表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/68

第29話 ハナズオウ

一方その頃キーマンとギルは王都の街を歩いていた。


するとギルがある異変に気づいていた。



「なあ、キーマン。さっきの警備員は一人で船を牽引していた。」



ギルは周りを見渡し、何かを探している様子だ。


すると口論している男2人が目に入る。



「おい!肩当ててんじゃねえよ。いくら払えんだよ。」



今にも殴りかかりそうな勢いだ。


そこへ仲裁に入ったのは女の警察官。


男達は女の警察官に見向きもせず、拳を握り力をこめて振り下ろす。



その時____


女の警察官は足で2人の男の顎目掛けて蹴り上げ、見事に気絶させた。


しかし、らこの国の連中にとっては当たり前の日常の光景なのか、騒ぎ立てたりしないし、警察官を心配する素振りすら見せる者も居ない。



「やはり。さっきから変なんだ。国の機関の人間達の力の強さ。一人一人がまるで才持ちだ。」



ギルは少し黙り込み、推察していた。



「恐らくだが、国の機関の人間にコピーの才を渡し、その強さで国を統制し、国民からの信頼を得ているようだ。」


「……確かに。可能性は充分だ。」



キーマンもギルの推察と考えが一致したようだ。



「一旦2人と合流しよう……参ったな。2人とも気配が分からないな。」



ギルは困った様子で苦笑いを浮かべている。



「王都は消して広くは無い。歩いてれば見つかるさ。それよりも何者かが俺たちに接近してきている。」



キーマンが視線をやる先に、気配を隠す何者かが居る。



「ああ。サンくらい気配消せたら分かんなかったのにな。」



ギルとキーマンは更に二手に分かれ尾行を撒く事にした。



「あれ、ギルじゃねえか!」



俺とシンバは何処かへ急いでいるギルと遭遇した。



「丁度良い。ついてこい。」



俺たちは瞬く間に王都の街を駆け抜ける。


誰も俺たちの存在に気づいていない。



「よし!撒いたな。」


「ハア……ハア……俺達もさっき付けられてたんだ。」



あの速さで移動し続けても2人の息は全く上がっていない。


役職ないけど、実績があるとか言ってたっけ。

俺と次元が違いすぎている。


一息着いていると向こうの方で何やら民衆が騒ぎ出した。



「ん?あっちの方、騒がしいな。」



3人は様子を見に行く事にした。


大衆を潜り抜け、顔を上げると俺たちは驚愕の光景を目の当たりにする。



「なんだあ?そいつ死んでんのかぁ??」



そこには国の機関の者に鎖を巻かれ引き摺られて連行されているピーマンの姿だった。



「ピーマンっ!!」



俺が飛び出すと、シンバとギルが俺の手を掴んだ。



「なんで!!!!行っちまうぞ!」


「落ち着け。今、衝動的に出れば、それこそシファレンの二の舞だ。今は我慢しろ。」


「でも!!!」


「サン坊。」



シンバは俺の足を払い、地面へ抑え込む。



「っ!!」


「サン坊、言うこと聞いてね〜。それとも皆がミエーダの言いなりになってるところ見たい〜?」


俺は首を横に振る。


絶対助けるからな……ピーマン。


絶対だ。


だから諦めるな。生きるんだ。



「死に時くらい…選べるんだろ……。」



俺の消え入りそうな声は誰の耳にも届かない。




《初めて仲間の死を感じ自分の無力を痛感する。目に浮かぶ涙をサンは必死に堪える。》


是非、評価、ブックマークお願いします!


また21時頃お会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