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グリムアルム  作者: 赤井家鴨
第一幕
21/114

005<兄と妹> ― Ⅱ




「んー、終わった、終わった! 本日のお勤め、終了でありますっ!」

 ガヤガヤと帰り支度をする教室の中で智菊が疲れを吹き飛ばすように大声を出す。

その声に数人のクラスメイトが楽しそうに笑い、彼女に挨拶をして帰って行った。智菊も手を振り彼らを見送ると、すぐさま後ろに座る桐子に向かって声をかける。

「桐子はん、桐子はん! 今日は図書館に行くの?」

カバンに教科書をしまう桐子の顔は爽やかで、無事にレポートを提出することが出来たとうかがえられる。

「うん。ちょっとマリアと話す用があって……」

智菊は散々桐子からマリアの可愛らしさを聞かされていたので、彼女は頬杖をつき、見たこともない少女の微笑みを思い浮かべながらニヤニヤと顔を歪ませた。

「マリアちゃんかぁ……。やっぱりウィルヘルムくんに似てるの?」

「似てる似てる。特に目元が一緒! 青目のたれ目。だけどマリアは金髪なんだー……」

異国の憧れ、金髪碧眼。たとえ自分に似合わずとも夢見てしまうその美しさに二人は惚れ惚れと頬を染める。帰り支度を終えて廊下を歩くと、すれ違う同級生のブロンドヘアーにうっとりと見惚れてため息をついた。

「あ、でもお兄さんのウィルヘルムくんが黒髪なら、マリアちゃんの金髪も今だけかぁ」

歳をとるにつれて金髪が茶髪、あるいは黒髪になるというのはよく聞く話しだ。

「それはそれで勿体無いけど、マリアは案外喜ぶかも。ウィルとお揃いだー! って」

「いやぁ~その頃には、お兄ちゃん大嫌い! あっち行って! ってなってるかもよ?」

 それはまさに今日の結果次第で決まってしまう未来なのかもしれない。

兄妹の命運を任されたのではと思った桐子は、自分の責任の重さに、たらりと冷汗をかくのであった。


 学校を出た二人は学生街と旧市街を繋ぐ橋の前まで一緒に下校することにした。

智菊もこの後、寮に戻って日本の学校に活動報告のメールを送らなくてはいけないと言う。明日提出しなくてはいけない課題も積まれているので、学生という職業もなかなか大変なものである。

もちろん道中はお堅い勉学の話だけでなく、今度の休みにフェルベルト兄妹を誘って少し遠出をしようと計画したり、この町で一番美味しいお菓子を見つけてくるという勝負の途中結果を確認し合ったりと、年相応な楽しみを味わっていた。


 川沿いの道を歩いていると大きな橋が見えてきた。橋の入口に飾ってある馬のオブジェが二人のゴールだ。しかしこの日はオブジェの前に思いもよらない先客がいた。と言っても、相手側も別に桐子を待っていたわけではないようだが……。


 オブジェの台座に腰を掛け、ボーッと空を眺めながらクセ毛を揺らす一人の美少年。彼を見つけた桐子はつい驚きの声で「クラウン?!」と彼の名前を呼んでしまう。

 その声に驚いたのは彼。いや、彼女も同じ。使い古した男物の制服を着ているせいで男性と間違えてしまったが、彼女はれっきとした女性だ。それは桐子が一番よく知っている。

 クラウンも飛び跳ねるようにして桐子の方に顔を向けると、「え? 桐子?!」と同じように驚きの声を上げて彼女の元へと駆けて来た。

 前回の一週間ぶりとは違い一ヶ月ぶりの再会。しかも特に待ち合わせもせずに会ったものだから、クラウンの喜びようは異常なほどであった。「凄いや、偶然!」と嬉しそうに、スキップしそうな足取りで近づいてくる。前に会った時の緊張感はどこへやら。しかし、

「おや、おやおや。ドゥー(あなた)はいつぞやの」

と視界の隅に追いやられていた智菊がクラウンの前に出てくると、彼女の笑顔は一瞬にして鋭く険しいものとなる。そして彼女から逃れるように、桐子の背後に隠れてしまった。

「桐子。コイツは?」

「智菊だよ。私の友達」

「チアキ……」

 クラウンは警戒したまま桐子の背後から顔をのぞかせる。どうやら彼女は極度の人見知りのようだ。しかしそんな事、知ったこっちゃない。

「久保田 智菊、デッス! シクヨロ~。グミちゃん食べる?」

 交友の証にと智菊がカバンから取り出したのは、見るからにマズそうな真っ黒いグミ。そのグミは例えるならば、タイヤをミニチュアサイズにしたような形をしており、味を知っている桐子は引きつった顔をして、タイヤグミと智菊の笑顔を交互に見た。

