2次会
「マジかよ…。」
草原に降り立ち、冷静になった陸は改めて強大なドラゴンを目前にし、2度目の心の声が漏れる。
5時間前、陸は合コンにいた。
今頃は2次会で楽しく素敵な女性達と楽しくおしゃべりしているはずだった。
しかし、今陸の目の前にいるのは喰い殺さんとばかりにグルグルと唸るドラゴンだ。
ドラゴンはカチカチと喉を鳴らすと、陸たちへと轟と火炎を吐く。
「氷壁。」
ミーファが分厚い氷の壁を陸たちの前へと出現させる。
ドラドンの火炎が氷壁にぶつかると、激しい水蒸気が立ち昇った。
分厚かった氷壁がみるみる溶かされていく。
「もたない…。」
氷の壁は完全に崩れ、炎が陸たちに迫る。
「うわぁー!!」
陸は咄嗟に盾を前にして顔を背ける。
「聖水防球。」
またもミーファが呪文を唱える。陸たちを大きな水球が覆う。
「水??あれ息ができる…。」
「普通の水と違い、ダメージの軽減効果が高く、中で息もできるし自由に動くこともできます…。ですが…。」
徐々に聖水の温度があがっていくのが分かる。
「これやばいんじゃ…。」
ここで茹で上がって死ぬのか…。陸が茹で蛙を連想した時、リルムが水球の後ろへと飛び出した。




