちらさまですか?」


「おい、空。さっさと開けろ。」真人さんの声かな。

「はい、お待ち下さい。」


私がインターフォンに出ている間に空くんが扉の鍵を開けてきました。

「空くん、真人さんへの自己紹介は、真でいいよね。」

「そうだね。正直に話さないとフォローできないから言ってね。」


「空、今日の休みは何なんだ。」

「真人さん、初めまして。立花真と言います。」

「お前、何を言っているんだ。ふざけている場合か。」


「真人くん、ふざけてないよ。僕が、羽田空だよ。」

「はぁ?逆だろ。いいかげんにしろ。」


「ちょっと真面目に聞いて。」

「朝起きたら、僕たちが入れ替わっていたんだ。で、僕が自分の携帯に電話して連絡を取って名古屋から来たってこと。

その時間を確保するために三時間もらった。真さん一人の説明では、信じてもらえそうにないからね。

そろそろマネージャーも来るだろうから。」


「ピンポーン」

「はい、どちらさまですか?」

「俺。」

「はい?どちらさまですか?」

「俺。」


「空くん、俺っていうだけの人って知り合い?開けていいの?」

「げっ、海も来たのかよ。まぁ、空が休んだとなると来るか。」

空くんではなく真人さんからの返事。


「海くん?開けなきゃダメよね。」

「すみません、すぐ開けます。」


「ピンポーン」

「はい、どちらさまですか?」

「マネージャーの林です。」


「はい、すぐ開けます。部屋の扉も開いてますので中までお入りください。」


「おい、空、大丈夫か。真人お前来るなら言えよ。」

「空に来るように言われたから仕方が無いだろう。」

「空、どういう意味だ。」

「今、林マネージャーも来るから待って。」


空くんが、話すより、見た目が空くんの私の方がマシよね。

というか、空くん真人さんと話してないでよ。

海くんの相手は勘弁してください。


「お邪魔します。」

わーい、林マネだ。顔見たことあるよ~。


「空くん、大丈夫?なんで皆もいるの?寝てなくていいの?相談って?」

「真人さんは、林さんと一緒に相談があって来てもらいました。

まず、初めまして、立花真と言います。そこにいるのが、本来の私です。

朝起きたら空くんと入れ替わっていました。

今後のことがありますのでどうするか相談したくて来ていただきました。

ちなみに私は、普通の会社員です。総務に所属しています。

林さんなら仕事の内容はわかると思います。

あと、空くんとは、直接的な接点はありません。

一ファンとしては、舞台とコンサートを拝見させていただいています。」


「立花さん、先日の舞台数回来てなかった?楽と楽前もいたよね?」

「はい、楽は林さんのお隣でしたし、楽前は目立つ位置でしたので。

一応、初日と中日も。で、友人たちとお花も入れさせていただいてます。」


「そうなんだ。部屋に僕のポスターが貼ってあったし、舞台のパンフも机にあったね。」

「空くん、絶対私の友人知ってるよ。熱狂的な空くんファンで舞台すごく行ってるもん。

コンサートでもかなり手を振ってもらってるって聞いてるよ。」


「なぁ、それって細身の背の高い姉さんじゃねぇ?」

「外見はあってるけど、なんで海くんが?」


「おい、いいかげんに現実逃避やめろや。」

さすが、まとまりのないメンバーをまとめているリーダー。


「で、今までの話から入れ替わったことは信じる。

問題は、仕事だな。林さん、空のレギュラーと他の仕事は?」


「現在は、メンバーで出ているバラエティだけかな。

ここしばらくは、執筆活動の予定だったし。

連ドラは先日終ったばかりだし。単発ドラマの撮影は、季節待ちで三ヵ月後。

舞台の話は、企画からで顔合わせまで二ヶ月ある。

バラエティは、メンバーの協力があればなんとかなると思う。

で、最大の問題はレコーディング。真さんの声は姿と一緒で空くんになってる。

もしかして歌えない?」


「空くんみたいには無理です。」

「ねぇ、真さん。なんとなく体が覚えているような気がしない?」


「そういえば、料理するとき場所に迷いがなかったような。」

「僕もそうだったよ。この話の後に真人くんと海に確認しようよ。」

「了解。じゃあ、林さんこの後練習して、夜に状況連絡いれます。」


「それからだね。

後、原因を二人で探って欲しい。

一ヶ月以内に戻って欲しいと思ってる。最悪で二ヶ月しか時間がない。

真さんの方が、切羽詰まっていると思うけど。」


「そうですね。親戚の不幸で1週間の時間稼ぎをしています。

それ以上は、厳しいですね。有給休暇は、25日ありますが。」

一週間以内が理想で最長で二週間か、できなければ退社だなぁ。。

空くんより厳しい現実です。仕方が無いことだし、皆に言う必要はない。

この年まで働いてきたから退職金も多少出るし、貯金もある。

最悪のことも考えないとね。どちらかというとネガティブな私だし。


「真さん?どうかした?」

「えっ?」

空くんに話しかけられて回りを見たら、林さんはいなかった。

帰られたことも気がつかず考え込んでいたみたい。


「さて、空、メンバー全員とスーパーマネ呼べ。」真人。

「ちょっと待って、僕は今真さんの声だから怪しまれるって。

真人さんお願いします。」空。

「空くんの声だから私がかけましょうか。相談があるから来てくださいですよね。」私。

「空の携帯で空からの電話だから問題ないだろう。まずは、連絡しくれ。

今日のレコーディングは終っているはずだから。」


「もしもし、相談がありますので時間が出来次第僕のマンションに来てもらえませんか?

