魔族の将軍に捧げられた人間の少女のお話

二章 少女、食糧になる

登場人物

ヴァラ・ヴォルヴァ

・薄い金色の髪、新緑の瞳、尖った耳、3000歳のエルフ

・趣味は武器収集、神威《アルマハト》のヴァラ

・ルカニア・ヴィトゥス

・薄い金色の髪、紫色の瞳、千歳越えのエルフ

・無酔(アメジスト)のルカニア、エトヴァスが負けたことのある相手

シグルズ

・ふかふかの栗色の髪に藍色の瞳。紺色のつなぎ、16歳、人間

・ヴァラの弟子、要塞都市エピダムノスの騎士団学校に所属中

フロールフ

・肩までの薄茶の髪

・要塞都市フェーローニアの騎士団の聖職者

要塞都市エピダムノス

・千年前に大魔術師ルシウスによって対魔族結界を張られた6つの都市のひとつ

・難攻不落の貿易港を持つ。隣の要塞都市フェーローニアと係争中

要塞都市フェーローニア

・千年前に大魔術師ルシウスによって対魔族結界を張られた6つの都市のひとつ

・魔族の支配領域と国境を接していないため、繁栄を謳歌している人類最大の都市

・隣の要塞都市エピダムノスと係争中

・百年前に王が交代し、エルフの混血の王が立った