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エルフの王女マール 頬をふくらませて
ガチャッ。
「ゆーしゃさまぁー!!こんばんわぁー!」
鼻から抜けるような声を出しながら、エルフの王女マールが勢いよく扉を開いて入ってきた。
陸とミーファはサッと不自然に距離をとる。
「あぁー!!!ミーファ!抜け駆け!!!」
マールは頬をプクッと膨らませると、ズズッと近寄ってきて、陸とミーファの間に割って入った。
ベッドに腰かけたマールは、長い白い脚をスラッと組む。スカートが上へとズリ上がり、肉感のある白いふとももが足の付け根の方まで露わになる。
「今日のお相手は私です!」
マールは白く細長いスラリとした両手で、陸の顔をマールの方へと強引に向ける。
深い緑の瞳がリクを見つめる。
マールはモデルのようなスタイルをしているのとは対照的に、顔には丸みと幼さが残り、オットリとした感じの印象を受ける。
マールが不意に陸に顔を近づける。
「ダメッ!!」
間一髪、ミーファがマールのお腹を抱きかかえて引き寄せ、陸とのキスを阻止する。
ガチャッ。