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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木澪人
第一章
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いちな、さっそく異世界人と交流する!

テリーザは、二人を見つけると。右手を胸に置いて挨拶と報告を始めた。


「アベリー小隊長、テリーザ・リーンただいま戻りました」


「こちらの方が、ロストと思われる タカハシ イチナ嬢です」


名前を呼ばれたので、私も一緒に挨拶してみた。


「初めまして、高橋いちなです。」


アベリーさんと思われる人が私に目の前にある椅子にとりあえず座る様に言った。

アベリーさんも同時に座る。男性の隊員はアベリーさんの後ろに立ち、テリーザさんは

私の後ろに立った。


「初めまして、私が王立警備隊第三小隊長のスタンレー・アベリーと言います。

 イチナさんですね。突然の事で驚いていると思われますが私から少し説明させて

 いただきますね」


アベリーさんは、丁寧に私の置かれている状況を説明してくれた。

ここは、多分私がいる世界とは違う異世界転移をしたという事

元の世界では、死亡ではなく存在しなくなっている事

向こうの世界でいなくなってる状況から私のような人を「ロスト」と呼んでいる事

ロストと言われる人は何年かに一度出現する事

信仰度が高い(笑)日本人が圧倒的に多い事


などなど、珍しいけど認知はされているからそんなに生きづらい環境ではないと

と最後に教えてくれた。


「はぁ~」


色々理解が追いつかない・・・。


すると、アベリーさんの後ろから男性の隊員が話しかけた。


「初めまして、テリーザの同僚のキール・ウッドです! ロストの方にお会いするのは

 初めてで、すげー実在するんですね。」


そんなにキラキラした目で見られても困ります・・・。

「キール、イチナ嬢が困ってるよ。イチナ嬢すみませんね。ロストの方がこの国にいらっしゃるのは久しぶりでこちらの対応がまだ追いついていないんです。今日はとりあえずこれから宿泊施設に移動してもらおうと思います。テリーザ、『訪問者の館』に案内してくれる?」


アベリーさんの指示にテリーザは、了解しましたと答え


「では、イチナ嬢ご案内しますので私に着いてきてください」


と言われたので着いていくことにした。


「また会えるといいね~。イチナ嬢!」


軽いノリでキールが手を振りながらこちらをみたので、ペコリをお辞儀をしてから建物を後にした。


説明を受けた建物は警備隊の休憩室で今から行くのは宿泊施設兼研修施設もある対ロスト施設「訪問者の館」と呼ばれる場所らしい。普段は、予約をすれば泊まれる民宿みたいな役割だったらみたいなのだけど、私がこちらにロストされたので本来の用途に戻るらしい。

楽しみに予約してたお客さん、ごめんなさい。


テリーザさんに訪問者の館の説明を受けているとすぐにその建物がみえた。

二階建ての豪邸みたいな建物だった。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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