第壱話 我、尸となりて〈一〉
現代 四方暦九年(1070年) 早苗月(五月)
大人は皆、卑怯だ。今まで私たちに媚を売って薄っぺらい笑みを浮かべて愛想良くしていたと思ったら、風向きが変わった途端、掌を返して私たちを侮蔑した。嘘くさい笑みの剥がれたその顔は醜く歪み、まるで塵芥でも見るような眼で、私たちを見下す。そんな生活が約10年間続いた。その内の4年間は、母の温かい腕の中に守られていた私だったが、物心がついて身の回りのことができるようになってから、母の姿はどこにも見えなくなってしまった。灯り一つ与えられない座敷の闇の中でまるで囚人のような暮らしの中、自然と研ぎ澄まされた私の耳は心無い大人たちの大きすぎる悪意の言の葉を拾い上げていた。
『——村長も気の毒に。奥方様とのお子がよりにもよって…』
『きっと“烏師”の呪いだ』
『あの子は村に必ず災いをもたらす。早々に始末しなければ!』
『もしや、近年死者を増やしている疫病もあやつが…』
『——“人柱”じゃ。“人柱”として、役立てるのじゃ!』
「……うるさいな。疫病なんて、私知らない」
その子供にとって、村で密かに流行している疫病のことなど知る由もなかったが、尾ひれの付いた噂は忽ちに村じゅうに広がり、ついに村長の耳にも届いてしまった。それまで我が子という最後の理性が邪魔して重い腰の上がらなかった村長もこれ以上噂を無視できず、我が子を目の前にしてついに決断した。
「―――“立花”、すまぬ。村の為、死んでくれ」
まだ十一歳の我が娘に対して父親は両肩を掴んで、有無を言わさない声色で冷酷に告げた。その時には既に、父親の情を信じておらず、年不相応な無感情に満ちた虚ろな瞳で目の前の人の形をした者を見つめた。己の保身と立場による責任を背負った父親は周りの圧力に屈し、自分の娘の命を捨てたのだ。そんな男を父親などと、思える人物がいるのだとしたら、彼女はお目に掛かりたいくらいだった。
だが幼い彼女に決定権はないに等しく、娘が頷くのも待たずに父親は準備を整え始めた。娘は今まで着たことのないほど上等な布で誂えた着物を着せられ、最期の晩餐を示唆する馳走を振る舞われた。しかし今から死ぬことが決まっている娘は着物を喜ぶこともできず、豪華な馳走も満足に喉を通ることはなかった。死ぬのは勿論怖い。しかしそれよりも、彼女はもう二度と母親に会えなくなることを一番に恐れた。いつの間にか目の前から消えた母親は、この広い屋敷のどこに閉じ込められているのだろうか、と娘はずっと考えていた。そして死ぬ前に一度でいいから、母親に会いたかった。その願いを娘は震える唇で、父親に決死の覚悟で告げた。
だが、
「それは許さぬ。北の方は、私の妻だ。たとえ、お前が死んだとしてもこの屋敷から出ることはない。後のことは心配するな」
母親を恋しがる娘に向かって、父親は無情にも首を横に振った。
しかし言われて気づいた。母は、私さえ生まなければ村長の正妻でいられる。望めば、次の子だって授かれるかもしれない。ならば、母の今後の幸せのためにも、私は死んだほうがいいのではないか。その方が、母は幸せになれるのではないか。
そんな思いが頭を過り、娘は伸ばした手を仕方なく引っ込めた。俯いて畳を見つめる娘の視界の端で、忌々しい“白”がふわりと揺れる。誰もが忌み嫌うその“白”を昔、母親だけが「綺麗ね」と言って褒めてくれたことを不意に思い出し、自然と目頭が熱くなった。
