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I wanna say 'I love you'
しずくの気持ちを書いてみました。
あの子と出会って、すべてがモノクロに見えた世界が輝き始めた。
雑音は曲に変わり、絶望が希望へと変わった。
私は人形から人間になれた。
あの子が隣に居る世界、それが私の世界。
あの子は私に生きることを教えてくれた。
いつしかあの子が私の生きる糧となった。
この気持ちはなんて言うの?
初めての気持ちに私の心と体は火照り始める。温もりを感じたことが無い私の体が熱を帯びて行くのがわかる。
薄々私もわかっていた、この気持ちが。唯一人間だけが持って生まれた感情だということに。
でも私はあの子にこのあふれる感情を伝えることができない。伝えては行けないとモラルにとらわれている私が叫んでいる。
伝えればきっとあの子を傷つける、悲しませる、苦しませる。あの子には好きな人が居る、きっと私よりも好きな人が。
私はあの子と一緒になれない。きっとあの子が好きな人と結ばれなくても私は一緒になれない。なぜなら私は私だから。
だから私はできるだけあの子にこの感情が気づかれないように、そばに居ようと思う。別れなくてはならないその日がくるまで。