 クラウンは桐子の反応に気付いていないのか、素早く智菊の手から袋ごとグミを取り上げると、味の感想も言わずにムシャムシャとタイヤグミを食べ始めた。

「おぉ! やっぱり地元のお菓子で育った子には通用しないか。ほ~ら、たんとお食べぇ~」

「ク……クラウン。それ、美味しい?」

「うん。桐子も食べるか?」

 ズイッと菓子袋を桐子の顔に向けて進めるクラウン。しかし桐子はその善良な気遣いに対し思いっきり首を横に振った。よほど彼女の口には合わなかったのだろう。クラウンは少し寂しそうにしながらすべてのグミを平らげた。


「そういえばクラウンはここで何をしていたの?」

指先をなめるクラウンに聞く。

「オイラ? オイラは先生を……」

っと突如、クラウンの動きがピタリと止まった。先まで何事も無かった彼女の両目がみるみるうちに見開くと、慌てたようにパタパタと手を振り出した。

「ちょ……ちょっと待ってろ!!」

桐子を制止させたクラウンは、橋のはす向かいにある、とあるお店の中へと駆けこんだ。

 何事かと顔を見合わせる桐子と智菊。桐子の方はまたまた<童話>が奇襲してきたのかと焦ったが、彼女が入ったお店はお花屋さん。どうやら<童話>の類では無いようだ。

 しばらくすると小さな花束を持ったクラウンが勢いよく戻ってきて、その花束を桐子に向けて差し出した。

「桐子! 一ヶ月過ぎちゃったけど、お誕生日おめでとう!!」

突拍子もなく渡されたプレゼントに「えっ!」と二人は驚いた。

「え? うっそ、何で今?」

クラウンの奇行には毎度驚かされるが、これはなかなか理解に苦しむ。あの智菊さえも不思議そうな顔をしている。

「オイラ、どうしても桐子の誕生日を祝いたかったんだ。日本じゃあ誕生日の人が周りに祝ってもらうんだろ? そんでもって、友達からプレゼントをもらうって日本の本に書いてあった!

 この間会った時も、次の日にはプレゼントあげたかったんだけど、先生が急に別の町に行くって言いだして、渡したくても渡せなかったんだ。………………花は嫌いだったか?」

 気まずそうな顔をして桐子の顔色をうかがうクラウンに、桐子の瞳がウルウルと潤みだした。

「そんな事ないよ! お花大好き! ありがとう!!」

「本当か? よかったー……」

「うんうん、クラウンの祝いたい気持ちがあれば、どんなプレゼントだって嬉しいよ」

 桐子はクラウンの手から小さな花束を受け取ると、嬉しそうに顔をうずめた。

「うわぉーお。ちょっと情熱的すぎじゃない?」

 友人同士になったにしろ、まだ三、四回ほどしか会った事のない者同士。しかも一か月も前に終わった誕生日を今、祝うだなんて。智菊が少々心配しているような事を耳打ちしたが、殺される思いをするよりかは何万倍もマシだ。喜ぶ桐子にクラウンも得意気な顔をしていた。

「本当にありがとう。ずっと大事にするね」

「ずっとは無理だよ。枯れちまう」

可笑しそうにケタケタ笑い、クラウンは花束をちょんっと軽く突っついた。

「うむ、確かに……それじゃあ、しばらく楽しんだ後にドライフラワーとかポプリに加工してもいいかな?」

「よくわかんないけど、いいよ」

 めでたく承諾を受け取った桐子はもう一度、愛でるようにじっくり花束を眺めると、ふふっ! と嬉しそうに小さく笑った。


「それじゃあ私も忘れる前に」

 そう言った桐子は鞄のポケットからある物を取り出した。そしてクラウンの手を取り、無理矢理彼女に握らせる。

「私もね、この間のチーズのお礼をずっと考えてたんだ……」

「別にいいよ! オイラが好き好んで桐子にあげた物だから」「よくないの! 私、クラウンが私の為に買って来てくれたお土産、すっごく嬉しかったんだよ。だから私からもお礼のプレゼント! 受け取って……」