全ての準備が終了した娘は、父親とその臣下たちに連れられて村外れの霧深い墓地へとやって来た。真夜中の墓地は手持ちの松明無しでは足元すら見えないほどの暗闇の中で異様な雰囲気を醸し出しており、湿り気を帯びた土を踏み締める感触は更に娘の恐怖心を煽っていく。及び腰の娘のことなど気にも留めず、その腕を引いて父親が連れてきた場所は、墓地の隅に隠れるように存在している巨大な『洞』の前。数年前に地中深く掘られた洞の底は闇に包まれ、まるで巨大な口のように落ちてくる者を静かに待ち構えている。この洞は、十年前の“反乱”の際に陰陽国の罪人たちの死体を処理する為に掘られたもので、今でも元陰陽国の官吏や『例の噂の人物』の死体を埋葬する場所として使用されていた。
娘は今から、この洞に落とされる。底の見えない深さの洞は、一度落ちれば自力では這い上がってこれない。その恐怖から足が竦む娘の震える背中を見つめ、決心が鈍るのを堪えて父親は目を逸らしたまま、その小さな背中を軽い力で押し出した。ぐらりと揺れた子供の身体は、洞の縁から滑り落ち、背中から深淵に向かって落下していった。前髪の隙間から覗く娘の鮮やかな“赤”は、洞の縁から自分を見下ろす父親の姿と、惨めな自分を優しく照らす満月を映し出し、一粒の雫を零して静かに閉じた。
背中の痛みで意識を取り戻した娘は、自分が底に落ちた後気絶していたことを知る。頭上を見上げれば、洞の入り口は天上の満月と同じくらいの小ささになっており、その高さから落ちた娘を衝撃から守ったのは、底に積み上げられた何十人もの白骨の山だった。狭い洞の底に積み上がった白骨から立ち昇る死臭が充満し、胃の物がせり上がってくるのを必死に堪え、慌てて鼻を抓んで嗅覚を封じた。落下の衝撃で死ななかったことに安堵するも、ここから出る方法はなく、娘は小さく溜め息をつくと、今まで溜め込んできた“すべて”を洗いざらい吐き出しはじめた。
「あ――もう!! なんでこんな目に合わなくちゃいけないの!? もう最悪!!」
「大体っ私がなにしたって言うのさ!? 白髪だから? 赤目だから? だからなんだっていうの!? 私に、災いを起こす力なんかないっての!!」
「――あぁもう! こうなったら、全員呪ってやる!!」
洞の中で本音を木霊させながら、娘は足元に落ちていた一番綺麗なままの髑髏を拾い上げると、犬歯で噛み切った親指から流れる自分の血液で髑髏の額に六つの花弁の花の印を描き、昔文献で読んだ『呪文』を見様見真似で口ずさむ。
「――“忘れるなかれ。我が魂の嘆きは果てしなく、我が魂の恨みは天をも焦がす。我が魂に受けた屈辱と悲嘆、この業を共に晴らすもの、ここに声を上げよ。さすれば
汝の今生の願いを、我が魂に刻みつけよう。堕ちよ、堕ちよ、この手の中に堕ちよ。我が『尸霊』よ!”」
娘の必死の呪文は、彼女の手の中の髑髏に刻まれた花の印を輝かせ、満月から落ちてきた一筋の光によって周囲の白骨を舞い上がらせた。その光によって焼き印のように印の刻まれた髑髏は、やがてその口をカタカタと不気味に鳴らせて、しゃべりだす。
「―――僕を喚んだのは、お前か?」
肉を持たない白骨の頭は、目玉のない空虚な闇で少女――六花を見つめながら、舌を持たない口がカタカタと動いて問いかけてくる。本来であればあり得ない光景に、六花は驚くどころか嬉しそうに笑った。
「すごい…。ほんとに成功した!」
「なんだよ、起き抜けに随分と騒がしいな。僕の話を聞いてた?」
どうやら目の前の髑髏には聴覚もあるようで、表情は読み取ることはできないが、この者に皮膚があれば今頃、眉をひそませた怪訝な表情をしていることだろう。そんな髑髏の問いに、六花は興奮気味に答えた。
「えっと、えっとね! まず初めまして、私は六花。あなたを術で喚び出したのは私です。お願いしたいことがあるの!」
