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神様に転生したので、スローライフを満喫します  作者: オリオン
少女期、第1章、新しい日々の始まり
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秋空の下の出会い

あいつらにお守りを渡して、少し経ったある日。

いつもの明るい太陽、紅葉していく山々の木々。

そして、いつもの静かな境内・・・しかし、その境内に2つほど妙な事があった。


「・・・」

「zzzzz」

「zzzzz」


そこには、今まで見たことのない女の子が2人ほど大の字で寝ていた。

それも、すごく気持ちよさそうにして。


「・・・おい、お前ら、何でこんな場所で寝てるんだ?」

「ん、んんん・・・あれ?ここ何処?」

「四宮神社だ」

「四宮神社?何でそんな場所にあたしはいるの?」

「知らん」


女の子は緑色の髪の毛に、植物の葉っぱが髪留めの様についていた。

目の色は緑で、身長は低く、小さい女の子だ、見た目6歳くらいだな。

そして、その子は緑色の大きなワンピースのような服をしている。

模様は縞模様の間に模様が入っている、その模様は全部植物の葉っぱだった。

そして、背中には蝶みたいな羽が生えてた。


「で、お前は?」

「あたし?あたしは・・・?あれ?あたしは誰だっけ?」

「はぁ!?」


まぁ、とりあえず俺はこの子の横にいた女の子を抱き、縁側の方に寝かせた。

風邪を引かれたら面倒だし。


「で、本当に記憶は無いのか?」

「うん、何も覚えてない!」


女の子は腕を組んで得意げにそう言い放った。

何でこんなに得意げなのかは分からないがな。

しかし、境内に気が付いたら現れて、そして、蝶みたいな羽を持ち

記憶が無いって、一体何もんだ?人間じゃ無いのは間違いないだろうが。

俺が少しの間考えていると、神社の中で誰かが歩く音が聞えた。


「うーん、よく寝たよ~、ん?あぁ、圭介おはよう、早いねぇ~」


どうやら花木が目を覚ましたようだ、こいつは昨日泊まっていた。


「おぉ!兎の耳だ!スゲー!」

「ん?女の子?どうしたの~?」

「境内に転がってた」

「じゃあ、自己紹介しないとね~、私は花木って言うんだよ~、妖怪兎~」

「あたしは、えっと、何かそこにいた女の子!名前は無い!」


女の子は再び腕を組んで、堂々とそう言い放った。

何でそんなに威張れるんだよ・・・


「ん?お名前が無いの~?」

「無い!あたしはあたし!」

「じゃあ、圭介に着けてもらえば良いよ~」

「圭介?誰それ」

「あなたの隣にいる神様だよ~」

「神様!スゲー!神様スゲー!」


何だかこの子がいきなり俺の方を向いて騒ぎ出した。

何か、無知な子どもみたいな何かを感じる。


「あぁ、そうだ~、一応言うけどさ~、この子は妖精ちゃんだよ~」

「妖精?全滅したんじゃ無いのか!?」

「してないんだよね~、あくまで穢れすぎて存在できなかっただけだしね~

 そもそも、妖精は自然の化身だからさ~、その自然がある限り、いつでも現れるんだよね~」


妖精?こいつが?俺が想像していた妖精は、こう、もっと小さくて

何か光を纏ってる見たいなイメージだったんだが、これが妖精なのか・・・


「と言うか、何で今その妖精が現れたんだ?」

「そうだね~、多分、ここら辺の穢れが少なくなったからだと思うよ~

 それと、多分、この周りの植物も圭介達と遊びたかったんじゃないかなぁ~」


自然が俺達と遊びたいだと?・・・自然にもにも意思ってのはあるもんなのか。

ふむ、予想外だが、まぁ、この世界なら十分あり得るか。


「なんだかよく分からないけどあたしは妖精って奴なんだね!」

「そうだよ~、羽があって、いきなり現れるなんて妖精以外あり得ないしね~」

「うん!分かった!あたしは妖精!名前は知らない!」

「じゃあ、圭介に付けてもらいなよ~、名前をさ~」

「分かった!あたしの名前を付けて!神様!」

「わ、分かったよ・・・」


俺はとりあえず、こいつの名前を考えることにした。

まぁ、こいつが妖精だとしたら、多分植物の妖精だろう。

・・・良い名前が出ない。

俺が必死に考えていると、何故か俺の頭にサラダが出てきた。

そうだなぁ・・・サラにしようか。


「よし、じゃあ、お前の名前はサラでどうだ?」

「おぉ!うん!あたしの名前はサラ!妖精でサラ!」


サラは目をキラキラさせながら何度か大声で同じ事を言っていた。

それだけ嬉しかったのか・・・何か、俺も嬉しいな。

しかし、俺はこっちに来て、もう3人の名付け親か、まぁ、その3人は人じゃ無いが。


「ふぁ・・・なんだか大声が聞えますけど、どうしました?」


サラの大声で目が覚めたのか、神社の奥から茜が起きてきた。


「・・・あれ?女の子?」

「あぁ、茜、起きたか」

「はい・・・ん?圭介様!その女の子チョウチョみたいな羽が生えてます!も、もしかして!」

「あたしはサラ!妖精でサラって言うの!」

「よ、妖精さん!妖精さんですか!?」

「そう!あたしは妖精!」

「わぁ!すごい!すごいですよ!!!!」


茜は寝起きとは思えないほど思いっきり喜んでいた。

そういえば、茜は結構メルヘンチックな子だったな、境内をお花畑にしましょうとか

そのお花畑で妖精さんがふわふわと飛んで、みたいなことを言ってたしな。

何か、3年前と変わってなくて安心したよ。


「あはは!」ギュウ

「お、おぉ!じゃあ、あたしも!」ギュウ


2人は初対面でお互いを抱きしめた。

それだけ、茜は妖精に会いたかったって事か・・・何か、微笑ましいな。


「微笑ましいな」

「そうだね~」

「まぁ、それは同意するんだけど、その、縁側でぐっすり寝ている女の子は?」

「あれも一緒に転がってた、多分、姉妹か何かなんじゃ無いか?」


縁側でぐっすりと眠っている女の子の見た目は茶色の髪の毛で短めで、薄い茶色の髪飾りをしていた。

その髪飾りがある場所はサラとは正反対の場所だった。

そして、身長はサラと同じくらいで、茶色い服で、ボタンが4つだ。

その4つのボタンは白っぽい、あと、模様は殆ど無かった。

ついでに、スカートでは無く、短めの短パンだった、こんな時期に短パンとはね。

まぁ、この子もほぼ確実に妖精だろう、茶色い羽もあるしな。


「ついでにさ~、この子の名前も付けてみたら~?」

「そうだな・・・明らかに土の妖精だしな・・・」


土、土と言ったら耕すだが・・・うーん、こっちも名前が出て来ないな。

そうだ、常に存在する物と言うことで四季しきなんてどうだろう。

どんな時にも殆ど変化しない土の妖精だからな。


「うし、じゃあ、四季にしよう」

「何で四季なの?」

「いつも春、夏、秋、冬、どんなときも殆ど変わらないからな」

「ふーん、まぁ、良いわ、私も名前なんて考えるの苦手だし」


こうして、新しい2人の変な客人を四宮神社に招いてしまったわけだが。

まぁ、良いか、賑やかな方が楽しいしな。

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