ミラVAN始動
ソープ街の廃墟ビル。外壁はところどころ崩れ、2階の窓には割れたガラスが残っている。夜気が湿っていて、空気がべたつく。
——シンジはふらふらと事務所へ戻る。汗だくで息が荒い。既に2袋を車に積んだ彼の手には、次なる袋の重さがのしかかる。
シンジ「よし、次の袋……っと」
棚から3袋目を抱き上げた瞬間、ぷすっと袋の口元から濃厚などピンク色の空気が吹き出した。匂いが、まるでシンジの顔面を狙ったかのように直撃する。
シンジ「うほッ!オホッオホッ!おいおい、さっきの2袋とは明らかに違うぞこれ……酸っぱさが……くっ、濃ぇッ!」
彼は目をしばたたかせ、顔を背けながらも笑いをこらえきれない。
シンジ「こりゃ10代のフレッシュか……?あの地下アイドルグループのやつか?……袋に書いてある名前……いや、見るな見るな、見たら終わりだ……!でもよォ、これ売りさばいたら100万じゃ済まねぇっての!」
一瞬、シンジの目がギラつく。しかしその直後、野崎の無表情な顔が脳裏をよぎる。
シンジ「……でもバックレたら……地の果てまで追ってくるんだろ?あの野崎ってやつは……何でよりによってこんな仕事に手ェ出したんだオレはよ……」
小さく愚痴りながら、シンジはまた車へ戻る。夜風は冷たいが、背中にべっとりと張りつく汗が心地悪い。
車に到着。リアゲートを開け、3袋目と4袋目を積み込む。するとまた——
ぷすっ
どピンク空気が車内に広がり、即座に香りの濃度が跳ね上がった。
シンジ「オホッ!オホッ!ぐぅっ……たまんねえなこれ……うわ、ちょっと待て、車内、もう半分埋まってんぞ?」
荷室の奥に鎮座する4つの袋は、異なる香りを互いにぶつけ合い、空間そのものを変質させているようだった。
シンジ「たった2袋置いただけでこの濃密さ……おいおい、ここに今の10代フレッシュ2袋を追加して、さらに次だと……おい、オレ、戻ってきた時この匂いの中に入んのか……!?」
軽くよろめきつつ、シンジは再び事務所へ。
5袋目と6袋目を持ち上げた瞬間——
ぷすっ
鼻の奥に突き刺さるのは、どぎつい香水の香りと、ほのかに肉体の温もりが残るようなフェロモンの気配。
シンジ「うわ!なにこれ!これ絶対アレだろ、セクシー女優のやつだろ!いや、セクシー女優って何だよ……昔はAV女優って言ってたじゃねぇか。なんでもかんでも言論統制すんじゃねぇよ!」
独りごちながらも、嬉しそうに鼻をすんすんさせる。鼻孔が広がる音が聞こえてきそうだ。
車に戻り、ドアを開ける。すると——
シンジ「すげえ……な、なんだこの匂いは……!?10代の甘酸っぱさと、この妖艶な香水のミックス……」
どこか化学反応めいた香りが、車内の空気を変えている。
シンジ「……女神転生もビックリだぜ……これ、強いキャラだぞ。クラクラする……やべぇ、意識が持ってかれそう……!」
なんとか踏ん張り、袋を中に押し込むと、ボフッとピンク色の濃霧のような空気が舞い上がる。すぐに艶めいた香りが鼻を焼くように襲ってくる。
シンジ「まただ、また合体してやがる!この匂い、巻き込まれたら人格変わりそうだわ……!」
ふらつきながらも再び事務所へ戻り、7袋目と8袋目を持ち上げる。
ぷすっ
今度の香りは、柔らかく、どこか上品で、瑞々しい。
シンジ「ん?今度は清楚系か?こりゃ……多分女子アナのやつだろ。誰のかは知らねえけど……知りてぇ、けど見ちゃダメなんだよなぁ……もったいねぇ……!」
未練がましく袋を撫でるシンジ。だがその手をぐっと止め、車へ向かう。
7袋目、8袋目を車内に押し込む。もはや香りのレイヤーは何層にも重なり、色で例えるなら濃いマゼンタが渦を巻いているような状態だった。
残すはあと2袋。
