魂部屋
目覚めたそこは部屋の中だった。なんかふわふわして落ち着かないな。
つか、ここどこだよ。
『はい、ここは魂部屋ですよ。』
「っ!?お、お前誰だよ!」
『はい、天使ミカエルです。』
「天使ぃ?女神の次は天使かよ!?」
『はい。』
もうわけわかんねえ。
『じゃあ説明させて頂きますね。』
説明内容を要約すると、
・俺と親友の柳は死んでしまった(交通事故だそうだ)。
・が、二人とも転生することになった。
・その際の女神のミスのせいで転生先が同じになってしまった。
・柳は約10年前に目覚めたので転生先で色々としている。
冗談のようだが、他に情報がないので信じる事にした。
「…柳はどこにいるんだ?」
『あの機械の中です。』
ミカエルの指さす方にはVRマシンがあった。なぜVRマシンなのかはつっこまない。
「何してるんだ?」
『セージの操作です。』
「セージっていうと俺たちの転生先だよな。」
『セージが寝ると彼は帰ってきますよ。ちなみに私は一次的にセージの魂に憑いているだけなので帰らせていただきますね。』
「あ、ああ…ってちょっと待てぇ!?」
『サヨナラ~♪』
ミカエルは飛び立っていった。
ミカエルェ…