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神様に転生したので、スローライフを満喫します  作者: オリオン
少女期、山の妖怪達編、第4章、山の動物妖怪
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ミルクとの対談

犬の里の管理者であるくるみの母、ミルク、俺達はミルクに案内され、部屋に入った。

そこはかなり広く、沢山のくるみの絵が飾ってあった。

それだけくるみの事が好きなんだろうな、まぁ、母親なら当然か。

それにしても、もし写真がこの世界にあったら絵じゃなくて写真だったんだろうな。


「どうぞ、くるみちゃんの絵が沢山あるけど、気にしないでくださいね~」

「あ、あぁ、分かった」


俺は案内された座布団に座った、て言うか、やっぱり和室が多いな。


「お話って何ですか~?」

「あぁ、軽く話す」


俺は人間の村のことを軽く話した、するとミルクの耳がピョコピョコっと動き。

尻尾も派手に動き始めた。


「に、人間さん達の里があるんですか!?」


さ、さっきまでかなりのんびり話していたのが嘘のように口調がハッキリとした。

それだけ人間達が居るというのが分かって嬉しいんだろう。


「あ、あぁ、人間の村があるんだ」

「すごいです~、私達化け犬は人間達が好き何ですよ~」

「ま、まぁ、それは分かってたが」

「それで! 何処です? 知りたいです!」


俺は人間の村の場所を軽く話した。


「そんな所に! 分かりました! 行きます! 絶対に行きます!」

「ま、まぁ、人間の村に来るのは問題ないが、迷惑はかけないか?」

「それは当然かけません、約束します!」


かなり大きな声だな、本当に人間が好きなんだな、化け犬は。

人間の負の念から生まれる妖怪だが、こんな風になることがあるのは分かってる。

あくまで性格の元となるだけで、生まれた後は人間と同じだな。


「そうか、じゃあ、俺達が来たのはそれが理由だ」

「分かりました~、それは安心してください、私達は人間には危害は加えませんよ」

「あぁ、それは分かってたが、念のためな、じゃあ、俺達はそろそろ帰る」

「はい、分かりました~」


そして、俺達はミルクの家から出た、するとすぐに化け犬の取り囲まれた。


「用事は終わったんですね! では! こっちに! おもてなしします!」

「え? ちょま」


一応否定はしようとしたが、こいつらの表情を見ているとそれが出来なかった。

仕方ないからしばらくの間化け犬たちのおもてなしを受けていた。

解放されたのはそれから2時間後だ、腹が一杯だ。


「じゃ、じゃあな」

「また来てください!」

「け、ケロ、お腹痛い・・・」

「食い過ぎた・・・」

「あぁ、お腹いっぱいで幸せ!」

「それじゃ、また来ますね~」


俺達は化け犬の里を後にした、皆沢山の食い物を食ったせいで満腹だ。

だが、まだ時間に余裕はあるし、このまま化け猫の里に行くか。


「楓、化け猫の里はどっちだ?」

「え、えっと、こっちです」


俺達は楓に案内され、化け猫の里の場所に進んだ。


「化け猫の里はそっちじゃなくてこっちだよ」

「あ、そうでした、つい食べ過ぎてぼーっとして・・・て、え!?」

「ん? どうしたの?」


くるみがしれっと俺達に付いてきていた、確か寝たきがするが、起きたのか。

それにしても何で付いてきてるんだよ・・・


「ケロ・・・何でここに居るの?」

「付いてきたかったから!」

「・・・いや、付いてこないでも・・・」

「えへへ」


あぁ、そういえば漫画とかで犬が懐いて付いてくるって良くあるよな。

これはそんな状況なんだろうか・・・


「あ、あの、帰った方が良いんじゃないですか?」

「嫌だ、付いていくの!」

「わがまま言うなよ・・・」

「そうケロ! 引っ付いていくのはケロだけで十分ケロ!」

「良いじゃんかぁ、沢山居るんだし、1人くらい増えてもさぁ」


・・・これは否が応でも付いてくるんだろうな、犬って大体そんなんだし。

いや、強く否定したり叫んだら帰るのか? でも、何か付いてきそうだな・・・


「あたいは一緒に行きたいなぁ、面白そうだし!」

「お前、賢子が付いてくるって時も同じ様な理由だったろ」

「そう! 楽しいは正義! 師匠もよく言ってた! 何よりも楽しいが正義だって!」


楽しいは正義ね、何だかこいつを見ているとそれが1番なのかもなって思うな。


「行こうよ、ねぇ、うちも連れてってよぉ」

「ねぇ、くるみも連れて行こうよぉ」

「・・・あぁ、何だかなぁ・・・この2人はこう言い出したら止まらないタイプだろう」

「イーリアもそう思うか?」

「あぁ、そう思う」

「私は一緒に行っても良いと思いますよ」


茜もか・・・まぁ、そうだな、このままだったら先に進めそうにないし、仕方ない。


「はぁ、まぁ、勝手にしろ」

「やった! これでうちもいけるよ!」

「良かったね!」

「ケロケロ、まぁ、良いかな」

「ま、あんたがそう言うなら止めないさ、元々あんたらの旅だしな」

「じゃあ、くるみさんも一緒に案内しますね」

「はーい!」


そして、俺達はくるみを加え、化け猫の里に進んだ、さて、化け猫は一体どんな奴らなのか

何だか楽しみ半分、不安半分って感じだな。

3日間ほど更新を休みます、修学旅行なので書くのは難しいと思うので。

それでは、3日後にまた会いましょう!

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