『赤プレスマン神の由来』
昔、五月の田植え時分、村の女たちが田植えをしていると、赤子にずきんをかぶせたのをおぶった男が通りかかった。見かけない男であったので、女たちは田植えの手を休めて、ひそひそと男について話していたところ、通り過ぎた男が戻ってきて、俺がおぶっているのは赤子ではない、俺の体の一部なのだ、と言って、おくるみを解いて見せた。女たちは見たこともない大きさにびっくりして声も出なかった。男は、このようなものを持って生まれたがために、女房の来手もないが、力仕事は得意だから、何か用があれば言ってくれ、と言って、寺の縁の下に勝手に住んで、村の者から頼まれた用をして、飯やら銭やらを恵んでもらいながら暮らし、何年もたってから死んだ。村の者たちは、男の死を惜しんで、男が背負っていたものになぞらえて、赤プレスマンを御神体とし、寺の隅にほこらを建てて祭った。
教訓:男が背負っていた体の一部というのが何なのかが不明である。




