表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

始まりは突然に・・・・・

主人公がクラスファンタジアの世界にダイブします

ある日の昼下がり自宅でまどろんでいた女子高生猫寺ひなたのスマホが鳴きだす


面倒くさげにメール確認すると


大変だよ


ひなた大変だよ例の抽選当たったよ


だから約束どうり一個はひなたの分だよ


これから届けに行くから出かけないでね


後母さんから夕ご飯にどうぞってとり照りと


ひなたの好きな特製ポテトサラダも持って行くから


楽しみにしてて


BYゆか


内容を読んだひなたの顔に笑みが浮かぶ


友人ゆかの母親の作るポテトサラダは素朴で無駄にこってはいないのだが


おどろくほどにおいしいのである


これを笑った食堂の息子がゆかの家特製ポテトサラダを食べおいしさに撃沈させられたほどであった


両親を事故で失ったひなたが保険金と賠償金で一人暮らしをしながらも


栄養バランスの整った食事を取れるのもひとえに幼馴染でご近所さんのゆかの家の協力があったからであ


ろう


うきうきしながら部屋で待っていると


「ひなた来たよ入っていいかな」


ゆかが声をかけながらひなたの部屋をノックする


「ゆか開いてるから入ってきなよ」


ひなたが声をかけると


ゆかは部屋に入ってくるそして部屋の中を見回してため息を吐くと


「何でひなたの部屋はきれいなの?」


「へ、どうしたのとつぜん」


「だってさひなたとは幼稚園のころからの付き合いだけど部屋が汚かった日は一度もないじゃん、いつも


整理されててきれいなのに私の部屋は人に言えないレベルなのよね」


「うちは母さんがきれい好きだったし私もきれいなほうが落ち着くから基本汚さない方向で考えてるから


ね」


「でも一人暮らしできれいなのを維持しているのはすごいよやっぱりひなたは」


「ほめても何も出ないわよゆかそれよりも・・・・・・」


「ああ母さんのポテトサラダねはいはいひなたって母さんのこれほんとに好きよね」


「だっておいしいんだからゆかもよそのと食べ比べてみればわかるよ自分が恵まれているって」


「はは確かに母さんのを食べた翌日はサラダサンドにてが伸びないわね」


「ほらやっぱり」


「でもうちの母さんがやってるのは普通のやり方のポテトサラダだよジャガイモを御鍋で茹でる」


「でも味がおいしいのはゆかのお母さんのなんだからお嫁に行く前に教えてもらって行きなさいよ」


「ううひなたが年上に見える」


いつものやり取りをしながらゆかの母親からの心づくしに舌鼓を打つ


ゆかはひなたが笑みを浮かべながら食べている間に二人分のVRセットを準備する


「ごちそうさまでした」


ひなたが手を合わせると


「ひなたセット終わったよあとは個人設定だから水につけたらこっちに来て」


バッテリーのチャージが終わったのでゆかはひなたをマットレスを並べた部屋の中からひなたを呼ぶ


「うんわかったいまいくからそこで待ってて」


料理が入れられていた容器類を水に浸すと


ゆかの待つ部屋に行くとゆかはマットレスの上で自分の分のVRセットを手に持って待っていた


「先にダイブしてても良かったのに」


「いえいえ家主より先にダイブなんてできませんて」


「そんなこと言うならやめようか?」


「ごめんなさい実際は一人でダイブして最初のところでつかえるのがいやだったの」


「もうしょうがないなじゃ一緒にダイブするよ」


そう言って二人はVRセットを装着するとマットレスに身を横たえる


そして二人の意識はゲーム世界へダイブして行った


「ここはいったい?」


ひなたが普段とは違う初期設定の部屋の姿に首をかしげていると


「へーークラスファンタジアって初期設定から違うって噂本とだったんだ」


ゆかがひなたの脇に現れて感心する


「ゆか噂ってなに?」


「えとねこのクラスファンタジアは世界観を守るため初期設定の部屋ってのが別にあってそこで設定を組


んでからゲーム本体に移るんだって噂があったんだ」


「え、それじゃこの部屋って初期設定のためだけの部屋なの」


「うんまあゲームの肝であるクラス自体は最上級クラスひとつを除いて本体でもできるらしいけどスタイ


ル調整とかはここでしかできないらしいよ」


「無駄に手が込んでるはね」


「うんでも本体に行った人たちからの書き込みだと切り離して正解だって意見が大半なんだ」


「そうなんだじゃあそれだけ運営の人たちはこだわりたかったってことなんだ」


「規約のせいで詳しくは教えてもらえなかったけど今迄分けられていなかったことのほうが疑問なんだっ


て」


「ふうんさてとそれでは行きますか」


ひなたが部屋の中央に置かれたクリスタルを指差すと


「そだね私はいつものかっこいい女戦士を目指すけどひなたはどうする?」


ゆかの質問にひなたはいつもの自分のスタイルである歩く災厄の女魔術師レッドプレイヤーのみか弓


レンジャーを思い浮かべるが首を傾げるなぜかは解らないけど今回はほかのスタイルにしたくなった


「今回は普段と別にしてみようかな」