 クラウンの拳にそえた桐子の片手がゆっくりと離れると、封が切れた様に彼女の拳は開かれる。そこにはいつぞやの、桐子が最初の買い物で買った小さな金の鍵が握られていた。

 クラウンはネックレスの部分をつまみ上げて自分の顔の前に吊るすと、クルクルと回る鍵を何も言わずに眺めている。

「あ! そのネックレス」

「うん。折角智菊っから貰ったんだけどね、私なんかよりクラウンの方が絶対に似合うと思って」

「いやいや。鎖の部分なんていくらでもあるから全然いいけどさ、その鍵は桐子が気に入って買った物でしょ? いいの?」

詳細を聞いたクラウンが、えっ?! といった感じに驚いて桐子の顔を見る。

「うん……。他にも色々、クラウンに合いそうな物を探したんだけどさ、やっぱりこれしか思いつかなくって……って、お下がりは嫌だよね?」

 やっぱり今のは無し! と恥ずかしがる桐子がクラウンの手からネックレスを取り返そうとしたのだが、クラウンは一度も金の鍵から目を離さずに、彼女の手から鍵を遠ざける。

「本当にコレ……もらってもいいのか?」

確認するクラウンに「気に入ってくれたのであれば……」と頷いた。

 すると彼女の瞳がより一層キラキラと輝き、頬を嬉しさで赤く染めると勢いよく桐子に向かってニカリと、無邪気な笑顔を見せつけた。

「オイラ、すごくすごく嬉しい! ありがとう!!」

 クリスマスプレゼントをもらった子供のようにはしゃぎ出すクラウン。プレゼントをあげた桐子の方が縮こまって「こちらこそ、ありがとう」とお礼を言ってしまうほどだった。それほど彼女はこのプレゼントを痛く気に入ってくれたようである。

 早速つけるようにと(うな)がすと、クラウンは恥ずかしそうに、しかし興奮した様子でそのネックレスを首にかけた。

 クラウンがつけると少しだけネックレスの鎖が長く感じるのだが、確かに桐子の胸の上に乗っかっているよりかはスマートで、より引き締まって見える。

「ずっとこんな小さな鍵が欲しかったんだ……オイラのお守りにするよ! ずっとずっと大事にする!」

 クラウンは、彼女の胸元で光る小さな鍵をキュッと強く握りしめ、もう一度桐子に向かって幸せそうに笑ってみせた。その笑顔に桐子の緊張した頬も自然とほころび、二人は楽しそうに笑い合った。


 いい感じのムードになった桐子とクラウンを見た智菊は、先ほどクラウンに感じた薄気味悪い不安から脱出すると、今度は彼女に対して興味を持った。

「なんて友人想いな子なんや……。私だって桐子に誕生日プレゼントあげてないのにぃ」

「!! そうなのか?! コイツ、桐子の友達じゃないのか?」

 無礼にもクラウンは智菊をコイツと呼んで指をさす。それに桐子も「友達だけどこの子、ケチなのよー」と悪ノリするものだから、クラウンはより一層智菊の事を恨むような目つきで睨んできた。

「友達や仲間っていうのはな、どんな時でも大事にしなきゃいけないんだ! 困ってたら真っ先に助けなきゃいけないんだぞ!」

 己の友情論を捲したてるクラウンに、二人はニヤリとイタズラっぽく笑いながら「はい」っと元気良く返事をした。

「そんじゃあ桐子はん。わての奢りでみんなでお茶でもしましょか?」

「あら智菊はんったら、お優しい。でもゴメンあそばせ。これから図書館に行きますのん」

「あらヒドイ! あんさん、人の良心を踏みにじるのですか?」

 女子高生特有の何が面白いのか分からぬ会話に二人はケタケタ笑い合う。取り残されたクラウンは自分がバカにされた気分になって、大きく頬を膨らませた。

「なんで笑うんだ? 桐子も、お茶をご馳走してくれるって言ってもらってるんだから図書館なんかすっぽかしてそっちに行けよ」

「いやぁ、それは無理かな? ウィルとの約束が先だし、智菊もこれから大事な用があるし……」

「あら。私はクラウンちゃんとの友好を育めるのであれば、用事なんてすっぽかして本当にお茶するつもりだったんだけど?」

「智菊の用事は今後の成績に響くでしょ! すっぽかしちゃダメ~ェ!」

 二人はまた意味もなくケタケタと笑い、クラウンはとっても不満そう。

 しかし桐子が「クラウンも何か用があってここに立ってたんじゃないの?」と聞くと「! あっ、そうだった! 先生を待ってるんだった!」と本来の目的をすっかり忘れていた。

 自分の用事をすっかり忘れていたクラウンの間抜けな所に「もう、この子サイコー!」と智菊はより楽しそうに笑いだす。

「オイラ、こいつ嫌いだ」

「あぁ智菊はね、好きな子ほどいじめたくなっちゃう子なのよ。根は良い奴だから許してあげて」

 しかしクラウンの心は桐子のフォローがあっても救えないほどに智菊の事を嫌っていた。彼女はまた桐子を盾にし、覗き込むように隠れて智菊を睨む。その姿がよっぽど気に入ったのか、智菊は隠れる猫を追い詰めるようにニンマリと、嬉しそうに笑いかけた。