「はい、初めまして。因みに僕の名前は、朔夜。君はあまり興味がなさそうだけど」
「え、サクヤ…? あの朔夜!?」
「ほぉ、知ってたか」
それまで自分勝手に浮かれていた六花は我に返り、ようやく手の中の人物に意識を向けた。肉体を持たないその相貌は今の六花にはわからず、名乗られてやっとその存在を認識した。この地に暮らしている者で、その名を知らぬ者はいない。
「僕の名は朔夜。元陰陽国の第十七代目“兎君”である」
「……嘘だ。なんでこんな辺境の洞の中に、そんな有名人が落ちてるのよ!?」
「さてね。死んでしまった僕にはさっぱりわからない。辺境と言ったな、ここは一体どこ領だ?」
「ここは、西の『白虎一族』の治める、監兵領だよ。でも都からも随分と遠い、田舎だけどね」
かつての陰陽国の都を中心に四つに分かれた領地の中で、西の平原を治めているのが『白虎』の旗を掲げる一族である。六花が生まれ育った村は、監兵領の都『奎都』から北西の方角に位置しており、周りは深い竹林に囲まれたド田舎と言っても過言ではないところであった。村の位置を聞いても、朔夜はまったくピンときてない様子で、自分の死ぬ前までの経緯を思い出すように語り始める。
「…僕のこの首を刎ねたのは、『青龍一族』の長である青林だ。その後どんな経緯かは知らないが、まさか東から西に捨て置かれるとは。はてさて、僕の残りの胴体は一体どこに…」
「朔夜の今生の望みは、身体を取り戻すことなの?」
「まぁ、それもある。でも一番気がかりなのは、赫夜のことだ」
朔夜が口にするその名前の人物は、この世にたった一人だけ。元陰陽国第十七代の烏師であった、赫夜のみである。そしてその人物は、朔夜の双子の“兄”である。十年前の反乱の原因とも言えるその人物は、反乱の折に陰陽国の都の民を一人残らず惨殺したのち行方をくらまし、未だその消息は不明。そのことを六花は朔夜に伝えると、「そうか」と朔夜は悲しそうな声で呟いた。
「あ、でも! 今でも偉い人たちがみんな捜してるっていうから、きっとどこかに隠れてるんだよ」
「そうだな。赫夜は悪知恵がよく働くから、簡単に死ぬとは思えない」
「じゃあ! 私と一緒にここを出て、探しにいこう! 朔夜の身体と、お兄さんを」
そこでようやく本題を思い出した六花がその提案をすると、朔夜は小さく笑って「名案だ」と頷いた。
「ところで、六花はまず僕に何をお願いしたいんだ? ここから出たい、とか?」
「うん、それもあるけど」
「けど?」
「一番のお願いは、私をこんな目に遭わせた村の人を、代わりに皆殺しにしてほしいの!」
「………え?」
「私ね、自分の育った村の人たちのせいでここにいるの。だから、こんな目に遭わせた彼等に復讐したいのよ!」
随分と晴れやかな笑顔で嬉々とした声であるものの、六花の願いはそれとは反対に末恐ろしいものであったことに、朔夜は無い頬を引きつらせて言葉に詰まった。罪人の死体が積み上がるこの場所に落ちてきた時点で何か深い事情があるのでは、と考えてはいたが、まさか“人柱”として落とされたとは。死んで動く髑髏になった朔夜が言うのはおかしいが、人間という生き物は怖いと再確認する。
しかしその切実な望みを聞いてあげることのできない現状に、朔夜は大きく溜め息をついて、無い肩を竦める。
「…残念だけど、僕はその願いを叶えることはできない」
「どうして?」
「見ての通り、僕には“身体”がない。首だけの僕に、一体何ができると思う?」
「身体はここにないの?」
「残念ながら。もしあれば、僕は白骨のままではなく完全な肉の身体を得ているはずなんだ。そういう術だから」
