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私は、本の中の世界しか知らない。

いや、本しか与えられてないから当たり前なのだろう。


ある本の文字にあったパソコンも携帯も私に与えることを彼は、断固として許してくれない。

唯一、長い説得の上で与えてくれたのは辞書くらいだ。読めない字があると困るからという理由で渋々ながら買ってくれた。


ふと、時計を見ると午後6時。

彼は夕食の買い出しに行っているのだろう。


『暇潰しに本でも読むか…』


近くに彼が置いていった段ボールを開ける。まあ、毎回だけども、そこには大量の本が並べられていた。彼は、週に一回大量の本を段ボールで仕入れてくる。


『勇者の剣と共に、ってまた二冊目なんだけどなあ…』


たまに、同じ本をまた買ってくるからクスリと笑ってしまうのだけど。

買ってくる本は恋愛からファンタジー、ミステリーなどジャンルは多様で短編もあれば長編も豊富に揃っている。


『秘密の恋心、ねえ…乙女チックなの最近多すぎ』


何気なくとってみた本をソファーでくつろぎながら読み始めた。

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