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誘惑の渦中で停止せよ!フレッシュ取締警察官との攻防戦!

——新東名高速道路、静岡市。午後3時5分。

ミラVANは山間を駆け抜けるように走っていたが、ついにその時が来た。


パトカーのサイレンが唸る。

赤色灯がミラVANの後方で激しく回転する。


ハンドルを握るシンジが舌打ちした。

「ちっ、やっぱ来やがったか……静岡の峠越えで油断してたわ」


後部座席にはフレッシュ袋が山積み。

車内の温度と湿度、そして密閉された空間によって、濃密な“爆淫香”がいまにも漏れ出しそうなほど膨れ上がっている。


「……おい、頼んだぞ。いいな? 全員、外出ろ。窓開けたらアウトだ。漏れっぱなしになる」

「わ、わかったわ……!」

彩香が緊張した声で応じる。

すずも小さく頷いた。口元には薄い笑みが浮かぶ。


バンッ!! バンッ!! バンッ!!

3人はほぼ同時にドアを開け、ミラVANの外に飛び出した。

まるで爆発から逃れる工作員のような速さだった。


サイドミラーに映る警官の姿。中肉中背、制帽が微妙に傾いている。


「えーっと……」

男性警官は、鼻をクンクンさせながら近づいてくる。

顔が赤い。

目が潤んでいる。


「す、すいませんねー……さっき“下着泥棒が走っている”って通報があったもんで」


——心の声:なんなんだこの妖艶な匂いは……オレ、今まで何十件も職質してきたけど……こんなのは初めてだ。鼻の奥が痺れる。息を吸うたびに……気が遠くなる……。


シンジは一歩前に出て、軽く手を広げた。

「え〜? 下着泥棒っすか? オレたち、マジで何もやましいことしてないっすよ? 普通の配送っすよ、これ」


——警官の心の声:くっ、すごい匂いがプンプンしてる! オッサンの運転かと思ったら、女の子も同乗してたのか……! しかも……なんかこの空気……トロける……。


「ちょっと車の中、見せてもらってもいいですか?」

警官が言った瞬間、シンジの背中に冷たい汗がつうっと流れた。


——心の声:ダメだ、それだけは……中の“爆淫香”まで吸い込まれたら、訓練された警官でも……たぶんエロゾンビになる。


そのとき、彩香が一歩前に出る。

スカートの下はフレッシュ投下によってスースー状態のまま。

わずかに震える脚を押し出すように言った。


「あの……どうしても見せないとダメですか? ちょっと……洗濯物ためすぎちゃってて……あの、中、すっごい恥ずかしい感じになってて……」


——警官の心の声:せ、洗濯物だと……!? し、しかもためすぎて……匂いがこのレベル? な、なんだ……この理性を溶かす誘惑は……まさか……あの車の中に、“秘宝”が……!?


その時だった。

パトカーの助手席から、女性警官が降りてきた。

長身、黒髪を一つ結びにした精悍な表情。


「どうしました? 男性警官に見られるのが嫌なんですよね? もしよければ、私が中を拝見してもいいですか?」


彼女がミラVANに近づいた瞬間——。

その鼻孔が、フレッシュエアーに包まれる。


——心の声:……なにこれ……オンナのフェロモン……しかも、濃すぎる……脳が……揺れる……。どうやったらこんな匂いを出せるの……?


すずが顔を近づけて言った。

「女性警官さんなら……いっか。ね? 彩香?」

「そうね……中、狭いですけど……どうぞ。ドアはすぐ閉めてくださいね! 開けっぱなしだと……漏れちゃうから!」


彩香、すず、女性警官は狭い車内に乗り込み——バタン!!

すずが素早くドアを閉める。だがその一瞬で、外気にフレッシュガスが放出され、男性警官は鼻をくんくんと動かしていた。


車内——。

女性警官の目が泳いでいる。

目の前には山積みのフレッシュポリ袋。

それぞれが軽く膨らみ、表面には汗のような水滴が浮いている。

目に見える香りが漂っているかのようだ。


「……こ、これ全部……あなたたちのものなの?」


「そうなんですぅ〜。私たち、一緒に住んでて……洗濯、年に数回しかしなくて……それで、こんなに貯まっちゃって……」

すずの言葉に彩香が追い打ちをかける。

「すごいでしょ? これなんか、もうパンッパンで……」


彼女は目の前のフレッシュ袋をわざと抱えて、女性警官の顔すれすれで——


ブスゥッ……!!


内部の空気が微かに抜ける音とともに、純度100%の爆淫香が女性警官の顔に放たれた。


——女性警官の心の声:うっ……な、なにこれ……果汁還元? 違う……こんなの、理性のストレート焼酎……! 男性警官がこれ吸ったら、間違いなく発情する……!


