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神様に転生したので、スローライフを満喫します  作者: オリオン
プロローグ、異世界からの神様
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俺が神様だと!?

今回のお話はほのぼの話です、残酷な描写は最初を除けば一切出て来ない予定です。



何処にでもあるありきたりな毎日、毎日仕事仕事で過ごしていた。

それ以外に興味も無かったし、それ以外に何も見付からなかった無かった。

いつか大きな変化があるんじゃ無いかと微かな希望を抱こうと

そんな物、行動無くして起こることも無く、いつしか28歳、更には彼女もいない。

仕事以外に何も無く、一切の生きがいを感じない…

そんな毎日に俺は少しだけ嫌気が差していた。

名前も石岡いしおか 圭介けいすけなんて言うなんのひねりも無いような名前だしな。

……もう文句を言う親もいないがな。


「あぁ、今日も疲れた、さっさと家に帰って寝よう」


俺は夜分遅く、他に車のいないバイパスで車を走らせていた。

今日は仕事が手間取って時間が掛かった、早く帰って寝ないと明日遅れかねない。

俺は眠りそうな状態で車を走らせていた。


「うーん、眠い、はぁ、やだなぁ」


そんな事を考えていると正面から車が走ってきた、ここは一方通行の筈だってのに!


「うわ!」


急いでハンドルをきり、車を回避したのは良いんだが壁に衝突してしまった。

痛みは無かった、ただ、一瞬で目の前が暗くなっただけだ。

あっけない最後だ、まさか28でこの世から去ることになるなんてな・・・運が悪い。



しばらくして目の前が暗くなっていた際だ、耳元で声が聞こえた、内容までは分からないが。


「~~~~~~」


うん、なんの声だ?うるさいな、耳元でよ。


「~~~~~~」


うーん、なんて言ってんだよ、さっぱり分からない。


「~~~・・・よし、今日のお祈り完了!」


お祈りだと?なんでそんなのが耳元で聞こえるんだよ。

俺はゆっくりと目を開けた、なんだか視界がぼやけてよく見えない。


「うーん、よく見えないな」

「え?えぇ~~~!!!」

「うお!」


耳元で少女の叫び声が聞こえ、俺はハッキリと目を覚ました。

そこはボロボロの神社の中で、近くにいた少女は背が小さく、黒髪で短い髪の毛に

髪飾りを付けている、そして巫女装束を着ていた。


「あ、あわわ、か、神様!」

「あ?神?俺が?何を言ってんだ?」


その巫女装束を着ている少女は俺の事を神様だと言ってるが俺はただのサラリーマンだ。

ていうか俺生きてるのか!?確実に死んだと思ったのに!ていうかここ何処だ!?


「お、おい、お前、ここは何処だ!?」

「え、ええっと、ここは四宮神社しぐうじんじゃです」

「神社!?なんで俺はそんなところにいるんだよぉ!!」

「か、神様、落ち着いてください」

「てか、何で俺が神様なんだ?」

「え?だって御神体から出て来られましたし、神様ですよね?」

「御神体?」


俺は後ろを振り向いてみた、そこには4つの玉とそれを嵌めている鏡があった。


「これが御神体か?」

「はい、4つの玉は肉体、神聖、天候、万里を象徴しているんです、鏡はそれを受ける器の意味です」

「はぁ、妙なもんだ」

「あの、神様が来られた理由は四宮神社の信仰を取り戻すためですよね?」

「え?信仰?」


信仰ってのは神様を信じる心とかか?何で俺がその信仰とやらを集めないといけないんだ?

そんな疑問を抱いたが、鏡に映らない自分の姿を見て納得した、俺はもう人間じゃないんだと。


「鏡に映らんな、これはあれか?俺は吸血鬼か幽霊にでもなったのか?」

「違いますよ、神様は神様ですよ?その鏡は神様を映さないんですから」

「どういうことだ?」

「この鏡は神以外の万物を映す鏡です、たとえ吸血鬼でも幽霊でもこの鏡には映ります」


よく分からないが、この子の話を信じるなら俺は神様になったって事だが・・・

こんな小さな子供の言うことを信じて良いのか?


「ていうか、お前誰だ?」

「あ、私、神様の巫女の四宮しぐう あかねと言います」

「巫女?お前みたいな子供が?」

「子供じゃありません!私はもう6歳ですよ!」

「子供じゃん」

「違います!子供じゃありません!お姉様がいなくても立派にやっていけます!」

「お姉様?なんだ、姉が居たのか」

「実の姉では無いんですけど、四宮神社の先代の巫女さんです、私の師匠です。

でも師匠は自分の事はお姉様と呼べと言ってましたのでお姉様って呼んでます」


先代の巫女か、ん?ちょっと待てよ?なんかこのまま俺がここの神様やるみたいな流れだが

俺は神様なんてやるつもりは無いぞ?神様なんて信じてなかったし。


「神様のお名前を聞くのは失礼かもしれませんが教えてくれますか?」

「え?俺の名前は圭介だ、ていうか神様じゃ無いぞ!?」

「圭介様は神様ですよ、そうじゃないと御神体から出てくる分けがありませんし」

「ていうかお前母親はいるのか?」

「居ませんよ?私にはお母さんは居ない、ずっとお姉様が面倒を見ていてくれましたから」

「マジかよ」


俺はさっさと帰りたいんだが帰り道が分からないし。しかし、もし俺が帰ったらこの子は

1人でこの神社に住むのか?母親も居ないそうだし・・・はぁ、そうだな、別に良いか

帰らないでも、どうせ家族も居ないしな。


「はぁ、分かった、もう俺が神でも良いよ」

「やったぁ!」


俺は仕方なく神としてこの子の面倒を見ることにした、さて、これからどうなるのか。

ていうか俺は神様らしいが、神様って何をするんだ?はぁ、俺も勉強しないとな。

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