シンジ「はぁ、はぁ……くそっ、息が上がってきた……さぁ、ラスト2袋……こいつはどうだ?」
抱きかかえた瞬間——ボフッ
漂う香りは、どぎつさと清楚さが見事に融合した、何とも形容しがたい魅力。
シンジ「うぉ……こ、これは……一番いいかもしんねぇ……清楚なのにエロいって、そんなのズルいだろ……女優のやつかなぁ。ってかさ……YUIのもあんのかよ?もしこれがそうなら……100年に一度のフレッシュって……やべ、想像だけで鼻血出そう……!」
(YUIはのぞみとゆうの物語の登場人物)
ふらふらと車まで来て、最後の袋を助手席に詰め込もうとドアを開けた。
シンジ「うわ、もうギリギリじゃん……ここに乗せたらもう何も乗せられねえぞ……ってか……な、なんなんだこの車内の匂いは!!」
サイドミラーが曇っている。車内の温度が上昇し、空気がゆらめく。
シンジ「これで東京まで……運転するのかよ……?オレ……正気保てるのかこれ……!?」
彼は最後の2袋を助手席に滑り込ませる。**ギシィ……**とサスペンションが悲鳴をあげた。
シンジ「これ……過積載じゃねえの?知らんけど」
遠くでネコがにゃあと鳴いた。
彼はハンドルに手をかける。
シンジ「ま、時間もねえしな……さっそく出発すっか」
キーを回すと、ブルルン……ゴゴゴ……ガゴッとエンジンがかかる。ボロボロのミラVANが、香りという名の濃霧を乗せて、今まさに動き出そうとしていた——
【続く】
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ここからは、
清楚系、松山弁コメンテーターなっちゃん
ピチピチ系、関西弁インフルエンサーカナちゃんの振り返り番組“なっちゃんカナちゃん”
~地上波ギリギリ突入!深夜1:50の恋と汗とピンク空気トーク!~
(提供:清楚女子香水協会/どピンク空気保存同好会)
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(オープニングジングル終了。BGMフェードアウト)
なっちゃん(ふわっとした巻き髪、やや顔を手で覆いながら)
「……はぁあ〜〜……」
カナちゃん(肩をすくめ、両手で大きなバツ印)
「もう、呆れすぎて、酸素足りひんわ!」
なっちゃん(目を見開いて)
「何なんよ、ほんまに!『ボフッ』とか『ぷすっ』とか、匂いが毎回出るて、脚本家どんな趣味しとんの!?」
カナちゃん(即ツッコミ)
「お風呂で屁ぇこく小学生か!」
なっちゃん(両手でガッツポーズの真似)
「しかもそれを『会心の出来』やて!めっちゃ誇らしげやけん、もう見とられんよ!」
カナちゃん(ふんぞり返って)
「脚本の机の横、芳香剤やなくてパンティ吊るしてる説あるで!」
なっちゃん(顔をしかめながら)
「『酸っぱさが濃い!』とか言うて!で、10代って当てよるけん!……絶対初犯ちゃうけんね、シンジ!」
カナちゃん(口をすぼめて)
「ニヤついてたもんな、あれ…完全にあの顔、悪意のある中年の典型やで!」
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なっちゃん(真顔で)
「てかさ、車の中の空気よ!何なんよ、あのピンクのもや…」
カナちゃん(指を差して)
「兄さん!空気澱んでるで!って、ナイトヘッドやないかい!古るぅー!」
なっちゃん(吹き出して)
「ちょ、やめてや、脳内でナイトヘッド流れ出したけん!」
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カナちゃん(テンション上がってきてる)
「セクシー女優袋来たで!てか、福袋みたいに言うな!」
なっちゃん(松山弁混じって)
「ほやけんて、開けたらドピンクの空気てどゆことよ!?」