「んじゃ、嫌われ者はお先に帰りますよーだ。ばっははーい」

「さっさと消えろ」 「こらクラウン!」

 間髪入れずに注意する。しかしクラウンは悪びれる素振りもなく、ツーンと明後日の方を向いている。

「うんもー……智菊ごめん。クラウンも口が悪いだけで、優しい子だから」

「でーじょぶ、わかってるよ。それじゃあ、クラウンちゃん」 「クラウンだ!」

「あっそ。んじゃあまぁ、まったね! 今度こそ一緒にお茶しようねー!」

そう楽しく喋る智菊は手を振り、ひとり寮への道へと帰って行った。



 二人が遠ざかる智菊の姿を見送ると、ようやく静かな時間が流れ出す。しかし桐子は「私もそろそろ行くね」と言って、もう一度クラウンに誕生日プレゼントのお礼を言った。

「桐子、これから図書館に行くのか?」

「あ、うん。ウィルにね、兄妹喧嘩のヘルプに来てくれって頼まれてるの。

 今日は都合が悪かったけれど、まだこの町にいる予定があるならさ、今度は一緒に童話図書館に行こうよ。この前ね、ハンスさんに聞いたら……」「行かねぇ」

 クラウンは明らさまにムスッと機嫌を悪くした。それもそうだ。クラウンはグリムアルムを毛嫌いしている。彼女は少し考え事をすると、桐子にある事を提案をした。

「なあ桐子。前から考えてたんだけどよ、もうグリムアルムとは縁を切ってオイラの所に来なよ。そしたらさ、ドイツ中観光し放題だし、ピンチになったらあんな腰抜けとは違ってオイラが桐子を守るからさ。なっ、いいだろ?」

そう言うとクラウンは楽しそうに両手を広げて桐子を誘った。しかし彼女はその手を取らない。

「気持ちは嬉しいけれど私、この国にはお勉強をしに来てるんだよ」

「ドイツ語ならオイラが教えるよ? 英語だって大丈夫」

「ううん、それだけじゃないよ。私ね…………将来、翻訳家になりたいんだ」

 自信なく囁かれた声。その声にクラウンは「ほにゃくか……?」といつものトーンで復唱した。

「うん。私の故郷ではね、グリム童話以外のドイツの童話や児童小説はあまり知られていないの。私が読みたいって理由もあるんだけど、それらの本を翻訳して日本中に広めたいんだ……」

恥ずかしそうにモジモジする桐子に対しクラウンは感心したように、はーっと長く息を漏らした。

「桐子にも夢があるのかぁ……」

 桐子はこくりと小さく頷く。不安そうな彼女の反応。しかしクラウンは元気よく「うん、わかった」と大きく桐子に頷いた。

「その、ほにゃにゃかになるには学校に通わなくっちゃいけないんだな!」

「そ、そうなんだ! ……翻訳家ね」

「それじゃあしょーがねぇか。そのために来たんだろ? ドイツ。

良いアイデアだと思ったんだけどなー、でも仕方ないや。オイラは桐子の夢を応援するよ!」

 自分の夢を尊重されて応援される。それは別に桐子にとっては特別なことではなかったのだが、かつて敵として立ちはだかっていたクラウンに応援すると言われると、桐子の喜びは頂点に達した。気づけば「ありがとうクラウン! 私、頑張るよ!」と彼女の華奢な体を力強く抱き上げていた。それは突然の事だったので、クラウンも逃げ出そうと桐子の腕の中で懸命にもがく。

 解放されたクラウンは警戒した様子で桐子の事をきつく睨むが、桐子の方はもうクラウンが危険な存在じゃないと分かっているので、彼女の睨みにビクつくような事はしなくなっていた。


「なぁ桐子。オイラはこれからもドイツ中を回らなきゃいけないんだ。今もその準備で先生が来るのを待っている。

 本当はイヤだけど、オイラがいない時に<童話>に襲われたら、グリムアルム達を上手く利用して、お前だけは生き残れよな。分かったか!」

心底心配してくれているクラウンに桐子はにっこり優しく微笑んだ。

 やはり彼女の正体は桐子の信じた通り、根が優しくって他人思いの良い子だった。こんな子と友達になれたことを桐子は誇りに思っていた。

 ニコニコと笑ったまま頷くだけの桐子にクラウンは、言葉がちゃんと通じているのかと次第に不安になっていく。

「で……でもな、あいつらがどうしようもなくダメな奴らで、身の危険を感じたら、いつでもオイラ達の所に来てくれよな! 待ってるからな! 聞いてるか?」

 桐子はちゃんとクラウンの言葉を聞いているのか、いないのか……。只々うんうんと嬉しそうに頷くだけで、その数だけクラウンの不安は積もるばかりであった。




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