朔夜の説明に首を傾げてまん丸とした赤い瞳で見つめてくる六花に朔夜は赫夜の面影を思い出して心の中でひっそりと微笑むと、恐らく自分の使った術についてよく知らない六花に説明をしてあげることにした。
「いいかい? 六花の使った術は『尸役術』と言って、死体の失われた魂を呼び戻して従わせる術なんだ。でも本来、魂の呼び戻された死体はたとえ白骨化していても、すぐに仮初の肉体を取り戻すことができるはずなんだけど、僕は未だ頭だけだし骨のまま」
「うん、そうだね」
「この状況で考えられる理由は二つ。一つは術の失敗、だけど僕はこうして話しているわけだから、魂の呼び出しは成功しているから一つ目の可能性はない」
「もう一つは?」
「二つ目は、僕の身体がこの場において不完全であること。僕は死んだ時首と胴を切断されたわけだけど、その胴の方が今ここにないのならば、この不完全な状況にも納得がいく」
つまり、朔夜の憶測では自分の切り離された胴体が、どこか別の場所にあるせいで完全な“尸霊”として復活ができていないのではないか、ということである。胴体が揃わなければ、朔夜はずっとこのままでとてもじゃないが六花の願いを叶えてやることはできない。そして極めつけは、朔夜には自分の胴体がどこにあるのかわからないことだ。
「残念ながら、死んだ後のことまでは与り知らないからね。一体“誰”が、“なんの目的”で、僕の首と胴体を別々にしたかは知らないけどさ」
「そ、そんな…」
そこまで説明されてしまえば、これ以上何の対策も思い浮かばない六花は、ただ落胆して俯くしかなかった。願いの内容は残虐的だが、心底落ち込んでいる六花の姿を憐れに思った朔夜は、過去に目にしたあらゆる文献の知識を懸命に思い返し、とある秘策を思い付く。
「そうだ。なら一つ、試してみるか?」
❖ ❖
満月が頭上でその姿を見せている真夜中の村の中は、殆どの者が既に寝静まっていて聞こえてくるのは虫たちの囁き声だけ。こんな真夜中でも絶えず灯りを絶やさないのは、村唯一の医者の家のみであり、老齢の医者は今も疫病で苦しむ村民の治療に明け暮れていることだろう。時折呻き声が聞こえてくる医者の家のある村の通りを抜けた先にひときわ大きく造られた村長の屋敷があり、村長と彼の腹心の従者の二人はとある座敷に集まり、酒を嗜んでいた。しかしその場の空気は、まるでお通夜のようにどんよりと重い雰囲気に包まれ、特に上座に座る村長の口から何度となく零れるのは上等な酒への感嘆ではなく、後悔に満ちた嘆息のみであった。上座の主人の前には二人の家臣以上の贅沢な膳が置かれているが、溜め息ばかりを吐き出す彼がその料理を口に運ぶことは一度もなかった。
素直に酒盛りを楽しめていない主人を心配するように、二人の家臣は彼を必死に言葉で慰めた。
「そ、村長。そのような顔では、せっかくの酒も美味しくいただけません。どうか、お気を落とさず」
「そうです。アレは、仕方のないことだったのです。村民たちの不満の声も、これで収まるでしょう」
「…しかし、本当に六花を人柱にして、よかったのか?」
村長の男のその言葉に、二人の従者は口を噤んで顔を逸らした。言わずもがな、実父である村長だけでなく、それに直接加担した二人の家臣も、つい今しがた落としてきた六花の存在を気にしていた。