急ですみません。よろしくお願いします。」

多少会話があったりしたけど、概ね1時間以内に来てくれると返事をもらった。


「一時間の余裕ができたから新曲を歌えるかテストするか。

おい、海、空を睨んでもどうにもならないぞ。空、真さんに教えれるか?」真人。

「確か、曲の音があったはず、持ってくるから待ってて。海、お手本よろしく。」

空くんは、寝室の方へ何か取りに行き、海くんはTVでは見ない変な顔。


「真さん、空を裏切ったら許さない。」海。

「はぁ?」私。

「海、お前馬鹿だろう。話したと思ったらそれかよ。

真さんが、空のファンで結構熱烈なのはわかっているよな。

お前の記憶にひっかからないってことは、おっかけでもない。

いまから信頼関係結べば問題ないタイプだと思うが。空はどうだ。」

「僕は、真さんと友人になれたらと思っている。相談もできそうだし。

たぶん真さんって僕が男でも女でも、どちらでもファンでいてくれそう。」

「あたり。どちらでも空くんだし。

異性としての空くんが好きなんじゃなくて、表現者の空くんファン。

うまく言えない。で、タレントではない空くんと友だちになれたら嬉しいな。

聞くだけならともかく、相談は勘弁してください。慣れてません。」

「はははっ。らしいよな。納得できるのが不思議だ。

その件は、皆との相談後においおいとにしてくれ。

空、音源はあったのか?海、歌ってやれ。」真人。


「真人、お前が歌えよ。」海。

「俺が歌ったら正しい歌がわからなくなるだろう。」あっ、真人さん凹んだ。


空くんが、ipodの音を聞こえるように流してくれた。

海くんが歌いだした。やっぱりうまいなぁ。


「真さん、この歌詞を見ながら海と一緒に少し歌ってみて。」空くん。

「海くん、お願いします。」私。


音楽が流れ始めて海くんについて声を出してみる?やっぱり自分でなく空くんになってる。

だって1度聞いただけの曲をスムーズに歌える訳ないけど、歌えてる。


「真さん、なんとかなりそうだな。多少違和感があるが、編集できるレベルだ。」真人さん。

「お前の編集に比べれば楽勝だな。」海くん。


「真さん、問題なしです。きれいな歌声でした。」空くん。

「空くん、それ自画自賛だから・・・。」私。

空くん、天然っすね。


レコーディングする曲がシングルで良かった。アルバムだったらと・・・。

とりあえず二曲とも数十回練習して皆に合格をもらいました。


合格をもらってから数分後、順にメンバーが到着してスーパーマネージャー待ちになりました。

説明は、全員が揃ってからと真人さんに言われて雑談会。私は空くんと雑談。

聖夜も昴も空くんが女性だと知っているから、私と話していても何も言わないのかな?

内容は、女性特有のと言いたいけど、私に知識がないのでアニメ話。

何故か参加したそうな人達が・・・、ちらちらこっち見てる海くんと昴。


「ピンポーン」

「はい、どちらさまですか?」

「マネージャーの立花です。」


「はい、すぐ開けます。部屋の扉も開いてますので中までお入りください。」


ノックの音が聞こえてその後扉の開く音が聞こえました。


「空、どうしたの?あら?皆もいたの?」立花さん。


真人さんと私が顔を見合わせて、どっちが説明する?って視線を交わしました。

お前がやれってジェスチャー。顎でかぁ、なんだかなぁ。

「立花さん、聖夜、昴、初めまして立花真と言います。」私。

「僕が空です。今朝起きたら入れ替わっていました。

今後の対策等のため集まってもらいました。」空くん。


「で、何か質問はあるか?とくに昴。まさかお前か?」

真人さんが断定して昴の名前を挙げてきました。何故?


「えっ、なんで俺?」昴。

「お前自覚ないのか?入れ替わりの話を聞いて青ざめていたぞ。」海くん。

「そういえば何か魔法系のものを手に入れたとか言ってたのな。」聖夜。

「さっさと話しなさい。何も進めれないでしょ。」立花さん。


「あの~。入れ替わりについて嘘だと思わないのですか?」立花さんに聞いてみた。


「真人がいるからよ。リアリストの彼が信じたのなら事実ってことよ。

メンバー一疑り深いのよ。空絡みだと海も何か言いそうなのに言わないしね。」立花さん。


「さて、昴、さっさと白状しなさい。」立花さん。


「えっと、冗談というかまさか本物だなんて思ってなかったから。」昴。

「なにがだ。」ドスがきいてる真人さん。


「新宿で酔っ払ってわき道に入ったら占い師のじいさんがいたんだ。

で、面白いものを買わないかと言われて買った。酔っ払っていて詳細は覚えていない。

ただ、変な紙を渡されて入れ替わりの魔方陣だって、現代にそんなもんないと思って。

で、昨日たまたま思い出して、空からもらった花と空のフォトの横でやった。」昴。


「その魔方陣っていうのはどうした?」海くん。

「おまじないの後に消えた。」昴。

「昴、解除方法は聞いてないの?」空くん。

「聞いたはずだから思い出すまで待って。」昴。


原因がわかって何とかなりそうとホッと一息。


さて、今後どうなることやら。

続きは、皆様のご想像におまかせと。


リハビリ中です。

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