ロードサービス “ムンムン”
新東名高速、静岡市。午後3時50分。
ミラVANの周囲には、午後の陽射しを受けて照り返すアスファルトと、空に向かって白く伸びる雲。湿った風が少し吹いていた。
彩香とすずは、車の横で立っていた。片手にスマホ、もう片手はスカートの裾をそっと押さえながら。
ミラVANの中、シンジは床にうつ伏せに潜り込み、息を潜めていた。姿勢はカマキリのように不自然だが、それでも彼なりに必死だった。
そこに、軽快なエンジン音。
淡いブルーの作業車が停まる。側面にはでかでかと書かれた文字——「ムンムン」。
車から、小柄な女性作業員が颯爽と降りてきた。名前はマミ。つなぎ姿の彼女はヘルメットを少し後ろに傾けて、頬に笑みをたたえていた。
マミ「お待たせしましたー!ムンムンのマミです。お二人、大丈夫でしたか?」
彩香「ありがとうございます…。お休み中だったんですよね?すみません…」
マミ「あ、いえいえ!むしろ来れて良かったです。私ね、前に知り合いがニセ者ロードサービスで性被害に遭ったって聞いたことあって…悔しいんです、そういうの!」
彩香「…ありがとうございます。本当に。車は、あそこです。ここのタイヤが…」
彼女は左後輪を指さした。
マミが歩き出す。と、その瞬間——
マミ(心の声)「ん…? 何この…匂い? この車…え、ちょ、なんか私…じゅわってきてるんだけど…?」
ミラVANからは、袋の隙間から漏れ出したフレッシュガス。それは陽射しと混じり、蒸気のように漂いながら、マミの鼻腔を優しく、しかし確実に攻め立てた。
マミ「こ、これですね…ちょっとタイヤ見ますね…」
しゃがみ込むマミ。その顔が、ミラVANの真横に来る。
マミ(心の声)「すっご…この芳香、え、何これ? これって、メスの…それも何百人分を凝縮した…いや、待って、私、今…生理がズレそう…」
マミ「あー…釘が刺さってますねぇ…前輪で跳ね上げて後輪でガッチリ踏み抜いた感じ…釘が『もっと踏んで』って、はぁ、すいません」
すず「直せそうですか?」
マミ「は、はい。私が、釘をプスッと抜いて、優しくお手当しますので…」
すず(心の声)「やばい…マミちゃん…フレッシュガスにやられてきてる…」
工具を取り出し、マミは釘に手をかけた。力を入れて——
スポッ!!
マミ「ん、ぅあ…ッ」
すず「だ、大丈夫!?」
マミ「す、すいません…なんでもないです…すぐ、終わりますからね…」
彼女の頬はほんのり紅く、目元はトロンとしていた。
フレッシュガスに酔っている。いや、溺れている。
釘を抜いたあとは、手際よく修復作業。
しかしその間も、時折ミラVANの中を見つめ、鼻で吸い込む音が漏れた。
マミ「お、おわりましたぁ…」
彩香「ほんとに、ありがとうございました!助かりました!」
彩香は財布を取り出し、礼を言って運転席へ。
すずは助手席に。車のドアが開く。
——その瞬間、風が動いた。
ミラVAN内部の空気が、一気に放出される。
袋の間を抜け、布をすり抜け、黄金比でブレンドされた熟成されたフレッシュガスが——マミの顔を包む。
マミ(心の声)「し…あわせ…」
マミは作業車に戻るが、目は虚ろ。口元に微笑み。
運転席に座ったまま、ハンドルを抱えるようにして、動かない。
だが、彩香がハンドルを握り、シフトを入れようとしたとき——異変が起こる。
シンジ(ミラVAN床下から)「ちょ…待て…まずい……」
いつの間にか、ミラVANの周囲には、大型バス、観光バス、トレーラーが停止していた。
そして、車窓から——男たちの顔が、全員こちらを見ている。
目がギラついている。笑っている。汗ばんでいる。
シンジ「アホか!長いこと止まりすぎた! フレッシュガスが漏れすぎたんだ! あいつら……ゾンビになっちまってるぞ!」
車外のバスのドアが開き、スーツ姿の男たちが、光悦の表情で降りてくる。
手にはスマホ。鼻をヒクつかせている。明らかに理性がない。
すず「マミちゃん!ドア開けちゃだめよ!!」
マミ「はぃぃ…」
マミはフワフワした動きでドアをロックする。
彩香が急いでバックしようとするが——
彩香「くっ…ダメ!バスが塞いでて出られない…!完全に囲まれてる!!」
バスとトレーラーから、30人近い男たちが降りてくる。
シャツのボタンを外し、ネクタイを投げ捨て、股間を押さえながら、まるで救世主に出会ったような顔で——ミラVANに群がるように近づいてくる。
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ここからは、
清楚系、松山弁コメンテーターなっちゃん
ピチピチ系、関西弁インフルエンサーカナちゃんの振り返り番組“なっちゃんカナちゃん”
オープニングジングル:
♪スースースー、ドッカーン、キュンですーー♪
なっちゃん
「みなさーん!今夜もスースーTVのお時間がやってまいりました〜!この番組は、パンティとゾンビと心のジュワッをお届けする、愛の情報バラエティです!」
カナちゃん
「なんのこっちゃやねんそれ!でも今日の回、もう…ちょっと、いろいろ濃すぎて、オープニングで喉カッスカスなったわ!」
なっちゃん
