二話ニートと適正審査は、まだ始まらない?
続編書きましたぁー!次くらいが山場?的な?感じなんで次作期待していただけたらなぁと
今回まではゆるーく読んで見てください‼
てか、最近やけにお尻寒いなぁって思ってたらズボンのお尻のとこりに穴空いてた、くぇくぇです
二話ニートと適正審査は、まだ始まらない?
チラシを手にチコは、高さ数百メートルほどもある王国城へと来ていた
「ここかぁ?前々からでかいとは思ってたけど、近くで見ると、こりゃでけーな」
どでかい扉はまるでチコをここはお前の来るところじゃないと拒んでいるようにも見えた
恐る恐るチコは、ドアノブを回す
「ゴクッ…」
生唾をのみ込み息を殺すように中へ入った
「ようこそ!王国城へ!!!」
「!?」
扉を開けた先には二人のメイド服を着た少女が立っていたチコは一瞬ほど驚いたが、なんだ女の子かと胸を撫で下ろした
「適正審査を受けたい方ですか?」
少女たちは、息のそろった声でチコに問いかける
「あ……」
と息詰まってしまったチコ
説明しよう、チコは長年ニートをしていたので、人との会話が宿屋のおばちゃんくらいしかいないのでこのように唐突に喋りかけられては言語を発する事ができなくなるのである‼
(やべーなんて言えばいいんだぁぁやっぱりこの場合普通に、はいって言えばいいんだよなぁぁはいで)
「どうされました?適正審査を受けたい方ではないんですか?」
と少女たちは問いかける
「は、は、はいぃぃそ、そうでしゅ‼」
テンパった様子のチコ
「それでしたら右の扉からお入りくださ……」
ダッシュで扉に向かうチコ
バタンッ
「はぁっはぁ、人と喋るのってこんなに疲れるもんだったのか、まいったな」
息をきらしながら顔をあげるとそこには無数の屈強な男達がチコを睨みつけていた、そして一人の馬鹿でかい鎧のような筋肉の男が近づいできた
「なんだこいつ、こんなガキが適正審査?笑わせんなよ、この程度のやつらなら勇者なんて余裕でなれるだろ」
チコを小馬鹿にするように上から見下ろす
「よく聞けチビ、お前のようなヒョロヒョロなやつが来るところじゃないぜ、わかったらさっさとお家に帰りな」
心身共に震え上がり動けないチコ、まさに蛇に睨まれた蛙!
(やべーやっぱり来ない方がよかったかな?いや、でもこのまま舐められたままじゃ俺も格好がつかないぜニート代表として言ってやらねば)
チコは拳を固く握りしめ大きく息を吸った
「おいっハゲお前みたいな見かけ倒しよりもなぁ!俺みたいなスリムボディの方がつえーに決まってんだろ、そう!能ある鷹は爪を隠すってもんだ‼」
そして間髪入れずに男が叫ぶ
「何ぃぃ?俺が見かけ倒しだとぉ?こりゃあ痛い目見た方がいいなぁ?お仕置きだチビ」
まるで隕石のごとく降りかかる拳がチコにあたろうとした瞬間
ピンポンパンポーン
「あーあーこれより勇者適正審査を始める‼最初に言っておくこれは遊びではないお遊びで来ているやつはただちに帰れ」
「やっときた!この時が!宿屋のおばちゃん待っててくれよ、宿代ぜってぇ払ってやるからな」
To Be Continued…