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ふみちゃんととおるくん

やっぱり思い出すのはあなただった

作者: いとうさん

もう大丈夫

そう思ったのに

ふとした隙間にあなたを思い出す


隙間と隙間の間隔がだんだん狭まって

いつの間にか

あなたが私の全体を覆う


握手するのに左手を差し出したら

あなたは怒ったでしょ

左手で握手するのはマナーに反していて

サヨナラを意味するの?


私は握手じゃなくて

手を繋ぎたかったんだよ

あなたの右手と


私が左手を差し出したら

あなたの右手でぎゅっとしてね


あなたの手は暖かくて

二回ぎゅっ ぎゅっ としてくれた手は

優しくて

幸せだった


やっぱり思い出すのはあなただった


やっぱりあなただった


ねえ、この世にあるものに絶対はなくて

でもすべてのことに終わりがあるのは確かでしょ


出会ったことは奇跡で

さよならは必然


忘れることが罪なのではなくて

思い出すことが

愛なのでしょう?


やっぱり思い出すのは

あなただった


やっぱり

あなただった













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