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初めての大規模戦闘クエストディフェンスオブファーストタウン1

さてクエストの勝利条件は?

日曜の朝6時クエスト開示の時間


時間前からログインしたプレイヤーたちが待ち構えている中クエスト一覧にディフェンスオブファースト


タウンの文字が表示されると先を争うようにプレイヤーたちは内容を確認する


そして一様に舌打ちをするとフレンド登録をしていく


ディフェンスオブファーストタウン


種別大規模戦闘クエスト


勝利条件


1.モンスター側の40%のまでの戦力損耗させての時間経過


2.モンスター側の70%のまでの戦力損耗させての撤退


3.モンスター側キングユニットの撃破


なお町の損壊でプレイヤー側に不利益が生じることはありません


敗北条件


アドミラルクラス所持者の敗北


勝利条件を確認したプレイヤーたちから続々とフレンド登録済みの案内が届く


確認を終えたひなたは笑みを浮かべると


「そうですか私に全力を出させたいのですか思い知らせてあげましょう」


ゆかはため息をはくと


「あーあひなたのあれがでちゃった運営の方ごめんなさい」


そう言って隣にいた大学生だというそのプレイヤーに頭を下げると


「すみませんがよろしくおねがいします」


「ああわかったがその前に聞きたいひなたのクラスについてなんだが本当なのかあのスペック」


「ひなたちゃんが受けたクラスチュートリアルによれば全力指揮を行った場合乗数計算でブーストされる


ことが確認できたそうです」


口笛を鳴らすと


「敗北はひなたが居ればなしあとはどの条件でクリアするかだが」


「ひなたちゃんのことだから100%3でしょうね」


「だなそれじゃお兄さんもがんばるかな前のときの謝罪も受けてくれたし」


「待ってくださいそれじゃお兄さんはひなたが・・・」


「メイデンだったってことなら知ってるぜそれだけじゃなく正確にはその前からの付き合いだからな戦略


系MMOで一緒のギルドだったなのでこいつの戦略センスについては疑ってすらいない」


「ひなたがVRMMOから引退したのって・・・」


「めんどくせいはっきり言っちまおうゆかちゃんが考えているとうりひなたが引退するきっかけを作った


のはあのゲームに誘った俺だろうひなたを一人にしちまったからなメイデンなんていかつい二つ名を持っ


たからって俺たちが普通に接していればひなたは引退なんて選択しなかっただろうしな」


「なら今になってなぜ?」


「自己満足さだがそれだけじゃないこのゲームなんだがきな臭い噂があってな、今回のクエスト完了後に


更新されるって発表がでてるんだがその更新内容で開示されてる内容が少なすぎるんだ」


「それってまさかその更新でなにかするつもりだとか?」


「ああそれと運営にメイデン事件のときのレッドプレイヤーたちが混ざっているらしい奴等が改心してい


なかったとしたら」


「ひなたちゃんがあぶないと」


「直接手を出すとも思えんが注意は必要だろう」


「わかりましたひなたちゃんにも伝えておきます」


ゆかが伝えようと近づくと


「聞こえていたから大丈夫よゆか」


「え、聞こえてたのひなたちゃん」


「だってわざわざ気にしていないのに謝りに来てくれたお兄ちゃんとゆかが話していればね」


「はは気になったとでも、気をつけたほうがいいね運営のこと」


「そうね私からフレンドを奪ったあいつらがこのゲームの運営に居るんだとしたらその目的が最悪を想定


しておくべきでしょうね」


「最悪ってまさか」


「ええこのゲームが、デスゲーム化することよ」


「都市伝説じゃないのデスゲームって」


「確認されていないってだけで技術的には可能なのよ」


「それじゃあ」


「やつらが改心していなければこの世界に監禁するでしょうね」


「君の懸念は正しい」


そういう声とともに一羽の鳥がひなたの肩に降り立つ


「驚かせてすまないが時間も無いしやつらの目を誤魔化しているのも大変なので手短に説明させてもらお


う私はプログラマーのKENという者だ、君の最悪想定どうりやつらは君への意趣返しのためにこのゲーム


を用意したといっても過言ではないゆえに今回のクエストでやつらの裏設定被害0をクリアするとこの世


界からのログアウトはできなくなってしまう」


「やはりそうですか」


「だからと言って被害0でのクリアをやめる君ではなかろう」


「そうですね」


「そこでアドミラルの能力スキルにこちらも裏設定を加えておいた、存分にやりたまえ奴はこう言うだろ


う「「そこから戻りたければ封印のゾディアック12体を倒し原罪の塔の最上階まで到達しろ」」とね身


の程を教えてやりたまえ君には何度かかってきても敗北させられるのだと僕も奴らの所業を見過ごすつも


りも無いログアウト復活ならびに奴らの設定の解除に当たるがいかんせん時間が無い、だから君達に協力


するので時間を稼いでもらいたい連中を警察へ突き出せる証拠を揃えるまでな」


「なぜ運営の側のあなたが?」


「疑っているのかねならば隠す必要も無いから教えよう一つは私は奴らに金で雇われた外部のプログラ


マーだが自分の仕事に誇りと矜持がある他人を不幸にするゲームなど存在してはならんのだ二つは奴らが


気に入らん君に一泡吹かせたいなら同じゲームの中でやりたまえ三つはこれが最大の理由かもしれんな奴


らに引退させられた君のフレンドプレイヤー桃花は私の妹なのだ、ありがとう君のおかげで妹は生きる希


望を取り戻したそして奴らのせいで妹はあのゲームから引退してしばらくふさぎこんだよだからこちらに


も遺恨があるだから君に協力する、後妹から伝言があるまたいつかどこかのゲームでフレンドになってく


ださいだとさ」


ひなたの目から涙がこぼれる


「ありがとうございますKENさん桃花ちゃんには必ず戻るからまたフレンドにこちらこそなってください


と伝えてもらえますか」


「ああまかせろ」


そう答えるとひなたの肩から飛び立つと空へ消えていく


「これで確証は得られましたし桃花ちゃんに約束した以上敗北は許されません彼らに教えて差し上げま


しょう誰に喧嘩を売ったのかを」

次回はクエスト本編です

次回ディフェンスオブファーストタウン2

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