2神と せかい
とりあえず三話投稿します。二話目。
なにかは ばくはつのとき ひかりをうんだ
ひかるほしは ばくはつのまえ ちゅうしんにちかかった なにかが ちゅうしんになって うまれた
ひかりのはんたいに やみができた
やみとひかりは おなじじきに おなじように うまれた
だから このふたつは たがいを しげきするのだ
ほしぼしは げんしをあつめ かみをつくった
なかみのうすい ほしがあるのは このとき かみをうんで からっぽになったからだ
そのかみには なまえがなかった
わたしたちは そのかみを ほしのかみと よんだ
ほしのかみは じぶんのぶんしんを ほしのちからをかりて つくった
そのかみは ほしのかみによって はじまりのかみと よばれた
げんしょのかみは このふたりによって うみだされた
ふたりのかみは きょうりょくして じぶんたちがすめるほしを さがした
そうしてみつかったのが わたしたちのすんでいる この ほしだ
ただ さいしょは なにかしか なかった
ほしのかみは げんしをあつめ かみをうんだ
はじまりのかみは げんしのちからで しぜんをつくった
みずのかみ つちのかみ きのかみ きんぞくのかみ そして ひのかみ
それにたいおうするみず つち き きんぞく ひ
わたしたちのせかいは かれらによって うまれた
かれらのおかげで わたしたちがすめる ほしになったのだ
わたしたちは かれらを げんしょのかみと よんだ
◆
「なにか」は爆発の時 光を生んだ
光る星は 爆発の前 中心に近かった「なにか」が中心となって 生まれた
光の反対に 闇ができた
闇と光は 同じ時期に 同じように生まれた
だから この二つは 互いを刺激するのだ
星々は原子を集め 神を創った
中身の薄い星があるのは この時 神を生んで 空っぽになったからだ
その神には 名前が無かった
私たちはその神を 星の神と 呼んだ
星の神は 自分の分身を 星の力を借りて 創った
その神は 星の神によって 始まりの神と 呼ばれた
原初の神は この二人によって 生み出された
二人の神は 協力して自分たちが住める星を 探した
そうして見つかったのが 私たちが住んでいる この星だ
ただ 最初は「なにか」しかなかった
星の神は 原子を集め 神を生んだ
始まりの神は 原子の力で 自然を創った
水の神 土の神 木の神 金属の神 そして 火の神
それに対応する水 土 木 金属 火
私たちの世界は 彼らによって 生まれた
彼らのおかげで 私たちが住める星に なったのだ
私たちは 彼らを 原初の神と 呼んだ
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