カナちゃん(目を細めて)
「シンジ、絶対FANZAで毎晩ハシゴしてるな。もはやプロやろ」
なっちゃん(感心した顔)
「でもあれ、金より価値あるって言うとったわな」
カナちゃん(指を立てて)
「レアアイテム感よ!セクシー女優のフレッシュ、SSR排出かよ!」
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なっちゃん(目をキラキラさせて)
「『女神転生もビックリ』て!出たで、名作タイトルボケ!」
カナちゃん(ガチトーンで)
「でも実際あの空気、最強悪魔1体召喚できる気するわ。しかも混合種。」
なっちゃん(手を合わせて)
「アリスとベルゼブブとフレッシュ足して割ったみたいな…!」
⸻
カナちゃん(目を見開いて)
「でた!女子アナ袋!もう…やめようよ、こういうアホなこと」
なっちゃん(ちょっと照れながら)
「女子アナを袋で表現するとか、職業差別やけんね!」
⸻
カナちゃん(怒りながら笑って)
「最後は女優袋!やと?そんでYUI!?出さんといて!YUIに土下座して謝って!」
なっちゃん(松山弁で熱く)
「100年に一度のフレッシュって……熟成の度合いがもう、ビンテージワインやないか!!」
⸻
カナちゃん(うつむいて肩を震わせて)
「車のミラー曇ってんのよ!あれ、絶対分泌物が発酵してる!温度上がって、空間発酵しとんねん」
なっちゃん(鼻をすするフリ)
「酒造りやん!蔵元か!」
カナちゃん(苦笑い)
「ほんでサスペンション沈んどるて!このミラVAN、もう自我芽生えそうやで」
なっちゃん(後ろを振り返る仕草)
「ドア開けた瞬間、異世界転送されそうな気ぃしたもん。峠越えられるか不安やわ…」
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二人同時に
「あ〜〜バカバカしい!!」
カナちゃん(両手を振って)
「シンジ、はよ行けぇ!!あんたが止まっとる間にも、パンティ熟成進んでんねん!」
なっちゃん(震える声で)
「車内温度と湿度、酒蔵のそれやけん!もう無理ぃ!」
⸻
(コーナー:「視聴者の声、読んでみよか」)
カナちゃん(スマホ片手に)
「ほな、今日の放送後のリアクション、X(旧Twitter)から拾ってくで〜!」
なっちゃん(食い気味で)
「きとるきとる、めちゃきとるよ〜〜!1件目!」
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投稿①
@pantylover443
シンジのミラVAN、クラッチより匂いで逝きそう
なっちゃん
「やめぇや!比喩がうまい!」
投稿②
@pinknohana
女神転生の召喚儀式、ドピンク空気で成立する説出てて草
カナちゃん
「もうそれでゲーム作って!」
投稿③
@idol_fresh_bot
10代のフレッシュを匂いで言い当てるシンジ、能力者やん
なっちゃん(引き気味に)
「異能バトル系か!いやいやダメダメ!」
投稿④
@shokufu_kenkyukai
我々の愛の織布研究に新たな風が吹きました。これは文化です。
カナちゃん(真顔)
「いやあんたら、マッドサイエンティスト集団やん!」
⸻
なっちゃん(にこやかに)
「いや〜、みんな呆れとるんか、楽しんどるんか、ようわからんけど…見てもうたら最後よね」
カナちゃん(手を振りながら)
「ほんまや!ここまで来たら、次回も熟成されたバカ展開、期待してまっせ!」
なっちゃん&カナちゃん(せーの)
「ほな、また来週〜!シンジ、無事で帰って来いよ〜!」
(BGM:アホっぽいエレクトロに乗せて、エンドクレジット流れる)




