ディフェンスオブファーストタウン2
クエストスタ-トそして
クエストの開示から開始までクラスごとにグループを作ってもらいそしてそれをパーティー単位に組み上
げるひなたは周りから驚かれるほど的確に指示を飛ばし準備を完了させる
そして全員が息を呑む中
町の鐘が鳴り響きクエストが開始される
プレイヤーの前に表示される
クエストスタート
の文字にプレイヤーたちが走り出す
「それでは先攻部隊の皆さん私の能力で発見した敵の位置を表示し案内しますので敵を集結させる間を与
えることなく各個撃破願いますあらかじめ言っておきますが今の敵は雑魚ですいてもゴブリンパーティー
程度だと思われますのでオーバーキル狙いではなく通常攻撃での撃破を心がけてください」
ひなたの声が各パーティーに伝達される
「ふふ解ってますぜアドミラル胸糞悪いのは全員一緒なんです雑魚で汚い花火を作る奴はいませんよ」
その軽口でプレイヤーたちは笑い出す
次の瞬間、目の前にひなたの指摘どうりゴブリンのパーティーが現れるのだが文字どうり一撃必殺で倒していく
「ははおもしれーあの娘ちゃんの言ったとうりじゃねえかてことは」
散開したプレイヤーパーティーを包むように次の敵が配置されていく
だが
「馬鹿だねー包囲されるって最初っから知っててのんびり敵のポップを待つ馬鹿がいるかっての」
そう言って壁役が敵を包囲して一点に集めると
「ふふ壁役お疲れ魔法職でかいので一気に潰すぞ」
リーダーの指示で集められた敵を一掃するこれを20分ばかり繰り返したころ
「きたきた陣形を組んだ王様の軍勢本隊、アドミラルひなたキングユニット指揮の本隊こちらでも確認した」
「了解ですキングユニットがゴブリン・オークタイプの場合逃走を図る場合がありますのでキングユニッ
トは包囲して一気に討伐してください」
「前方部隊了解」
「後方部隊了解」
「外壁の守備隊は森からの直接攻撃に注意してください」
「外壁部隊了解」
「ひなたの予測どうりだね」
感心したように言うゆかに
「今までのは定石どうりだったからね」
そう言いながら目の前の索敵モニターを注視する
そのころ本隊に接敵した前方部隊リーダーは
「さあお前ら奴らを汚い花火に変えてやれ」
魔法職の一斉砲火を合図に敵に襲い掛かる戦士職の面々先ほどの鬱憤を晴らすかのように次々と敵を討っていく
あわてて後退を始めるゴブリンキングに
「いまだ後方部隊押し包め」
リ-ダーの指示で後方から別動隊が突撃すると
「町の東西にポップ町への直接攻撃部隊とおもわれる」
「予測どうりですあせらず外壁の守備隊は接近した個体から倒してください」
「了解このままだと功績泥棒かと思ったが野郎共気合を入れろどいつもこいつも蜂の巣にしてやれ」
「オーケイ」
薄暗い部屋の中でほくそ笑むCFと仲間たち
「はは餌に食いついて被害0でクリアしようとしてやがる馬鹿な奴等だ」
「いいんじゃねそのほうがあいつらの絶望が深くてギルマス」
「そうだよゲームマスターのプレイキャラを引退させた愚か者に与える罰なんだから」
「それもそうかクリアした後で悔やむがいいお前らがこっちに戻れるかは俺たちの気分次第なんだから」
そう言ってCFは暗い笑みを浮かべながらクエストの進行状況を見つめている
包囲した敵勢も町への直接攻撃部隊もどちらもあとわずかになりそして
「よし町への直接攻撃部隊は倒し終えたぜ」
「ふふ解ったさああとはこっちのキングだけだお残しは許さんぞ」
そうリーダーが軽口を言うと
「はーい好き嫌いしません」
そう言ってメンバーが返す、そして数分後ほかのゲームよりしぶとかったゴブリンキングだったがプレイ
ヤーの一斉攻撃により倒れ消滅する
その瞬間プレイヤーたち目の前にコングラッチレーションクエストクリアの文字と祝福のメロディーが流
れる
そして空にCFの姿が投影される
「いやーお見事運営からの挑戦状はプレイヤー皆さんの勝利です、特にアドミラルひなたこの少ない時間
の間にプレイヤーをまとめたこと感服しますですが完璧すぎて気に入りませんね」
ひなたはやはり来るかと顔をこわばらせる
「なのであなた方には大好きなゲームの世界で暮らしていただきましょう死ぬまでね」
そう言って手を上げる
「今全プレイヤーからログアウト機能を剥奪いたしました、とはいえこれはゲームですクリアできない
ゲームはくそですので帰還手段は用意してあります」
そう言ってCFは画面に12体モンスターを表示する
「そこから戻りたければ封印のゾディアック12体を倒し原罪の塔の最上階まで到達しろ」
CFは冷たい笑みを浮かべそう宣言する
「アドミラルひなた君が悪いのだよ私の作った紅の月を身の程知らずにも潰したのだからね」
「やはり貴方達でしたか」
そうひなたが言うと
プレイヤーの一人からひなたに
「てめえのせいでなんで俺たちまで帰れなくならなきゃいけねえんだよ」
そう言う非難の声が上がる
苦しそうに顔をゆがめるひなたのそばにゆかともう一人
「男の癖に情けねえこと抜かしてんじゃねえ」
そう言って怒鳴るお兄ちゃんこと尚哉重騎士の盾を地面に打ち付けると
「女の子に噛み付いて情けないとおもわねえのか」
「でもそいつのせいでログアウトできなくなったんだぜ」
「それに紅の月ってギルドはPKギルドだったんだぞ」
それを聞いたひなたに噛み付いたプレイヤーは青くなる
VRMMOゲームの世界でPKつまり擬似的な殺人を楽しんでいた連中ということである
「正気なのかあいつら」
そう言って黙り込む
「紅の月はゲームマスターである私が作ったギルド、ゲームの中でどう振舞おうと私の自由なのにあなた
は私の楽しみを邪魔したこれは罰なのです」
そう言って笑い出すCFと同時に笑い出すひなた
「なにがおかしいんですかひなた」
CFが怒りに顔をゆがませながら尋ねると
「馬鹿じゃないのあなたそんな子供じみた理由でこんなことを仲間と企てたというのですか」
ひなたは怒りに顔を歪めるとCFを睨み付け
「あなたたちこそ首を洗って待っていなさい私たちが帰還する日それがあなたたちが破滅する日です」
逆に宣言する
「面白い絶望するときが楽しみだ」
最後にそう言ってCFは消える
「ひなた宣戦布告とは気に入ったぞ」
笑みを浮かべる尚哉
「大胆だねえひなたちゃん」
感心したようにゆかが
「ふふたいした女の子だなひなたは」
そう言って羽音を響かせながらKENが操る鳥が降り立つ
「KENさん」
「すまないひなたそしてプレイや-の諸君、私たちの力不足でこのような事態になってしまったことを謝
罪させてくれ」
「ちょKENさんあいつらにばれてしまうのでは?」
そう言ってあわてるひなたに
「はは心配ご無用あいつらには偽の映像を見せているこの状態でこちらに気がつくやつなら私に監視をつ
けるよ」
そう言ってわらう
デスゲーム?がはじまります
次回導きの鳥と開放と再生のゾディアック