十年前の反乱後、まことしやかに囁かれ始めた一つの噂によって、この村は一時大きな混乱に包まれた。それまでかの陰陽国の烏師と同じく白髪赤目の、吉兆の印だと周囲から喜ばれた村長の一人娘の六花は、村に一年かけてようやく届いた噂のせいで、それまでの好意的な態度を一変させられ、周囲からは『呪われた子』と揶揄されるようになった。そんな娘を表立って庇護すれば、まだ村長に就いて日も浅い男は忽ちのうちに村民からの反感を買うことは必定。自身の心象を優先した彼は、娘を不遇に扱い、娘を当然の如く庇う妻を引き離して今は屋敷の地下牢に監禁させている。それでも村民たちの不満の声は途絶えることはなく、不安分子そのものである六花の処分を彼等は無情にも望んだ。そんな声が上がる中で都合よく流行り始めたのが、近頃他の領地でも流行しているという疫病である。『水死病』と呼称されるその疫病の前兆は、全身の肌の異常な乾燥から始まり、やがて体内の水分量が異常なほど減りそれに伴って常人の数倍以上の水を飲むようになる。そして最期には、身体がまるで水死体のように膨れ上がって息絶えるという、世にも恐ろしい疫病である。感染から半年で死に至るその病の確実な治療法はまだ発見されておらず、未知の奇病としてこの地の人々を脅かしている。そして誰が口にしたのかわからないが、『この疫病が流行したのは、村に呪われた子がいるからだ』という噂が流れ始め、村民の行き場のない怒りは十一歳の少女に向けられた。暴動寸前まで膨れ上がった村民の怒りを抑えるため、村長は苦渋の決断を強いられた。『我が子の命』と『自身の村長としての面子』を同じ天秤にかけ、傾いたのは我が身の保身。
そして決断の末、つい今しがた十一歳の娘を墓地の片隅にひっそりと存在しながらも、異質な存在感を放つ『洞』の中に堕ちるのを黙って見届けてきた。あの洞は、十年前の反乱の際にこの監兵領に在住していた陰陽国の国司(領主を監視するために派遣される地方官)とその部下を“白帝”の命により処刑させた後、その遺体を投げ込むために作られたものであり、以降“白髪赤目の子”を投げ込む場所として、他の村からもその存在が知られていた。六花の前に投げ込まれたのは、生まれてまだひと月も満たない赤子であったことを村長は今でも憶えている。
並々注がれた酒が盃の中でユラユラと波打ち、未だ心晴れない男の歪んだ顔を映し出しては、自問自答を求めてくる。本当にこれでよかったのか、と同じ顔をした男が問いかけてくる。その問いの答えを言い淀む男は、次の問いをされる前に頭からその男を振り払って、やけくそに酒を一気に煽る。
もう忘れよう。そう男が決断して久々に顔を上げた時、障子の向こうにぼんやりと光る“赤”を見た。
「…なんだ? あの赤い光は」
男の訝し気な言葉にほろ酔いの家臣二人も後ろを振り返り、赤い光が浮かび上がる障子に首を傾げる。一人の家臣が立ち上がって障子の向こうを覗こうとした。手を添えて軽い気持ちで障子を開こうとした家臣は、その隙間から垣間見えた光景に心底後悔した。噴き出した脂汗と障子に添えられた手が異様に震える様子に違和感を感じたもう一人の家臣が声を掛けようと立ち上がったその瞬間。
障子の前に立った家臣は勢いよく障子を開け放ち、その向こうの光景を後ろの二人に見せた。それを見た二人の衝撃は凄まじいものであった。
「な、なんだこれは!?」
三人が目にしたのは、まるで夕焼けのように赤々と燃え盛る村の姿だった。屋敷の塀の向こうは、既に火の海であったのだ。その光景は未だ見たことのない地獄の底のような、業火の燃え盛る様を三人はただただ見つめることしかできなかった。
本日の後書き 『聖地』について
この作品の舞台である所謂『聖地』と呼ばれる場所についてです。本編の時間軸では既に滅亡してしまっている『陰陽国』を中心に四つの領地に分けられたこの地は海に浮かぶ島国であり、島の周囲は巨大な滝で囲まれているため、外界とは接触を絶っています。何故そうなっているかは、いずれ本編にて。