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神様に転生したので、スローライフを満喫します  作者: オリオン
少女期、山の妖怪達編、第4章、山の動物妖怪
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化け犬の里の管理者

化け犬の里に降り立った俺達を最初に驚かせたのは里の化け犬たちがすごい勢いで出てきたことだ。

とんでもない歓迎ムードで色んなごちそうも出された、全部肉だったけどな。

次に驚いたのはしっかりと調理されていることだった、犬の妖怪なのに調理法を知ってるというのに

俺はかなり驚いた、理由を聞いてみたら飼い主が作ってるのを何度も見ていたからだそうだ。

それで調理法が分かるのかと思ったが、まぁ、現に分かって料理してるし信じるしかない。


「すごいな、見ただけで料理が出来るのか」

「そりゃあ、毎日見てましたから、覚えますよ」

「見てるだけで料理って出来るもんなんですね」

「はい、コツが分かればすごく簡単ですよ」


俺は何となくこの言葉を聞いてイーリアの方をチラッと見てっみた。

イーリアは苦笑いを浮かべていた、こいつの料理の腕は壊滅的だからな。


「ま、まぁ、歓迎してくれるのは嬉しいが、なぁ、ここの管理者とかはいないのか?」

「それはこちらです」


俺達は化け犬の里の管理者がいる場所に案内された。

その家は確かに他の家に比べると大きいが、殆ど変化はなく、庶民的な家だった。


「ミルクさん! お客人が!」

「は~い、今行きますよ~」


随分とゆったりとした声が聞えてきた。

そして、扉が開き、女の人が出てきた。

女の人は白い髪の毛でロングヘアー、耳も尻尾も白い、服はくるみと同じ様な感じだな。

そして、何より胸がすごく大きい、初めてこんなに大きい奴を見た気がする。


「あら~、あなた達がくるみちゃんが言ってた人ね~」

「あ・・・あぁ・・・」

「む、胸・・・ま、負けた・・・」

「け、ケロ、大きいケロぉ・・・」


茜、楓、賢子が随分とダメージを食らっているな、何でまた。


「おいおい、何だってダメージを食らってるんだよ」

「だって! 見てくださいよ! あの大きな胸! 羨ましいです!」

「そうだそうだ! 大きすぎます!」

「ケロも大きくなれば良いなぁ・・・」

「・・・楓と賢子は知らんが、茜はまだそんなに焦らなくても、まだ9歳だろ?」

「酷い!」「酷いケロ!」

「あ、そうですね、私はまだ9歳です、大きくなったらきっと胸も!」


何というか、茜は持ち直したようだが、楓と賢子はもっとダメージを食らったようだ。


「それにしてもデケーよな、動きにくそうだ」

「そうだよね、おもりを付けてあるいてるみたいな感じなんでしょ? よく知らないけど」

「そうなのよ~、胸がとても重くて、歩く時にすごくしんどいのよね~」

「贅沢言うな!」「贅沢言うなケロ!」

「私もいつかあんな台詞を言えるようになりたいです」


女の人にとって胸ってのがなんなのかはイマイチわからないな。


「何だってそんなに胸にこだわるんだよ・・・」

「だって! 胸がなかったらモテないし・・・」

「ケロだって大きくなってちやほやされたいケロ!」


もの凄い必死だな、何だか負のオーラを感じるくらいに。

そういえば胸がない奴が多いよな、この中で1番胸があるのは・・・イーリアかな。


「何だか気になったけど、この中で1番胸がないのって誰だろうね」

「あ! 馬鹿! そんな事をこの場所で言ったら駄目でしょ!」


睦月の制止はもう遅かった、と言うか、水希はたまに突拍子のないことを言うし

対処のしようも無いからな。


「す、少なくともケロはあるよ、うん」

「わ、私かも・・・」

「茜は9歳だし無くて当然だろう、問題はまぁ、俺達妖怪組でって感じだろうな」


あぁ、不毛な戦いが始まるんだな、俺が思うにイーリアは1番だろう、問題は楓と賢子だ。

まぁ・・・そのどんぐりの背比べだろうがな。


「・・・・・・」

「・・・・・・」


楓と賢子がにらみ合ってる、こいつらも1番のライバルがすぐに分かったんだろう。

イーリアとの戦力差は歴然だしな。


「ケロは普通にあるよ、うん」

「私だって、少なくともあなたよりはあるはずです」


ドンドン2人の熱が上がっていってるのが分かるな、これは同決着が着くのか。


「じゃあ、周りに判断を煽りましょうか」

「ケロケロ、それが1番ケロね」

「さぁ! どっちですか!」「さぁ! どっちケロ!」


やっぱり俺達に判断を煽ってくるのか、これまた難しい問題を・・・

ほんの少しの沈黙の後、口を開いたのは睦月だった。


「2人とも同じでしょ?」


その短くトゲのある一撃が2人を同時に撃沈させた、こういうとき容赦ないよな。


「もう終わりましたか~?」

「あ、あぁ、もう終わった、じゃあ、話をしようか」

「はい~、そうですね~」


意気消沈している2人を放置し、俺達はミルクと言われていたくるみの母親に付いていった。


「あの、圭介様? あの2人は良いんですか?」

「まぁ、良いだろう、と言うかあの状況でこれ以上くるみの母親とは居たくないだろう」


なんせ、圧倒的な戦力差を常に見せられるわけだし、そう考えてみるとあの2人はあのままが良いな。

これ以上ダメージを食らったらあいつら鬱になりそうだし。

まぁ、死にはしないだろう、精神的には知らんがな。

しかし、なんでそんなに気にするんだか、やっぱ男の俺が入っちゃいけない領域なんだろうな。

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