表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/29

2話

「では主殿よ、わらわのステータスが見えるようになってるはずだ、まずは見てみるといい」

メニュー画面にステータス(仲間)というのが増えているので確認してみる


ネーム:タマモ(分け身)

狐獣人LV20

HP:490(100+390)

STR:30

VIT:24

AGI:22

DEX:30

MAG:32

RES:30

LUK:7


スキル7/7

【柔術】【武芸百般】【魔力操作】【身体能力強化】

【弧術炎舞】【術具宝物弧】【眷属召喚】


「すっげえ強いな」

うむ、俺の目に狂いはなかったようだ

「主殿のステータスも見ておいた方がいいと思うぞ」

そういえば召喚すると俺のMPの最大値が減るんだったな


ネーム:一二三

サモナーLV1

HP:115(100+15)

MP:1((100+215)*1.35-4500)

ST:110(100+10)

STR:1

VIT:1

AGI:1

DEX:1

MAG:21(+20)

RES:1

LUK:1

ステータスP0


スキル5/5

【魔力増幅(微)LV1】【魔力増幅(微)LV1】【魔力増幅(微)LV1】【魔力増幅(微)LV1】【魔力増幅(微)LV1】


「-4500ってすげえな……」

「まぁ、わらわの尻尾を一本解放するのにそなた等の最大MP500じゃからな、ちなみに今のわらわの力は尻尾一本分じゃ、この意味がわかるな?」

「Oh……」

しかしだ……

「サモナーって契約対象のスキルを自身のMPを使って放つわけだよな?」

「うむ、そうじゃな、つまり主殿のMP1というのは、あ……」

「そうつまり俺のMP1というのはスキルが一切使えないという事だ……」

「「……」」


余談だが、このゲームの世界ではHPだけでなくMPが0になっても昏睡という状態異常にかかって戦闘不能になる

まぁ、魔法が使えないなら、近接物理で殴らせてもいいんだが

「そんなスマートさにかける戦い方など認めぬわ、しょうがないのぅ、【眷属召喚】」

その言葉の直後に2つの魔法陣が生み出され

「「呼ばれて飛び出てー」」

金色の毛並みをした狐面をかぶった少女と銀色の毛並みをした狐面をつけた少女が2人現れる


「わらわの使い魔、金弧、銀弧じゃ、この2匹はわらわの使い魔で契約により本体魔力を使ってスキルを使えるようになっておる」

「「よろしくおねがいしまーす」」


ネーム:金弧(分け身)

獣人LV10

HP:270(100+170)

MP:435(100+335)

ST:220(100+120)

STR:10

VIT:12

AGI:7

DEX:22

MAG:25

RES:17

LUK:20


スキル5/5

【金装術】【魔力増幅】【魔力操作】【金毛紅蓮】【わるだくみ】


ネーム:銀弧(分け身)

獣人LV10

HP:350(100+250)

MP:215(100+115)

ST:250(100+150)

STR:20

VIT:15

AGI:25

DEX:10

MAG:7

RES:9

LUK:20


スキル5/5

【槌術】【体術】【銀弧くらっしゅ】【身体能力強化】【空蹴】


「おー、金弧が後衛、銀弧が前衛か、バランスがいいなぁ……」

一瞬12歳位の子供をこき使う外道という言葉が頭に浮かんだが、なんともないぜ!

「うむ、ではそろそろこの場を離れようではないか、いつまでもここにいる必要もあるまい」

「そうだな、じゃあ、タマモ頼むわ」

俺はタマモの背中によっこらせっと言いながらおぶさる


「はっ?!おぬし何をしておるのじゃ!?」

「え、いや最初に言ったじゃん俺の足になってくれって」

「本気かおぬし?!こんな姿見られて恥ずかしいとか思わないのか?!」

「恥ずかしさと楽さなら楽を選ぶのがダメ人間ってやつよ。知らないのか?」

「わらわが恥ずかしいわ戯け!」

背中に乗っていた俺はタマモに片手で持ち上げられると地面へと叩きつけられる


「いてえ、何するんだ、契約違反だろうが」

「何言っとるんじゃおぬし!はぁしかたないのぅ」

赤い着物の胸元から一匹の狐が飛び出してきてタマモの肩へと飛び乗る、タマモはその狐のもふもふの尻尾をまさぐると


「ほれ、これに乗るがいい、魔法の絨毯じゃ」

丸まった赤いカーペットのようなものを取り出すと、空中に投げ出すと、それは宙に浮かんだ

「おおー、まさかこれはD〇に出てきた」

「それ以上はやめるんじゃ、いいな?」

「あ、はい」

俺は宙に浮いた絨毯へとダイブする、真っ赤な絨毯はふっかふかで、あぁ……

「寝るな馬鹿者!」

「いてえ、いやふっかふかでなんかいい匂いがするから、そりゃ寝るよ……」

「その絨毯はタマモさまの尻尾の毛で作られてるんですよ!」

「タマモ様の尻尾はふかふかでいい匂いなんです!」

「余計なことは言わんでいい!いくぞ!」


こうして、俺は便利な足と戦力を得た、だがこの時点でなんとなく思っていたが、どう考えても面倒ごとに巻き込まれそうな予感をしながらチュートリアル空間から移動するのだった

主人公には言いませんがタマモが金弧銀弧を呼んだ理由はあります

このゲームではモンスターを倒したメンバーとLV差が10以上あると、モンスターを倒した時の経験値が入らないという仕様があります

そのため、LV20にタマモがモンスターを倒すとLV1の主人公には経験値が入らないという仕様です

ちなみにモンスターと倒した人間のLV差によるペナルティはないので、低LVの敵をまとめて無双でもLV上げは可能です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