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HAPPY CLOVER  作者: 北館由麻
学園祭に恋して
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 今日はあいにくの雨で、体育の授業は体育館でバレーボールになった。


 隣では女子もバレーボールをしているが、舞ときたらボールには一度も触らない。そもそもボールを見ていないのだから、触る触らない以前の話だ。


 コートの隅っこに突っ立って、誰にも目線を合わせず、それでいて器用にチームメイトの邪魔をしないよう、時折数歩移動する。


 ――あれは何をやっているんだろうな……。


 休憩中の俺はステージに腰かけて、舞の様子を観察していた。


 あそこまで徹底して存在感を消すことは、並の人間には真似できない芸当だ。というか、並の人間であれば自分の存在感を消す必要がない。


 舞はそこまでしないと心の平安を保つことができないのだろうか。


 どちらかというと俺は並の人間だ。並の家庭で、並の幼児期を過ごし、並の学生時代を送っている。家族は元気で、過去に大病もなければ、事故や事件に遭遇したこともない。


 考えてみれば普通の生活というありきたりなものが、実は一番幸福な時間なのかもしれない。




 ――しかし10日後ってどういうことだ?




 舞の不思議なステップを眺めながら、俺は彼女から聞いた綾香先生の謎の予言を思い出していた。


 シンプルな予言だが、あまりにも意味不明すぎる。そのせいで昨晩からずっと俺の頭の中には「10日」の謎がぐるぐる回っていた。


 舞の話だと綾香先生は「10日後に(アレが)来るから心配いらない」と断言したらしい。だがその根拠についての説明は皆無だったそうだ。しかもあっけに取られた舞は「はい」と返事をして、そのまま戻ってきてしまった。


