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ストグラ 安城とゆきんこ 旅立ったその日から

作者: 佛 弥白

長々と書きそうだったので、少しずつの思い出を思い出す。感じで書こうと思いますw


彼女が旅立って何ヵ月たっただろうか?


今、俺は遊園地先の桟橋で風に吹かれている

ジャスティスフォーエバーと共に


ゆきんこが旅立った日

最初で最後のデートだったし、あいつが楽しく過ごせたらそれで良いと思った。

まず最初に行った遊園地で一緒に笑って過ごせた

それからウメから連絡をもらって、

待つ間に窓拭きバイトで白市民で出来る仕事も体験させてやれることもできた。

ウメと合流して、謎の魔法によって俺は変なところへ飛ばされて、ムッとしたことをいまでもおぼえている。

なぜか?って

俺たちの初デートだというのに、

ずっと、隣にいるって約束したのにこの様だ

ムッとしないわけがない


海上レストランに戻れば、今度は服を真似たいと言い出した。

本当に次から次へと

でも、嬉しそうに笑うゆきんこに仕方ないか、と内心小さなため息をつく

でも、きっちゃんが買ってくれた服と違う服がいいなと思って

ゆきんこがそう言った時、口許が緩みそうになったことも覚えてるな


だけど、そんな淡い嬉しさはすぐ後にけしとんだな、、、

2人乗りの車に乗るため、ゆきんこがキャリーした時にウメの奴、ゆきんことしやがって!

しかも、ゆきんこも楽しそうにケラケラ笑ってやがるし

それに便乗したウメのキスをした音を聴いて青筋を立てる。



俺だって、好きって言ってからまともなキスはまだ、、、


あ、いや

あのときの事をおもいだす。

急に恥ずかしくなって、口許を隠す様に手で顔を覆う。


サンタ服で車が動かなくなって、病院に運んでもらった

あの記憶を


今、思えば俺が間違ってキャリーして何度かあったな

そう想うとますます恥ずかしくなってきた。


耳まであかくなるのが分かる


なにやってるんだ俺は/////


ブンブンと首を降って落ち着こうとした。

その時、ふとアイツが言っていた言葉を思い出す。

いっつもヘラヘラして他の人ともそうやってるのだ!

とか言ってなかったか?


え、


いや、まさかな


・・・


してないよな


・・・


自分には覚えがないが不安を覚える。


いやいやナイナイ(ヾノ・ω・`)


俺は首を降ってその思考を頭の片隅に追いやった


えーと、なんだったか


そう、服を真似をすると言って服屋に行ったんだった。

その時にまたあの格好を見ることになるとは、、、

好きって言ったあの日にハッキリと言っておけば良かった。


でも、まあ

ウメはいたけど、ゆきんこはいつものゆきんで

俺の事を特別意識していないように思えて、少しの気恥ずかしさですんだ。

ババアはどうでも良いとして、

ゆきんこの姿には、やはり目のやり場に困ると思いつつ茶化しながら、改めて彼女が笑う姿を目に焼き付ける


見たくないウメの体から目を背けて

そうしたら、俺の目に写り混もうとするウメを躱して、服を選び始めた二人を店に残した


雪がふった空の下、仲の良い二人をまつことにしたんだった。

でも、やっぱりさっきのキスが地味に響いてモヤモヤしたな

そう思って、苦笑しながら青空に目をうつす。

晴れ渡った空に気持ち良さそうな雲が流れている


電話が鳴った

相手はヘルアンだった

客船が入ったけど、どうする?


ああ、行くよ

目の前にいるし、このまま直行する


は?ボートは?


今は泳ぎたい気分なんだ

俺はそう言って、電話を切った。


着替えを済ませて桟橋から飛び込んだ


少し深く沈んだ体、目に広がる色は緑とも青とも言いきれない混ざりあった色

太陽の光で、光る海の色はゆきんこの綺麗な髪の色のようでうつくしかった。


その色に包まれると、あいつに見せたいって思うんだ

ゆきんこはこの海のように綺麗だって言ってやりたい

だから、早く良くなれ

そして、早く帰ってこい


そう思いつつ、客船に向かって泳ぎだした



少しでも楽しんで頂けたら幸いです

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