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泥濘日記と仲間への憧れ

新しい泥濘で鉄の箱を見つけた私は、全身泥だらけでニヤニヤが止まらない。小川の支流にあるこの湿地は、木々に囲まれてて、いつもより少しひんやりした空気が気持ちいい。泥水が靴やハイソックスに染み込んで、「グチュグチュ」って音が響くたびに、心が弾む。ジャージは泥をたっぷり吸ってずっしり重く、半袖体操服やショーツまでびしょびしょに染まってて、冷たい感触が全身に広がってる。鉄の箱の中に入ってた「泥濘日記」と写真を手に持つと、なんだか新しい冒険が始まったみたいでワクワクするよ。


まだノートをじっくり読む時間はないけど、写真の泥だらけで笑ってる女の子が、私にそっくりな気がして仕方ない。この子が書いた「泥濘日記」には、きっと私と同じ泥んこ愛が詰まってるはず。ノートをそばに置いて、私はもう少し遊ぶことにした。泥水をバケツですくって頭からかぶると、髪から滴る泥水が顔を伝って、「じゃりじゃり」って土の粒が口に入ってくる。紅白帽子に泥を擦り付けると、白と赤がすっかり茶色に染まって、まるでこの泥濘の王国の旗みたいだ。


服の中に泥水を流し込むと、ジャージの襟元から冷たい水が半袖体操服を伝って流れ落ちて、ショーツやスリーマまでびしょびしょになる。服の中で泥水が動く感触がくすぐったくて、思わず笑っちゃう。深いところで泳いでみると、泥が体を包み込んで、まるで浮いてるみたい。ハイソックスが泥水で重くなって、足首にぺったり張り付いてるのが気持ちいい。ジャージズボンの中のブルマにも泥水が染み込んで、太ももに冷たい感触がじんわり広がる。転んでみると、泥が柔らかく私を受け止めて、全身に絡みついてくるのが最高だよ。


遊びながら、ふと尿意を感じた。「どうせこの後泥を落とすし、思いっきり楽しんじゃおう!」って思って、そのままおもらししちゃった。暖かいおしっこがショーツから流れ出て、泥水と混ざりながら靴の中に溜まっていく。歩くたびに「グチュグチュ」って音がして、泥の音と少し違う響きが新鮮でドキドキする。ハイソックスがさらに濡れて、ふくらはぎまでびしょびしょになってるのが分かる。泥と混ざったおしっこが靴の中で泡立つ感じが、ちょっと秘密の遊びみたいで楽しいんだ。


全身泥んこになって満足した私は、川の浅瀬に移動して泥を落とし始めた。冷たい水に浸かると、ジャージやズボンにこびりついた泥が少しずつ流れ落ちて、茶色い汚れが薄くなっていく。でも、半袖体操服やショーツにはうっすら染みが残ってて、それが私の泥んこ冒険の勲章みたい。鉄の箱とノート、写真を手に持って、私は自転車に乗って帰ることにした。茶色に染まったユニフォームのまま、あぜ道を走ると、風が濡れたジャージを冷たくして、泥の匂いがふわっと漂ってくる。家の近くで近所の子供たちに「ミユキ、また泥んこだ!」って笑われたけど、「うん、最高だったよ!」って笑い返して庭に着いた。


シャワーを浴びて別の体操服に着替えた私は、洗濯をしながら「泥濘日記」を読むことにした。ノートを開くと、鉛筆で書かれた文字が少し滲んでるけど、気持ちがたっぷり詰まった言葉が並んでる。「7月15日。今日も泥濘で遊んだよ。友達と一緒に泥に飛び込んで、全身泥んこになるのって本当に楽しい!靴の中まで泥水が入ってきて、グチュグチュする音が大好き。みんなで笑いながら泥をかけ合ったんだ。」って書いてあって、私は目を丸くした。「友達と一緒?」って。私の泥んこ遊びはいつも一人だから、誰かと一緒に泥にまみれるなんて想像しただけで胸がドキドキしてきた。


次のページには、「8月3日。新しい泥濘を見つけたよ。深いところで泳ぐのが気持ちよくて、服の中に泥水を流し込むと、下着までびしょびしょになって最高!友達のユカが『気持ち悪い!』って言ってたけど、私にはそれが分からない。泥んこって、こんなに楽しいのにね。」って書いてある。ユカって子は泥んこが苦手みたいだけど、このミユキは私と同じだよ!ノートを読み進めるたびに、この子が私の遠い仲間みたいに感じてきて、もっと知りたいって思うんだ。


「9月10日。今日は特別な日。宝物を隠したんだ。泥濘の近くに、私の秘密の箱を埋めたよ。いつか誰かが見つけて、一緒に泥んこ遊びをしてくれたら嬉しいな。」って書いてあって、私は鉄の箱を手に持った。このノートを書いたミユキが、私と同じ名前で、同じ泥んこ好きで、しかも私に宝物を託してくれてるみたいで、なんだか運命みたいだ。


ノートを閉じて、私は次の泥んこ遊びを考える。友達と一緒に泥濘に飛び込むなんて、私にはまだできないけど、いつかそんな仲間ができたらいいなって夢見ちゃう。次の日、学校で友達に「泥んこ遊びって楽しいよね?」って聞いてみたら、「え、汚いじゃん!」って笑われた。でも、心のどこかで「いつか分かってくれる子が現れるかも」って思ってるんだ。


次の週末、私はまた新しい場所を探すことにした。自転車で30分くらい走ったところに、ため池があるのを思い出した。前に外来種駆除のお手伝いで飛び込んだことがある場所だよ。ユニフォームに着替えて、紅白帽子をかぶって出発。ため池に着くと、泥水がたっぷり溜まった岸辺が私を待ってた。「ズブッ!」と飛び込むと、靴に泥水が染み込んで、ハイソックスが茶色に染まる。ジャージが泥に浸かって、重たくなってくると、走り回って泥を跳ね上げる。転んでみると、泥が全身に絡みついて、半袖体操服やショーツまでびしょびしょになる。


泥水を頭からかぶって、服の中に流し込むと、冷たい感触が全身に広がる。泳いでみると、泥が体を包み込んで、まるで水の中を飛んでるみたいだ。ため池の泥は少し粘っこくて、いつもより重たい感じが気持ちいい。遊びながら、「泥濘日記のミユキも、こんな風に遊んだのかな?」って思う。彼女が友達と笑い合ったみたいに、私もいつか誰かと一緒に泥んこになりたいな。


全身泥んこになって満足した私は、ため池の浅いところで泥を落とした。茶色に染まったユニフォームのまま自転車に乗って帰ると、風が冷たくて泥の匂いが漂ってくる。家の庭でシャワーを浴びて、洗濯をしながら、私は「泥濘日記」をまた開いた。次のページには、「友達と一緒なら、どんな泥濘も楽園になるよ」って書いてあって、私はニヤッと笑った。いつか私にも、そんな仲間ができる日が来るかな?

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