第五.五章
こんにちは、フリムです。
今回は他のと比べ短めになってしまいました( ̄▽ ̄;)
ヨハナと崖を目指して歩いて数時間経っただろうか? 歩き始めた時に比べ崖との距離はあまり変わっていないように見える。
周りの風景は一切変わらず、いくら歩いても歩いても見る景色は変わらず、柔らかな草と青々とした木。
変わったといえば途中雨が降ったぐらい。けっっこうな勢いで降っていたのに空は変わらず、物凄くいい天気で地面がぬかるむことさえない。
ヨハナ曰く、敵には術者がいるらしくこれら全て侵入者を拒むトラップみたいなものらしい。
「ヨハナ、もしかして崖はもう目の前にまで来てたりする?」
天候から風景まで術者による仕業なのであれば崖を見た時の大きさも狂っているに違いない。
「えぇ、そうよ。崖はもう目の前よ」
つ、ついに!喜びのあまり勢いよく走り出す僕。
「ま、まって!」
え? だが、高揚した気持ちで走り出している僕は急にはとまれなかった。
ヨハナの声と同時に僕は何かにぶつかりその勢いの反動で後ろに弾き飛ばされた。
視界には見慣れた青い空が広がっている。
どうやら仰向けに倒れているようだ。目の前には赤色や黄色の小さな星が回っている。
こういう時にだけ要らんエフェクトださんでええわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
「もう、だから言ったのに。術は崖の周りと崖を超えた先に範囲的にかかっているの。」
体を起こし、改めて術の境目を行ったり来たりしてみる。どうやら崖と崖のしたに効いている術までの距離は1m程だ。
「崖の下まで来たことだし、お茶にしましょうか」
次回の投稿日は未定とさせて頂きます。
恐らく1ヶ月~2ヶ月内に投稿すると思いますが諸事情によりこれよりも遅くなるかもしれませんm(_ _)m