「いいんじゃないゲームなんだしクラスはいくらでも変更できるから楽しもうよ」


ゆかはひなたの考えを肯定すると中央のクリスタルに手をかざす


「こいこいかっこよかったヴァルキリーかせめて戦士系お願い」


するとクリスタルが輝くとゆかが望んでいたヴァルキリーが表示される


「やったー」


「へえ確かにいいわね文字どうりかっこいい女騎士だ」


「へ、女戦士じゃないのこのクラス」


「何言ってるのよヴァルキリーって言ったら女性専用の言うなればパラディンよ」


「え、パラディンなのしかも女性専用の」


「そうだと思うわよゆか以前のゲームで騎士でがんばってたのにパラディンの昇格クエストが男性のみで


泣いてたじゃない今回かなえたら」


「うんそうするありがとひなた」


「どういたしまして」


ゆかが決定してわきにどくとひなたもクリスタルに手をかざす


「私は何が来るかな?」


わくわくしながら待つひなたの目の前でクリスタルが虹色に輝くと


「コングラッチレーションおめでとうSSSクラスの大当たりだ」


そういう声とともに大人の男性が一人その場に現れる


完全に固まってしまったひなたをゆかがあわてて揺するとひなたは


「ありがとゆかそれであなたは一体?」


男は笑みを浮かべると


「俺はこのゲームの総責任者で通称CFでとおってるさて今回は君を祝福にやってきたわけだ」


「祝福ってもしかしてさっきのSSSクラス」


「そうこのクラスは最初の天文学的確率のガチャで入手しなければ入手できないクラスだまさにスペシャ


ルのクラスなのだよ何でプログラマーに頼み込んで当てた人間が出たら私自ら祝福に行かせてもらえるよ


うに設定してもらったんだ副賞を渡すついでにね」


「副賞ですか?」


「ああそうだゲーム本体についたらアイテムボックスとステータスを確認してごらん中には仲間たちから


のお祝いを詰めて置くのででは私たちの創った世界を大いに楽しんでくれたまえ」


CFはそういうと霞のごとく消えていった


残された二人はしばし呆然としていたが


再起動すると


「それじゃクラスを確認しましょうか」


そういうひなたにゆかは


「ひなたあの人が言った条件を満たすクラスはひとつしかないよ」


「それってまさか・・・・・・」


「うん変更不可の最上級クラスアドミラル」


「アドミラル、日本語だと元帥って意味よそれ」


「うん運営が公開しているなかで一番の異色で一番のキャラクター難易度に設定されている」


「初期でそれってあきらかに殺しに来てるはね」


「そうなるキャラクターの性能を確認させる気あるのか疑問」


ひなたは笑みを浮かべるがゆかはまずいと思った


なぜならばそれは以前のゲームにおいてレッドプレイヤー全員を一人で根絶やしにしカラミティーメイデ


ンの二つ名を頂戴してしまったときの笑みであった頭を抱えるゆかと危険な笑みを浮かべたままのひなた


はゲーム本体へ移動していった


???薄暗い部屋の中でVRセットを着けていたさっきの男が起き上がる


「ふふ役者はすべてそろったでははじめよう命を賭けたゲームを」


男は笑みを浮かべ終いには笑い出す


おなじへやのなかにはほかにも何人かいたが彼らはピクリとも動かなかった


そのころゲーム本体についたひなたとゆかは圧倒的に徹底的に作りこまれたクラスファンタジアの世界に


驚いていた


「すごいきれいすごい質感なにこれ」


ひっきりなしに声を上げるゆかと


ため息しか出ないひなたは最初の町のポータルに登録をすませると辺りを見て回る


警戒していたひなたもアイテムボックスの中に入れられていた専用のマニュアルを熟読してからは安心し


たのか辺りの美しさに目を奪われていた時間によって移り変わる町並みと人々それらが初心者プレイヤー


であるひなたとゆかを優しく導いてくれた


二人は時間を忘れ設定された時間告知が流れるまで楽しんでいたのだった


そして現実世界に戻った二人はため息をつくと


「すごかったねゆか」


「うんすごかったひなた」


二人は思わず幼い時のように抱き合ってしまった


冷静になって赤くなってあわてて離れる二人だったが


やはりゲームの話になると


「高校生までの制限時間がくやしい」


そういうゆかと


「私はまだクエストの説明中だったから次回また最初から聞きなおさないと」


そういうひなた


翌日


昨日の失敗を踏まえて制限時間に余裕を持ってダイブする二人


そしてそれぞれのチュートリアルが終わりポータルに集合する


「ヴァルキリーってすごいマスターまで行けばサーバントナイツと一緒に騎乗状態でチャージができる」


笑みを浮かべながら話すゆかと対照的に


「アドミラルはさすがにSSSクラスだわソロでも本職顔負けの性能だけど本番は味方を指揮するとMP消費


無しで味方全員にブーストをかけられるしかも倍数ではなく乗数でねこれってすごすぎるわよ知らない人


間からチートって言われかねないわ」


そう言ってあきれたように頭を抱える


そんな二人を含めたプレイヤー全員に運営からメールが届く


すべてのクラスが登録を済ませました


こんにちは運営のCFです


