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陸自の頃

作者: 田中浩一

 長崎の佐世保の陸上自衛隊通信化教育隊にいるときだった。

 日曜の暇を持て余した一人が、「このドンベイの厚揚げを、熱湯入れて、開けてすぐに、噛まずに呑み込めたら、千円やる」と言った。

 眼鏡の一人が、俺がやる、と言い放ち勝負が始まった。

 勝負は一瞬。あっという間に、呑み込んで終わった。

 周りの盛り上がりも後追いだったが、肩を叩くやつ、勝ちどきをあげるやつ、いろいろ、いた。

 みんなの前でちゃんと千円は勝利者に渡り、笑顔でチャンプは部屋に戻った。

なんの心配も、この先、何が起こるかも知らない、39年前。

僕は辞めてしまったが、まだあのなかには、国の平和と国民の安全と、なにより、自分達の愛する人と家族と子供とすべての愛を守り続けこれからも守り続けようとする、仲間がいる。

 時々、お門違いのバカたれが、自衛官に対して暴言や唾するやつがいるが、そんなやつは、軽トラ一台分埋まる穴を掘って一汗かいてからもう一度考えてくれ。

誰がこういう状況を作り出しているんだ?どこの国が煽っているんだ?出るか、守るか、決めるのは国のトップで、出ていくのは自衛官で、暴言や唾したやつは、ただただ、家のなかで震えるばかりじゃないのか?12万人の人達は、国会に、何を訴えに行ったのか、自分自身わかっているのか?

命ってなんなのか。

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