「というわけで、今回の放送は――はい来ました!静岡市15:50!高速道路に響く、スースーの風よ!」
カナちゃん
「さあ、ロードサービス“ムンムン”の登場やで!もうさ、最初のさ、彩香ちゃん、スカート押さえて外立ってる時点で、『あぁ…この子今、パンティが…』って察してもうたわ!」
なっちゃん
「ほんまに。スースーやもん。あの“スカート押さえてスースー”って、もはや定番やけど、男性視聴者の間では今や“国民的ふともも瞬間”って呼ばれてるんやで!」
カナちゃん
「なんやそれ!国民的瞬間って、選挙速報の開票か!でもほんま、彩香ちゃんのスースーに、あの午後の風が絡むのよ。で、そのあと来たわ、例のムンムンよ!」
なっちゃん
「マミちゃん!小柄でクリクリした目の、あの感じ!なんかこう、最初は“はい到着しました〜”って真面目キャラやったのに、フレッシュエアー嗅いだ瞬間――」
カナちゃん
「“じゅわっ…”て!あの一言よ!まさかのあの伝説ワードを、まさかマミちゃんの口から聞くとは思わんかった…!」
なっちゃん
「あのとき、“ジュワッは愛の言葉です”って言うてたやん?あれ思い出した瞬間、涙出そうになったもん。…鼻から」
カナちゃん
「やめてくれる?ロマンチック潰すの得意やな。でさ、マミちゃんのエロワード連発、もはや修理じゃなくて催淫劇やったで?」
なっちゃん
「“いや前輪で踏んで…”て、おい!言い直してるけど、逆にエロいやつや!あと、“釘がもっと踏んでって…”って、釘が喋ったん?!」
カナちゃん
「フレッシュエアーって、物にも感情芽生えさせるん?生理ずれそうとか言うてたけど、副作用おかしすぎるやろ!」
なっちゃん
「“スポッと抜いて、優しくお手当てしますね〜”とか…もう、ASMRで聞きたいわその声。しかも“あぁん…”て、そっちの声出たか!」
カナちゃん
「でも腕は確か。パンク修理バチッと決めたし。技術は一級品やのに、空気は百パー変態やったな!」
なっちゃん
「ほんでミラVANのドア、彩香ちゃんが開けたら…ああもう、フレッシュエアー、ドバーン!まるで熟成完了の爆淫香!」
カナちゃん
「マミちゃん…目がトロンや。やばい、魂抜けかけとる。あの瞬間、たぶん彼女、脳内でのぞみちゃんとシンクロしてたな」
なっちゃん
「でもさ、こっからが問題やったよね。いつの間にか、大型バスとトレーラーに囲まれて…」
カナちゃん
「え、やばくない?って思ったら、ゾンビよ!あの顔!ミラVANの方ばっか見て、“はぁぁ…”って…あれ完全にスカートの下に憧れる男子中学生やろ!」
なっちゃん
「いやゾンビや!ただの変態ちゃう!すずちゃん、ナイス忠告。“ドア開けちゃダメよ!”って…あのときの声、ちょっと涙出たもん。…耳から」
カナちゃん
「また変なとこから出すな!でもほんま、感動したわ。で、最後のシーンな、彩香ちゃんが“出られない!”って叫ぶとこでさ、ああ…すずのフレッシュの出番や…って思ってもうた」
なっちゃん
「えええええ!?それはあかん!でも…そうなるやんな…スースーリレーの始まりや…」
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ここで視聴者の反応コーナー!
なっちゃん
「今日も届いてます、全国の“スースーウォッチャー”からのコメント、読み上げるでー!」
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RN:爆淫寺の副住職さん
「マミちゃんの“じゅわっ”に、頭が真っ白になりました。あれはもはや性的悟り。」
カナちゃん
「副住職、何悟ってんのよ!でもわかる。ジュワッで心洗われる瞬間あるよな」
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RN:スースー北国支部さん
「スカート押さえて立つ彩香さん、静岡の風になりたいと初めて思いました」
なっちゃん
「それは…なりたいわな。あのスースーをすり抜ける風…尊い」
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RN:爆淫香研究所所長さん
「爆淫香が周囲に漏れ出すシーン、涙が止まりませんでした。あれは文化遺産です」
カナちゃん
「文化庁動いてくれへんかな…“無形エロス遺産”として登録してもええと思う!」
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RN:すず命ファンクラブ東海支部さん
「すずちゃん、ついに出番ですね!次回は“すずのスースー”期待してます!」
なっちゃん
「それはもう、スースー・ザ・レジェンドになるやつやな。期待高まるで!」
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カナちゃん
「来週はどんな香りが、どんなゾンビが、どんなスカートが飛び出すのか!目が離せません!」
なっちゃん
「それじゃあ今夜はこのへんで!せーの!」
なっちゃん&カナちゃん
「愛の織布で、世界をスースーにーー!!」
エンディングジングル:
♪スースースー、世界を包む愛の風〜♪