「こっちも同じなんですぅ〜。今ちょうど熟成されて、もう……パーンパーンなんですぅ〜。中の空気、爆淫香って言うんですよぉ〜。もう一回嗅ぎますぅ〜?」


「……ちょ、ちょっと……休ませてもらえる……?」


彼女は袋の山の中に埋まりながら、よろよろと体を支えきれなくなっていた。


車外——。

シンジがハンドルの横で固まっていた。


——心の声:ちょっと待て……いきなり“爆淫香”噴射って……おい、これって……公務執行妨害とかになんねぇよな……? 勾留されたら、俺、また借金チャラにならねぇぞ……?

◾️◾️◾️◾️◾️

ここからは、

清楚系、松山弁コメンテーターなっちゃん

ピチピチ系、関西弁インフルエンサーカナちゃんの振り返り番組“なっちゃんカナちゃん”


なっちゃん「ちょちょちょ、カナちゃん聞いた!? あの彩香とすず、真顔で“洗濯ため込んでて恥ずかしい”言いよったんよ!? 爆笑もんやろこれ!」


カナちゃん「ほんまやで! ため込んだ洗濯もんでフレッシュ袋パンパンって! なんやその熟成漬物みたいな言い訳は! 普通なら“やってません”やのに、“洗濯たまりました”って、逆に怪しすぎるやろ!」


なっちゃん「しかもその袋を、女性警官の顔の前でブスウッ!って潰したんよ! もう私、声出して笑ったわ! 爆淫香直撃やけん、女性警官もヨロヨロしよったんやから!」


カナちゃん「直撃どころちゃうで! あれはもう、“鼻にストロー突っ込んで原液流し込んでます”みたいなもんや! 吸うな言われても勝手に吸うてまう香りや!」


なっちゃん「フレッシュポリ袋抱えてニヤッと笑う彩香の顔、頭から離れんわ。あれもう悪魔やろ!」


カナちゃん「ほんまに! 正義の味方の女性警官まで堕とすんかい! “あんたらほんま何者やねん! 洗濯ものテロリストか!”って突っ込み入れたくなったわ!」


なっちゃん「いやマジで、洗濯物溜め込み女子って怖いんやね……」


カナちゃん「こら、全国の視聴者の女子怒るで! “洗濯ため込んだことあるわ!”ってXで荒れるやつや!」


なっちゃん「それはそれで見たいけどね〜!」


カナちゃん「ほな視聴者はがきとXのコメント読もか!」


なっちゃん「はいはい、一通目! “なっちゃんカナちゃんこんばんは。彩香とすず、完全に“人間加湿器”ですね。部屋干し臭ならぬ“部屋爆臭”! もう近所迷惑レベルです”」


カナちゃん「人間加湿器って! いや正解やな。湿度と匂いで空間制圧する新兵器や!」


なっちゃん「続いてXコメント。“あの女性警官、絶対次回から“フレッシュ袋係”でレギュラー入りでしょ。中毒性ヤバそう”」


カナちゃん「せやな! 一発で沼落ちした顔してたもん。あれは“袋クラブ”入会完了や!」


なっちゃん「もう一通。“警察24時で放送してほしい。テロップに“怪しい洗濯物を確認中”って出たら腹筋死ぬ”」


カナちゃん「いやあれ絶対放送できんて! 全国民が鼻クンクンしながらテレビの前で倒れるで!」


なっちゃん「続いてX。“洗濯溜め込みすぎて爆発寸前とか、もはや梅酒の瓶やん”」


カナちゃん「うわ、それうまい! ほんまに熟成フレッシュ酒や! しかも原液ストレート!」


なっちゃん「ラストいこか。“もうさ、あのVAN一台が『洗濯工場』でいいよね。臭気で人間堕とす工場”」


カナちゃん「工場て! 操業開始のサイレン鳴ったら町内全員フラフラ寄ってくるやん! いやホンマ爆笑やわ!」


なっちゃん「彩香とすず、ただの逃亡劇がもう“フレッシュ袋ショータイム”になっとるけんね。次回どうなるんやろ!」


カナちゃん「もう正義も悪も関係あらへん! “洗濯物たまったら世界滅ぶ”っていう新しい教訓や!」


なっちゃん「ほんまそれ!」


カナちゃん「視聴者のみなさんも、洗濯はため込まずに!」


なっちゃん「フレッシュ袋には気をつけて!」


カナちゃん「以上、“なっちゃんカナちゃん”でした〜!」


なっちゃん「次回も見逃さんとってよ〜!」

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