カキカキカキ
幼い時から何かが見える
端的に言うと先が見える
先というのは、今後起きるであろう場面が見える。
この先の2~3ヶ月以内
見ようと思って
見えるのではなく、
望んでは見えない。
なので望まない先が見える事が多い。
例えば、急に目の前で話している相手がこの場所ではなく、違う場所で話している場面が見える。
どうして違う場所で話しているのが
見えるのかが理由がわからないが、唐突に見える。
その場所もどこかわからずその時は、相手には何も言わずやり過ごしていくがいずれ答えがでる。
でそれを何回か繰り返すたび相手にもこの話しをする。
キミは、ここではない所でこんな部屋など、わかる範囲で見えた物を説明する。
そして答えがやってくる
そして答え合わせで話した相手に話す。
話した相手は忘れているか、そんな話をしてないと話す。
信じてもらえるまでそれを根気よく続ける。
キミは病院にいた。悲しい顔をしていて
入院をしていた。病室にいた。
客観的証拠としてカキカキとメモを残し、携帯などに残す。
そして答えがやってくる
話したキミは、以前見えていた病院の病室にいた。
悲しい顔ではなく、複雑な顔をしていた。
入院していたのは自分だった。
そりゃそうだ、自分から見えてる場所場面だから
自分も病院の病室にいる訳だ。
病気で入院じゃなく予期せぬ事故で入院してしまった。
この先、場所場面が見えても回避はできないし
自分じゃないと思い込んでいたからか、油断があったのか。
急に突然降ってくる場所場面が見えてもどうする事
もできないと
そしてまた来た
場所場面が見えた
キミが事故を起こしていた。
車が事故を起こしていた。
これか! 病院病室が見えたのは
これはしっかり話すしかない
しっかり話して事故を防ぐしかない
そう思い気をつけるように会うたび言うようになった
そして答えはやってこなかった。
2~3ヵ月たっても何もなかった。
これはしっかり話して事故を未然に防げたのだと思い嬉しかった。
悪い場面が見えたのが防げたのと、
見えた物が100%ではないのだと思えて嬉しかった。
この事は、嬉しくてカキカキカキとメモを残した。しっかり話せば防げるんだと。
そして突然やってきた。
車を運転していたら
事故を起こしている車が反対車線にいた。
キミと同じ車があの場面と、同じように事故を起こしていた。
違う
別人だし、大衆車だし、たまたまだ。
違ってよかった
答えじゃないのか
そしてまた知らない場所場面が見えてきた。




