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神様に転生したので、スローライフを満喫します  作者: オリオン
青年期、第4章、花見の為の準備
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花見への最終準備

勉強会を行なった次の日、今回は勉強では無く久里の手伝いをすることにした。

なんせ、そろそろ桜が咲きそうになって来たからな、予想以上に速いな。


「それじゃあ、今回は手伝うぞ」

「勉強は良いのか?」

「まぁ、ひらがなは教えたし、今度、名前はひらがなで書けば問題無いだろう

 間に合うようならあいつらに漢字を教えるけどな」

「じゃあ、早急に準備を終わらせないといけないね、それじゃあ、素早く組み立てようかな」


とりあえず、最初は材料を運ぶとするかな。


「よし、キキはあそこにある少し大きめの木材を唐揚げ屋と書いてある屋台に運べ」

「わかり申した!」

「サラは四季と協力して、この小さめの木材運べ、天井にするから」

「分かった!」

「分かりました」


俺の指示通りに全員は素早く動いてくれた、結構動いてくれるな。


「きびきび動いてくれるね、流石は圭介だ」

「まぁ、少しはな、で、他にやることは?」

「じゃあ、この木材を線通りに切って欲しいんだ」

「そう言う事なら刀子!」

「なんだ? 私は何をすれば良い?」

「この木材をこの線通りに切ってくれ、出来そうか?」

「任せろ、この程度すぐだ!」


刀子は腰に付けていた刀を抜き、寸分の狂いも無く木材を切ってくれた。

流石は妖刀の妖怪だな、器用な事が出来るな。


「一瞬でかい、流石は妖刀の妖怪だね」

「切ることに関しては私はかなり得意だからな、任せてくれ」

「あぁ、それじゃあ、木材の切断は任せよう」

「任せてくれ」


その後もあいつは久里に指示されたとおりに木材を切ってくれた。

それもかなりの速さだ、こいつが参戦するだけで作業効率が良くなるな。


「じゃあ、俺は指示を出していくとするかな、形状は同じだし」

「じゃあ、頼もう、あたしは刀子の為に線を書くとしようかね」

「分かった、ふふ、切り甲斐があるな」


この2人は大丈夫そうだな、刀子がいればかなりの精度で切り出してくれるし。


「よし、じゃあ、キャンはこの木材だ、頼むぞ」

「分かりました、わっちにお任せください」

「それじゃあ、頼むぞ」


キャンも軽々と木材を運んでくれる、うん、やっぱり運搬も楽だな。

キャンも一応神様だし、怪力だしな。


「それじゃあ、この木材は茜だ」

「分かりました、お任せください」


茜には少し大きすぎたかも知れないな、こいつと同じくらいのサイズだし、大丈夫か?


「よいしょ、それじゃあ、行ってきます」

「あ、あぁ」


茜には少し重すぎたかも知れないと思ったが、茜はかなり軽々とそれを持ち上げた。

茜って、こんなに怪力だったっけ? 予想外だ。


「結構軽いですね、これだけですか?」

「えっと、じゃあ、そこの木材も頼む」

「はい、同じ場所ですか?」

「そうだ」

「じゃあ、行きますね」


やっぱり茜の奴は軽々と自分の身長と同じくらいの木材を持ち上げた。

こいつ、いつの間にここまで怪力になったんだか、成長って怖いな。

そして、今までの建築速度と比べて、俺達が協力すると凄い速度で屋台の建築が進んだ。

やっぱり複数人で協力すれば、建築も速くなるんだな。


「かなり進んだね、やっぱり四宮神社の全員が動くとすぐだ」

「まぁな、それなりに能力の高い妖怪や妖精、人間ががいるからな」

「それはよく分かってるよ、まぁ、花木の奴は寝てただけだけどね」

「私は団子専門なんだよ~」

「全く、ふざけた兎だよ、お前は」

「兎は~、お団子とお餅を作ってれば良いんだよ~」

「お前の場合は基本的に作ってないじゃないか」

「あはは~、良いじゃんか~」


良いのか? 唯一の取り柄もしないとか、どうなんだろうか。

マジに何でこいつは団子屋の経営者なのかね、まぁ、能力が高いのは認めるが。


「まぁ、もう良いか、とりあえず準備は整ったな、いやぁ、予想以上に速く終わったな」

「そうだな、それじゃあ、しばらくの間休むか」

「そうですね、じゃあ、後は村の人達に屋台の準備が出来たことを伝えましょう!」

「よし、それが良い、じゃあ伝えに行くかな」

「よーし! 行きますよ!」

「あ~、じゃあ、私の所の団子屋さんの方でも協力するね~」

「頼むぞ」


よしよし、じゃあ、さっさと準備が出来たことを伝えるとするかな。

これで何人の村人が来てくれるか分からないんだがな。

とりあえず、俺達は村人全員に花見の準備が完了したと言う事を伝え、屋台の話もした。

その結果、すごい人数が屋台の手伝いに手を上げてくれた。

俺はその各々の村人の料理の腕を考えて、選んで依頼することにした。


「うーん。結構難しいな、選ぶのって」

「団子屋の屋台は私達がやるよ~」

「一応、あるからな、何であるかは知らないが」

「依頼にあったんだ、いくらか金を払って依頼してくれてるからやるしか無いしね」

「そうだよ~、やっぱり、屋台だと私達も参加するしか無いしね~」

「団子屋さんが大盛況になりそうですよね」

「あぁ、有名所だからな」


あいつが経営する団子屋は村で1番の人気店だしな。

その人気店が屋台を出すとなると大盛況だろうよ。


「それじゃあ、とりあえず俺はこの手を上げてくれてる人達の中から任せる人を選ぶとしよう」


俺は屋台を任せる人を選び、後は花見の日を待つだけになったな。

さて、一体どれ位の人が集まってくれるか、楽しみだな。

ついでに屋台以外の料理を俺達で気まぐれで作ってみるかな。

うどんとラーメンで良いかな、準備しとこ。

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