俺の父ちゃんが、“俺好みの人工知能を持った人間そっくりの 可愛いアンドロイドを作ってくれたんだぜー!”
俺の父ちゃんが、“俺好みの人工知能を持った人間そっくりの
可愛いアンドロイドを作ってくれたんだぜー!”
俺の父ちゃんは優秀な科学者だ!
しかも? 世界トップレベルの科学者で、父ちゃんがとうとう
人工知能を持った人間そっくりの可愛いアンドロイドを作ってしまった!
もうどこからどう見ても、“人間そのもので、誰が見てもまさかアンドロイド
とは思わないだろう。”
凄い技術だ!
しかも? 人工知能だから生活の中で勝手に学んでいく。
でも “AIの三原則!”
【人を傷つけない 人を必ず守る 人の命令は絶対】
何より、“最初に見た相手を心から愛するという事!”
・・・そして俺が最初に、父ちゃんが作ったアンドロイド第一号を
起動させた!
そしてアンドロイドの目が開いた先には、俺が居る!
完全にアンドロイドは俺の事を愛してしまったらしい。
俺好みのアンドロイドを父ちゃんが作ってくれたんだ!
俺に忠実で歯向かわない、可愛い女の子が俺の前に居るのだ。
【初めまして、ハナと言います。ご主人様!】
『ハナ、今日から俺がキミのご主人様だよ、俺の名は健太! よろしくな。』
【はい、健太さん、よろしくお願いします。】
『やっぱり凄いな~直ぐに環境に柔軟してんじゃん!』
【健太さん! お腹は空いてませんか?】
『空いてるよ~なんで分かったの?』
【健太さんの体調チェックをしていたら? お腹が空いている事が分かりました。】
『スゲーな! マジかよ、父ちゃん凄いの作ったんだな~』
【お父様の尊さんには、本当に感謝しかありません!】
『・・・あ、ありがとう、そう言ってくれると父ちゃんも天国で喜ぶだろうな。』
【尊さんは今何処に? 直接、お礼を言いたいのですが......。】
『・・・ごめんな、父ちゃん! 病気で3日前に亡くなっちゃったんだ。』
【大変申し訳ありません、失礼な事を聞いてしまいました。】
『別に、ハナが悪い訳じゃないよ、凄く疲れてたんだと思う、免疫力も弱って
たしな、でもハナを作る事は人一倍頑張ってたんだぜ、父ちゃんは、、、!』
【・・・そうでしたか、心からのお悔やみを申し上げます。】
『それよりハナ! 今から俺とデートしないか?』
【・・・デートですか? 少しお待ちください。】
『あぁ、ううん!』
【了解致しました、デートしましょう。】
『“今? 学習したの?”』
【はい!】
『流石、アンドロイドだな~!』
【さあー行きましょう。】
『うん!』
・・・父ちゃんが俺に最後に残してくれた形見がこのアンドロイドなんだ!
彼女は俺がこれからも守るよ。
アンドロイドだけど、大切な父ちゃんの形見だ! それに俺の命令は絶対らしい。
それにハナは、直ぐに環境に柔軟して学習するからもう一緒に居ても、
“俺の彼女しか見えないよ!”
俺の隣に歩いている女の子は、“本当にアンドロイドなのか?”
人工知能って本当に凄いな~。
【健太さん、私! 甘い物が食べたい!】
『いいけど? 食べられるの?』
【モチのロンよ!】
『それは直ぐに学習し直した方がいいよ、イマドキの女の子が“モチのロン
なんて言わないよ。”』
【ごめんさない、そうします! それより健太さんは何処に行きたいの?】
『先にごはん食べようか、そこで甘い物も食べればいいし!』
【そうね、そうしましょう。】
まだまだ“学習能力が追い付いてないトコロもあるけど、、、。”
それも可愛いというか? “小さな女の子が大人の女性に蛹から孵化して
キレイな蝶になるように、、、。
俺もドキドキしながら彼女の変化を楽しみながら見てるよ。”
少しづつ学んでいく彼女を見て、俺は凄く嬉しくてたまらないんだ!
教えたら教えただけ直ぐに学んでくれるし。
しかも俺に忠実で最高の彼女さ!
*
・・・ただ問題もあるのだけど?
彼女は、“子供が産めない!”
戸籍やマイナンバーカードは持っているんだ!
俺の父ちゃんってマジ凄いよ! “こんな凄い事できる父ちゃんは、
何者だったんだろう?”
生活する中で全く問題はないみたいなんだけど?
なんと言っても、“彼女はアンドロイドだから、” 子供に恵まれない
のは凄く悲しいと思っていたんだけどさ。
“俺の父ちゃん! そんな事も先を考えてくれていたのか? 養子を迎えら
れるように既に段取りをしてくれていたんだ。”
俺と彼女の子供になる子は、ある施設に居る子から選べるらしい。
これで俺と彼女は養子を迎える事が出来る、“一つの家族になるんだ!”
凄いだろう~俺の父ちゃん!
“偉大な父ちゃんを持つと、俺は幸せでいっぱいになると知った!”
これからは、俺とアンドロイドの彼女と、そして養子になる子供達と、
幸せを見つけて行こうと思うんだ!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。