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神様に転生したので、スローライフを満喫します  作者: オリオン
青年期、第4章、花見の為の準備
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花見の準備、1日目

花見を終わらせ、俺達は1ヶ月か数週間後の花見に向けて、色々と準備をすることにした。

四宮神社の桜は基本的に気まぐれで、決まった時期に咲かないから準備を速めにする方が良い。

咲くのが速かったりしたら、準備が間に合わない可能性があるからな。


「茜、そっちは?」

「う、うぅ・・・」

「茜! 聞いてるのか!?」

「は! す、すみません!」

「どうしたんだ? また鏡なんか凝視してよ」

「き、気にしないでください・・・」


どうやら、まだ胸の事を気にしているようだ・・・うーん、やっぱり繊細だな。

やっぱりあの変化は駄目だったか・・・まさか爆乳になるとは思わなかったし。


「あ、私はいつか圭介様の様な爆乳になります!」

「いや、そんな頑張らなくても良いぞ、お前は今のままでも別に問題ないし」

「いえ、私の気持ち的に爆乳になりたいんです、圭介様の姿は私そっくりでしたし!

 きっと、私もその内あんな爆乳になるに違いありません!」


神の姿は基本的に憧れでなってるから、俺が変化して、茜っぽい見た目で爆乳だったとしても

茜がそうなるわけじゃ無いんだがな・・・言うべきか? いや、駄目って置く方が良いかな。

茜もきっと分かってるだろうし、それでも目指してるんだから黙ってみるべきか。

しかし、胸という物はどうやって大きくなるんだ? 聞いた話では女性ホルモンが何たらだよな。

そういえば、茜は生理も遅かったし・・・もしかして、女性ホルモンが少なすぎるんじゃ・・・


「うーん、どうすれば大きくなるのでしょうか・・・」


・・・そればっかりはどう頑張っても無理なんだろうな・・・でも、言えない。

それに、確かストレスが多い人もあまり胸は大きくならないんだっけ?

死ぬ前に毎朝見ていた健康番組でそんな事を言っていたな・・・茜はあまりストレスは無さ・・・

子供の頃、葵が居なくなって、俺が来て、兎が来て・・・毎朝家事をこなし

妖怪退治にそこそこ厳しい修行を行なわせて・・・・・・考えてみれば、ストレス結構あるかも・・・


「なんか、悪いな茜、今日は休んでてくれ」

「あ、いえ、お気になさらず、すぐにお仕事に取りかかります」


茜はそう言って、鏡を最後に見た後、仕事を始めた。

ありがたいんだけど・・・少しは休んで貰っても良いんだがな・・・


「茜、無理しないで良いぞ? 休みたければ休んでも」

「いえ、大丈夫ですよ、全く疲れてませんから、よいしょ、あ、これは何処ですか?」


茜は結構軽そうに、そこそこ重たい物が入っている箱を持ち上げた。

結構力付いてきたな、花木とかなら、少し重いよ~、とか言いそうなのに。


「あっと、それはあっちだな、茶黒の化け狸きの所だ」

「あ、あの目立つ髪の毛の狸さんですね、分かりました」


茜は荷物を俺が指示した場所に運び、化け狸に持ってきたことを伝えた。

狸はその言葉を聞き、茜の荷物を引き受けたが、渡された直後少し仰け反った。

茜は結構重たい荷物を、あんな軽々と持ち運んでいたのか、力着いてきたな、本当に。


「茜、結構力付いてきたよな」

「いえ、私なんかお師匠様や水菜さんと比べたらまだまだですよ」

「うん、比べる対象がおかしい」

「え? じゃあ、イーリアさんか稻さんですか?」

「それはもっとおかしい、怪力の鬼だぞ? その2人、イーリアは半分だけど」

「じゃ、じゃあ、圭介様?」

「だから、比べるのは普通の人間だ、お前は人間だろう?」

「じゃあ、水希ちゃんですね、水希ちゃんとは・・・腕相撲で負けますからまだまだですね」


と言っても、あの水希と互角の戦いをしていたりする辺り、やっぱり力あるなと。

水希は茜と違って子供の頃から修行をしていた巫女だし、それも、あの水菜の元で。

なのに、茜は6年前から本格的に修行を始めて、僅か6年でここまで成長してるんだよな。


「なんか、あれだな10年前の華奢なお前からは想像できないよ」

「修行しましたから!」


あれだな、嬉しくもあり、なんか寂しくもあるな

こう言うのは娘か息子が居れば必ず通る道なんだろうな。

昔は良く構って欲しいとか言ってきたのに、最近は別の事に夢中だったり

昔はよく失敗して頼ってきていたのに、最近は殆ど自分でこなしちゃって・・・

あぁ、昔の思い出が俺の頭の中に流れ来る・・・


「昔はよく失敗してたのに、最近は完璧になって・・・俺は嬉しいよ、でも、なんか寂しいな」

「大丈夫です! 私は今でもよく失敗しますから! だから、その時は・・・あ、甘えます」

「無理に甘えないで良いんだぞ? でも、なんか相談事があったら相談してくれ」

「はい! 分かりました! じゃあ、1つ・・・最近、生理という奴が来ましたよね」

「あぁ、来たな・・・それがどうした?」

「その日以降、少し気になって触ってたら、たまに変な物が出てくるんです、病気ですかね?」


・・・・・・オーノー・・・なんて言う事だ・・・強烈だ、凄く強烈なお悩みだ。

そして、そのお悩みを聞いて1つ分かったことがある・・・いや、言わないでおこう。

脳内だろうとそう言うのは考えないでおこう、問題しかねぇ。


「あー、えっと、あれだ、結論から言えば、それは病気じゃない、生理と同じ感じだ」

「あ、そうなんですか! いやぁ、安心しました、訳が分からない物が出て来て怖かったんです

 相談してスッキリしました! これは女の子なら普通の事なんですね!」

「あぁ、そうだ、そう言うことだ、でも、あまり人に言いふらすなよ?」

「何でですか?」

「あー、そう言うのは暗黙の了解で人には言わないのが約束事だから」

「分かりました、そう言うのは言わないようにします」

「あぁ、でも、まぁ、悩んでいたとすれば何でも相談すれば良いから、俺にでも」

「じゃあ、もうひとつ!」

「あぁ、なんだ?」

「どうすれば胸が大きくなりますか!」


・・・・・・どうしよう、今日の茜の相談は異常なくらいに強烈だ。

と言うか、何? 大きくする方法? そんなの知るわけ無いじゃないか!


