導きの鳥と開放と再生のゾディアック
KENさんからの説明回だよ
「さてまずは君たちに封印のゾディアック12体について説明しておこう」
そう言ってプレイヤー達の目の前に12体のモンスターを表示する
1、アリエス
巨大な羊
プレイヤーに催眠攻撃を仕掛けてくる
分身体アリエスサーバントを召喚する
複数に分かれる
2、タウラス
巨大な雄牛からミノタウロスに変化する
雄牛の時は強烈な突進攻撃
ミノタウロスの時は巨大なバトルアックスで攻撃
バトルアックスに突風と衝撃波の特殊効果あり
3、ジェミニ
双子の悪魔
一人が回復もう一人が攻撃担当
ターンごとに担当を交代する
4、キャンサー
巨大な蟹
堅牢な甲殻で身を守り左右はさみで攻撃
特殊攻撃として毒泡を浴びせる
5、レオ
炎の獅子
出没地点の効果もあり耐熱装備必須
口からの炎とバインド効果のある咆哮が危険
6、バルゴ
サキュバス
キャラの男女を問わない魅了攻撃と吸収攻撃あり
7、ライブラ
天秤を持った巨人
プレイヤーに能力を変化させる攻撃を仕掛けてくる
8、スコーピオン
巨大なさそり
左右のはさみと尾の毒針で攻撃してくる
ベビースコーピオンを大量に召喚する
9、サジタリアス
巨大な人馬
強力な弓矢攻撃
徹底して遠距離戦闘をプレイヤーに強いる
10、カプリコーン
巨大なヤギからヤギ頭の悪魔に変身
ヤギの時は高速戦闘
悪魔の時は魔法攻撃
11、アクエリアス
水瓶を持った魔女
フィールド全域を水に沈める攻撃を仕掛けてくる
12、ピスケス
巨大な魚
アクエリアスと同時に出現する
体当たりと鱗での攻撃、
プレイヤーを水中へ引き込む攻撃あり
「そして私が君たちの安全のため用意したゾディアックそれがこれだ」
Ophiuchus
蛇遣い座の神獣
プレイヤーの回復をする
プレイヤーの帰還を支援する
「これいいんですかあきらかにばれるのでは」
そう言うひなたに
「ははばれても構わんよ奴等だけではこのゲームを維持できないようにしてある私に何かあればこのゲー
ムは強制終了してしまうようにな」
KENは笑いながら説明する
「なあKENさんあんたなら俺たちを帰還させられるのでは?」
尚哉が尋ねると
「私が行った場合リスクがあるのだ」
「リスクって?」
「100%必ず帰還させるとはいえないのだ詳しくはその場になって見なければ解らぬがプレイヤーの内
少なくない人数が帰還に失敗して意識不明になってしまうのだ」
「なるほどまだ賭けに出る必要はないと」
「そうだそれよりも条件をクリアしてプロテクトの解除を目指したほうが現実的かつ理想的だろう」
「解ったそれでもうひとつの条件の原罪の塔ってなんなんだ」
「ふむ次はそれだな原罪の塔はフィールド中央に設置されている高層型ダンジョンで最高レベルのモンス
ターが配置されている文字どうりの最終ダンジョンだ」
「最終ダンジョンならもしかして」
「ひなたの推測どうりゾディアックの廉価版のようなモンスターも出現する」
頭を抱えるひなたを勇気付けるように
KENは「しかしこれにはただしがつく」
ひなたを含めプレイヤーたちが固まる
「KENさんもしかして」
「お前が戦闘フィールドにいた場合レベルおよびステータスが最低になるように設定してある」
ひなたには声だけしか知らないKENが粛々と作業を進めながら運営に対して舌を出していたかに見えた
「本当に大丈夫なのかKENそんなことして」
尚哉が心配して尋ねるが
「ノープロブレム問題ない奴等にはひなたのバフでとんでも火力が出たようにしか見えないから忘れてな
いかアドミラルのバフは乗数掛けの多重オーケイだよそれがなくても雑魚じゃ木っ端微塵だよ」
その言葉にプレイヤーたちはああそうだったと思い出す
次回攻略開始