プロローグ
初めまして!刹那時雨です!
今回初めて小説を書かせて頂きました!
至らない部分が多いと思いますが、よろしくお願いいたします!
真っ白な空間。見渡す限り、白。白。白。
長い間こんなところにいたら頭が可笑しくなりそうだ。
そんなところに俺、夜霧龍騎は一人ポツンと立っている。
なぜそんなところにいるのかって?
その理由は少し前に遡る。
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~~♪~♪~♪
俺は、まだ空が白みはじめた位の時間に目覚まし時計の音で目を覚ます。
強烈に襲いくる睡魔と戦いながら、ベットから体を起こし、朝の日課となっている鍛練を始める。
俺は一人暮らしをしている。
両親は俺が小さい頃から海外で仕事をしていて、あまり一緒にいた記憶はない。
俺を預かってくれていた祖父も最近他界したばかりだ。
俺の祖父は武術の達人で、人類最強と呼ばれていたらしい。
今行っている鍛練も祖父から叩き込まれた技術を更に磨く為である。
鍛練が終わると、汗を流すため風呂に入り、そのあと学校へ行く準備をする。
俺が、鍛練のお陰で程よく暖まった体で学校への道を歩いていると。
「おっはよー!」
背後から声をかけられたので、後ろを振り替えって見ると、そこにいたのは、少し肩にかかるくらいの茶色い髪を、ポニーテールにしている俺の幼馴染み、神崎理華がいた。
理華は、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、そのうえ性格もいいという完璧超人だ。
学校の男子の中で密かに行われている、「彼女にしたい女子ランキング」で圧倒的な票を獲得し、一位に輝いている。
ちなみに、俺は投票していない。
「おう、おはよう。」
俺たちは、他愛もない話をしながら学校までの道を歩いていく。
そして、もう少しで学校にたどり着くと言うところで
「ごめん!私、職員室に用事があるから先にいくね!」
そう言って、理華は先に走っていった。
そして、理華が少し先の信号を渡ろうとしたとき、
突然辺りに響くクラクション。
信号無視をしたトラックが理華に向かって突っ込んで行く。
「危ない!」
俺は鞄を放り投げ、全速力で走る。
ギリギリのところで間に合い、理華を突き飛ばす。
しかし、俺が避けるほどの時間はなく、俺はトラックに轢かれ、吹き飛ばされた。
「ーっ!?ーー!!」
理華が泣きながら何か行っているが、意識が朦朧として聞き取れない。
俺は、理華を助けることが出来たことに安堵して、意識を手放した。
今回はかなり短めです。
次回からは、少しずつ長くしていきたいと思います。