「あーっと、そ、そうだな~、大きくなるって信じてれば、きっと大きくなるさ~」

「はい! やっぱりそれしかないんですね! じゃあ、私、信じます!」

「・・・茜、胸が大きくなる秘訣はね、毎日揉むことだって聞いたよ?」

「な! 久里! お前いつの間に!?」

「どうすれば胸が大きくなるかって茜が聞いた辺りだね」

「ま、毎日揉むんですか?」

「あぁ、出来れば誰か・・・あ、ごめん、何でも無いよ」


どうやら俺の睨みが久里にきいたようで、久里は途中で言うのを止めた。


「ま、まぁ、あれだ、毎日ご飯食べて、適度に体休めて、毎日牛乳でも飲んで

 規則正しい生活をすれば大きくなるって、多分」

「そうなんですか!? じゃあ、今日から毎日牛乳を飲みます!」

「あぁ、それと、体も休めろよ?」

「あ、それは良いです、私は働きたいんです、動かないのはむしろしんどいんですよ

 こう、何もしないでのんびりしてると、どうしてかウズウズしちゃうんで」

「・・・茜らしいね、ま、でも体は休めた方が良いよ、あたしが言うんだ、間違いない」

「どういう意味ですか?」

「皆には言ってないけど、あたしはちょっと無茶しすぎて体を壊したことがあってね」

「そうなのか!?」

「聞いてないんですけど!」

「言ってないからね、部下達にも言わないように口止めしてたから

 だから、最近はちゃんと定期的に休んでるよ、その方が効率が良いし」


はぁ、久里が体を壊したことがあるなんて知らなかったな。


「そうなんだ~、だから言ったのに~、しっかり休んだ方が良いってさ~」

「花木、ひょっこり出て来ないで欲しいんだけど?」

「私なんか~、しっかり休んでるよ~」

「お前は休みすぎだ! 少しは動け!」

「そう言う圭介だって基本的にのんび~りしてるじゃんか~」

「圭介様はそこに居るだけでお仕事をしているんです、神様ですから」

「あたしから考えてみると、圭介は子守で結構忙しそうに思えるけどね・・・」

「あぁ、分かるか? 最近はキャンとキキが小さな神になってから

 毎日毎日あれを教えてくれ、とか、これを教えてくれ、とか言われてな

 それに興味を持ったサラと四季も来て、毎日のように寺子屋みたいなことをしてるから」


最近は特に酷いな、長い間人型になれるようになったからか

ずっとこれを教えてくれって言われるし、場合によっては30回くらい同じ事を教えないといけないし。

特にサラは色々と教えても、少ししたら忘れてるし・・・勉強会って大変だよな。

それに、最近は水希とかも参加するようになって来たし、まぁ、それは良い、時音も手伝ってくれるし。


「なんというか、神と言っても大変なんだね、察するよ」

「まぁ、退屈はしないから良いんだけどな、毎日のように面白いし」


本当に毎日毎日、目の前で漫才をされている感じだよ。

キキとキャンの喧嘩も結構聞いていても飽きないしな。

なんせ、毎日の様に喧嘩しても、毎日の様に最終的に仲直りしてるからな。

それでも次の日は別の事で喧嘩して、やっぱり仲直り。

その2人の様子を見てサラがダイビングして暴走したり。

それを刀子が止めようとしても、結局巻き込まれて一緒に暴れるし。

で、最終的に俺か茜の一言で全員停止してシュンとしてるし、色々と面白い。


「うんうん~、最近の四宮神社は本当に面白いよ~、見ていて飽きないよ~」

「あぁ、花木、お前はいつも本当に見ているだけだからな、笑いながら」

「面白いから笑うんだよ~、喧嘩が一声でピタッとなるのも面白いよ~」

「・・・花木、その言い方だとお前は毎日四宮神社に?」

「うん~、毎日居るよ~」

「いつから?」

「朝から~」

「・・・仕事をしろ! お前は団子屋の店主だろう!? 何でここに毎朝居るんだ!」

「ここが過しやすいから~」

「ふざけるなぁ! お前は店主である以前に、頭領であると言う自覚を!」

「ぴゃ~! 逃げろ~!」

「待てぇ! 逃げるなぁ!」


おぉ、脱兎の如く逃げ出しやがる、あいつは逃げ足だけは速いからな。

まぁ、兎だし、相変わらず賑やかな奴だ。


「ま、あれだ、茜、とりあえず辛いことがあったら言えよ、休んでも良いんだからな」

「はい、分かってます、でも、言ってないって事は辛い事が無いんですよ、幸せ者ですから」

「そうか、それは良かったな、じゃあ、とりあえず少しここら辺を片付けてから休むか」

「分かりました、休みますね」


俺達はとりあえず神社の中にある荷物を片付け、居間で休む事にした。

そして、居間には先にサラ達が居て、お茶を入れてくれた。

茜のお茶とは違い、少し苦いが、これはこれで美味しい物だな。

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