開示したすべてのクラスにおいてプレイヤー登録が行われました


これを記念して運営からの挑戦状をお送りします


明日日曜朝六時よりクエストの開示を行い午後一時より初の大規模戦闘クエスト


デイフェンスオブファーストタウンを開始いたします


このクエストは全クラス全プレイヤーが協力しなければ達成できない


ものです


もしご都合の悪い方は開始前までに運営まで連絡をお願いいたします


その場合そのプレイヤーの分を引いた形で行いますので忘れずに連絡をお願いいたします


「さっそくきたわね」


「ひなたちゃんこれってやっぱり」


メールを確認したゆかがうっすら青くなりながら聞くと


「ええ私にアドミラルの力を使わせるつもりね」


ひなたはうなずくとにやりと笑う


「あっちがそのつもりならやってやろうじゃないでも運営の描く勝利になんて従ってあげない」


「それってまさか・・・・・・」


「あっちの描く勝利が気に入らないものなら100%私が仕切ってでも完全勝利を目指すわよ」


その日の午後ポータルを使いひなたは登録されているゆかを除く全プレイヤーに一斉にメールを送った


こちらアドミラルひなた


こちらはアドミラルひなたです


プレイヤーの皆さんに協力を要請いたします


当方は運営の描く勝利が犠牲を伴うものであった場合


危険ではありますが完全勝利を目指す所存です


そこで皆さんの協力を求める次第です


明日のクエスト開示後でかまいませんのでご協力いただける方はフレンド登録をお願いいたします


いただけない方はそのまま削除していただいてかまいません


BYアドミラルひなた


その日の夜の掲示板


ここはクラスファンタジアの板である


100:名無し


アドミラルからの協力要請のメールを見たか?


101:名無し


アドミラルひなたってやつだろ見た


102:名無し


俺も見た


103:名無し


本物なのか?


104:名無し


>>103確認してきたが本物だったぞしかもおそらくだが中の人は


カラミティーメイデンだぞ


105:名無し


>>104カラミティーメイデンって誰?


106:名無し


>>105お前本当に知らんのか、あの人を?


107:名無し


>>106知らん


108:名無し


>>107なら教えてやるカラミティーメイデンはあるVRゲームに現れたプレイヤーの通称でプレイヤー


名はひなただったそうだ


109:名無し


>>108すまんが簡単で頼む


110:名無し


>>109簡単にかいいぞ運営さえ手が出せなくなってしまったレッドプレイヤーのギルドをたった一人


で潰して回って警告を無視した全員を引退させたんだ


111:名無し


>>110え、嘘だろギルドの規模がちいさかったのか?


112:名無し


>>111拠点10に最盛期の構成員が200を越えていたのが小さいってお前の中で言うのならな


113:名無し


>>112小さくないなそれ明らかに大規模ギルドだろそれを一人で潰して回ったなんてどういうレベルだ


114:名無し


>>113そのVRゲームでそれぞれの最上位クラスにはギルド戦におけるギルド拠点攻撃特性がありメイ


デンは魔術師のマスタークラスしかも全属性のな


115:名無し


>>114それって可能だったのかチートとかじゃなしに


116:名無し


>>115手間さえ惜しまなければ可能だった


馬鹿な奴等だよメイデンのフレンドに手を出し引退させて彼女の逆鱗に触れた


117:名無し


>>115マスタークラスのプレイヤーの攻撃なんて天災レベルだよ


しかも魔術師だぞ協力を要請しに行ったプレイヤーに対して彼女は一言私が一人で潰す


有言実行最初に狩られたのは熱砂の国の拠点だった火に対して高い防御のある拠点を彼女は灰に変えプレ


イヤーを死に戻りさせた


そして一日一拠点のペースでひとつまたひとつと魔法をかえて防御をあざ笑うかのように落としていった


そして最後の拠点で奴等は拠点を魔法の効果範囲から外し拠点に接近させない策に出たが改造した場合に


限ってその場所そのものを攻撃できたそれを使い拠点のその物ではなく拠点が設置された大地を攻撃して


そのすべてを奈落に沈めた死に戻った連中は足早にログアウトし配信終了までして戻ってはこなかった


ゆえに俺たちは呼んだ彼女をアンタッチャブルカラミティーメイデンとな感謝しながらも孤独にさせてし


まい彼女をも引退させてしまったんだ


118:名無し


>>117あれは俺たちが背負うべき十字架だお前だけではない


119:名無し


>>118そう言ってくれるのはうれしいのだが俺はあのゲームで彼女の最初のフレンドだったんだ


そして恐怖にかられリストからはずしたのもおれが最初だった俺の罪は重いよだから俺は受けるよ


他は自分で決めてくれ


ひとつだけ言わせてもらえるならば彼女が参加し指揮したギルド戦は100%勝利したよ

次回は初めての大規模戦闘クエストが始まります

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