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ショーン・コネリー似外国人の行動

作者: 高橋さくら

現在、通勤にかなり時間がかかる。電車に乗っている時間がとにかく長い。なので、帰りはわざわざ遠回りし、始発駅から電車に乗り、座って帰るようにしている。


私のように座って帰りたい人は、電車を一本見送り、ホームに列を作って次の電車がくるのを待つ。私のデータだと、5列目までがほぼ確実に座ることが出来、6列目は90%の確率で座ることが出来る。


では、座れないのはどういう場合か?


乗客の中に稀にいる「座れなくてもまぁ、いいや君」が不幸にも前列にいた場合だ。


「まぁ、いいや君(何故か男性に多い)」は迅速に席へと向かわず、のっそりのっそり電車に乗る。目の前の人がこうだとスムーズに席に向かえなくなる。気がつくと席は全部埋まっている。「わざわざ遠回り」が徒労に終わる瞬間である。


先日、会社を出るのが遅くなり、6列目に並ぶ羽目に。他の列も5列目まで人が並んでいる。

ふと前に並んでいる人を見るとなんと外国人だった。(白人男性・50歳代・ショーン・コネリー似)


「うーーん」と思った。果たして彼の祖国では「電車を一本見送って席を確保する」という習慣はあるのだろうか。

もしなかったとしたら彼は「まぁ、いいや君」である可能性が高い。

そんな憶測がちらりと浮かんだが、それ以上にショーン・コネリー似・外国人がどういう行動に出るのかが気になって私はそのまま彼の後ろに並ぶことにした。



電車がすべりこんできて、ドアが開いた。



どうする?ショーン・コネリー!!



私は見た。

ショーン・コネリーが恐ろしく素早い動きで席を確保する様を。

彼が素早く動いてくれたので私も席を確保する事が出来た。



バリバリ、ジャパン・ルールにのっかってるぅぅぅぅーーー!!

いいぞ!!ショーン・コネリー。



……そんなわけで、久々にいいもん(?)を見た私である。(笑)


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