未来「あした」を泳ぐ
わたしたちはいつも過去を見ている
今目に映る天体は
星も太陽も数秒前の姿
いつだって空を見上げれば過去が見える
光になって過去に行けたらいいのに…
宇宙の闇を泳いで
過去の地球に降り立ち
彼が消えないように
未来を変えたい
あの日が遠ざかるほどさみしさが増えてゆく
それが不変の事実だと思い知らされているようで怖くなる
希望が持てる言葉は誰も言わなくなり
思考が闇に浸食されて
夜になる
でも諦めたくない
でも何も変わらない現状
葛藤する感情が負の思考に負けて押し潰されそうになる
ああ
また夜が来た…
繰り返される夜の空に瞬く星は
手を伸ばしても掴めない過去の姿
認めたくない
でも過去に行きたくて夜空を見ているわたしは
無意識に現実を生きている
泣きながら
過去を見詰めて
未来を泳いでいる




