人物紹介(※ネタバレ有り)
※注意:この項目には作品のネタバレが含まれます。
■■ 主要人物 ■■
●ウィル
帝都地下迷宮で回収屋をする少年。
やや小柄で子ども扱いされがちだが迷宮には詳しい。
赤子の頃、冒険者に拾われて育ち、やがて自身も冒険を志す。
“潜行”と称する能力を持ち、他者には見通せないものを見ることができる。
素直で協調的な性格の一方、他人とのトラブルを避け単独行動を好む。
●マリアン・オーウェン
オーウェン侯爵家の娘。縦ロールのお嬢様。
冒険者となった兄を探すため帝都を訪れる。
後に冒険者たちを危険にさらしてしまった後悔から、
帝都で支援活動を始め、その一環としてギルドを立ち上げる。
●セレナ
エルフの魔法剣士。皇太子に雇われる女傭兵。
優れた戦士だが酒癖の悪さと金欠が玉に瑕。
帝国の他種族迫害にあった過去があり、逃れるうちに裏社会と関りを持つ。
個人的にも迷宮に関心があり帝都を訪れた。
●ガロ
狼系の獣人。斧など多様な武器を使いこなす戦士。
ウィルとしばらく共に仕事をしていた仲間。
しっかり者だが周囲との摩擦が絶えず、
パーティーやギルドで長続きしないのが悩み。
●アイリーン
大聖堂からやって来た女神官。
“帝都侵食”を生き抜いたことから“奇跡の聖女”と呼ばれる。
当の本人はいたって気さくでゆるい性格だが、
人並外れた魔力を秘め、時折り神がかった力を発揮する。
●ホセ
帝国に仕える賢者にして皇族の教育係。
各地を飛び回って迷宮や知の探究に奔走している。
●ベッシ
オーウェン侯爵家に仕える老騎士。マリアンと共に帝都を訪れる。
戦争で失った腕に鉄の義手を付け“鉄腕ベッシ”の異名をとる。
ジョンを含む兄弟たちに剣を教えてきた人物でもある。
●キャサリン
ベッシの妻でオーウェン家のメイド長。
元は大陸北方の女傑で剛力は未だ衰えない。
●クロエ
ベッシとキャサリンの孫。オーウェン家にメイドとして仕えている。
体術にも優れ、ウィルの訓練相手を受け持つ。
■■ 冒険者 ■■
●アイン、ツバード、ライド、フォス、ウッズ
ジョン捜索に参加した冒険者たち。
●カンセル
<クラブアーマー>のリーダー。
蟹の魔物を素材に使った鎧に拘りがある。
●ハーキュリー
<ユリシーズ>のリーダー。冒険者ギルドでも指折りの英雄。
数々の冒険で手にした武器防具に身を包んでいる。
●ステファニー
<ライブラ>のリーダー。将来を嘱望される魔術協会のエース。
魔術に用いる杖のコレクターでもある。
●ジョン・オーウェン
オーウェン侯爵家の三男、マリアンの兄。
父とそりが合わない一方で冒険者の道に憧れる。
大喧嘩の末に家を出ると帝都の地下迷宮に挑み始める。
■■ 帝国関係者 ■■
●エドウィン・ランキャスター
帝国の皇太子にして実質的指導者。
冒険者に帝都地下迷宮の攻略を奨励する。
●エレア
エドウィンの息子。
●オズワルド1世
アルテニア帝国の皇帝。エドウィンの父。
先代から続く他種族との戦争に終止符を打つも、
代わりに国内で数々の混乱を招く。
その治世は謀略と粛清にまみれ、巷では“狂帝”と囁かれる。
“帝都侵食”の前後で行方不明となる。
●マティルダ
帝国の皇后。オズワルドの妃でありエドウィンの母親。
●セルディック
帝国宰相。オズワルドとエドウィン二代に仕える。
●ベオルン
セルディックの息子で皇太子親衛隊の一員。
マリアンらとは家ぐるみの付き合い。
●レイヴァイン
嘆きの島を治める伯爵だが、その正体は吸血鬼。
かつて魔王に従い勇者に敗れた。
■■ その他 ■■
●ポスルスウェイト
魔物や迷宮の研究者。
冒険者貴族と呼ばれたポスルスウェイト伯爵の子孫。
●ファリエド
エルフ族の王。かつての勇者パーティーの一員。
大陸でも屈指の魔術師。
●エリアル
ファリエドの甥。エルフの魔術師部隊を率いる。
●ゴッツ
ドワーフ族の王。かつての勇者パーティーの一員。
勇猛な戦士だったが今は酷く老衰してしまった。
●ティタン
ゴッツの孫。ドワーフ式機械工学に精通し兵器開発が得意。
●クリフ
帝都をフラフラさすらう老人。
ボロボロの道化服を着て、いつも酔っ払っている変人。
ウィルとは顔なじみの関係でよく雑談などしている。
●メア
ウィルの意識に語りかけてくる謎の少女。
迷宮に精通しているそぶりを見せ、ウィルにも強い興味を持つが。