 報告を受けた俺のもどかしさといったら、背中の手の届かない部分がかゆくてたまらないような感じだ。


 まぁ、いい。ありがたいことに、俺にとっては他人事だ。


 体育の授業が終わり、俺は体育館内のトイレに寄った。


 後ろから誰かがついてきた、と思ったら、隣に並ぶ。その男を横目でチラッと盗み見ると、相手は「よぉ」と声を掛けてきた。


「堀内。お前、何考えてるんだよ」


 俺は隣で用を足そうとしている堀内を睨んだ。


「ん? 何が?」


「『何が?』じゃないだろ。お前が無神経なせいで、高梨はめちゃくちゃ悩んでいるんだぞ」


 堀内は難しい顔をして俺から目をそらす。当然だろう。コイツには大声どころか小声でも言えないやましいことがあるんだから。


 しかし次の瞬間、堀内はこっちを見てニヤッと笑った。




「清水も気をつけろよ」




「は?」


 俺の顔はこれ以上ないほど険しくなる。


「いや、俺だって細心の注意を払っているけど。でもほら、やっぱり欲望には勝てないっていうか」


「……お前、バカか?」


 堀内は俺の言葉でサッと不真面目な表情を消した。それから小さくため息をつく。


「こんなこと言っても清水は信じないかもしれないけど、俺はマジなんだ」


「は?」


「俺はマジでアイツと結婚したいんだ」


 小さな声でそう言い切った堀内は、恥ずかしそうに微笑んだ。俺は思わず堀内をまじまじと見つめてしまう。


「いや、だからって……」


「できてたら、俺、働くし」


「堀内、簡単に言うな。この不況の時代に高校中退なんかしたら……」


「まぁ、大変だろうけど、何とかするし」


 俺は唖然としてしまった。その隙に堀内がこっちへ首を伸ばしてくる。


「おい、覗くな!」


「いいじゃん、別に」


 またへらへら顔に戻った堀内はジャージを直し、洗面台の前で髪をいじる。


 その後ろを通り過ぎようとしたら、堀内が鏡越しにこっちを見た。




「清水も気をつけろよ。お前、早そうだから」




「は? 何が?」


 俺は思わず立ち止まっていた。


 鏡に映る男がニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。その顔が気に食わない。




「いや、手も早そうだし、……案外ラストスパートも早い、みたいな?」




「そんなわけないだろ! お前と一緒にするな!」




 コイツは正真正銘のバカだ。


 心配してやった俺の貴重な時間と気持ちを返せ、と堀内のニヤけた顔に、内心で罵倒を浴びせてトイレを出た。


 あんな緊張感のない堀内が相手だなんて、高梨がかわいそうだ。高梨はしっかり者に見えるけど、案外ダメ男に騙されるタイプなのかもしれない。


 だけど、堀内の言葉で一瞬俺がドキッとしたことは事実だった。




 ――『結婚したい』……か。




 あのチャラ男の言葉にたいした重みなどあるはずもない。それこそ風が吹いたら飛んでいってしまうくらいの軽さだろう。


 それでも、もしかしたら彼女が妊娠しているかもしれないという状況で、『結婚したい』と言える堀内に俺は圧倒されていた。


 俺が堀内の立場だったらどうするだろう。


 そりゃ、俺だって将来をたまに夢想することだってある。


 今、高校2年生の俺たちは、来年になれば受験生と呼ばれるようになる。そして受験が終われば、次の春からは大学生か、あるい浪人ということになるだろう。


 付き合っている彼女がいれば当然同じ大学に進んで、楽しい大学生活を送りたいと願うに決まっている。


 そしてその先にやっと結婚という大きな目標が見えてくるんじゃないのか?


 と、ここまで考えて俺は、このよいこのお手本のような人生設計図に突然気恥ずかしさを覚えてしまった。




 ――これは……俺の父親が言い出しそうな話じゃないか。




 いつの間にか俺は、むやみに常識を振りかざす父親の思想に毒されていたようだ。


 体育館からの長い廊下を歩く。窓の外には格技場に続いて弓道場が見えてきた。


 俺は別に清く正しく美しい恋愛を目指しているわけじゃない。


 こう言ってしまうと身も蓋もないが、俺だって健全な男子高校生だ。なんだかんだ言っても、堀内を羨ましく思う気持ちが心の奥に居座っているのは事実だった。


 だが今の俺は、堀内のように無邪気なふるまいもできそうにない。


 その理由はアイツだ。


 そう、高橋諒一という舞の従兄が目の前に現れたせいで、俺は自分の行動にブレーキをかけずにはいられなくなってしまったのだ。


 夏休みが終わり、俺たちの生活から諒一は姿を消した。だから何もあんなヤツの存在など気にする必要はない。




 ――と、思いたいけど……。

 



 俺は大きなため息をついてから、一気に階段を駆け上がった。


 諒一がただのライバルじゃないから厄介だ。容姿が必要以上に優れているというのも気に入らないが、諒一は俺の知らない舞を知っている。それがとにかく腹立たしい。


 しかもアイツは、俺がまるで舞を理解していないかのように、見下した態度で接してきた。


 そりゃ交通事故のことだって、諒一に聞かされるまで知らなかったけど、知らなくたって俺は、舞に致命傷を与えるような真似は絶対にしない。


 はっきり言って、あの諒一の「目に入れても痛くない」的な溺愛っぷりが、思い出すだけで吐き気をもよおしそうなほどムカつく。




 ――腫れ物に触れるような扱いが、舞を大事にすることだとは思わない。




 諒一との対面から時間が経って、イライラしながらも俺は俺なりの答えにたどり着いていた。


 しかし諒一はいないのに、見えない鎖が俺をがんじがらめにする。これがアイツの思惑か? だとしたら俺はまんまとその罠にはまってしまっている。




 ――バカバカしい。




 せせら笑う諒一の忌々しい映像を、脳内から綺麗さっぱり削除した。


 それにしても諒一の家でいったい何があったのか?


 あまりしつこく聞くとケンカに発展しそうで、そのことはとりあえず保留にした。


 本音を言えば気になって仕方ない。


 だけどそこで執拗に問い詰めるのは、俺の美学に反する行為だ。そんな余裕のない男はみっともないし、嫌われても仕方ないだろう。


 少なくとも舞の前ではそういうところを見せたくない、と俺は思う。


 教室のある3階に到着すると、廊下をゆっくりと歩く。


 息を整えながら、俺は両極に揺れる自分の気持ちを見つめ直していた。




 ――勇気を出して今の場所から一歩踏み出すことは簡単だ。


 ――だけど俺たちは高校生だ。当たり前のことだが俺にも、舞にも未来がある。堀内のように安直な行動をとって、舞の人生を狂わせるわけにはいかない。




 俺の中の天使と悪魔は、寝ても覚めても人知れず死闘を繰り広げているのだ。




 ――俺だってできることなら、舞が俺以外の男を見ないように、そしてもっと俺に夢中になるように、魔法をかけてしまいたいけど――。




 教室にたどり着くと、舞は廊下でロッカーを開き、英和辞典を取り出していた。扉の歪みは完全に元通りとはいかなかったが、我ながら上手く修復できたほうだと思う。


 とりあえず堀内と高梨の件はこれ以上どうにもならないのだから、綾香先生の予言が的中することを祈るしかないだろう。


 俺は舞の後ろを通り過ぎてから、わざとらしく振り返った。


「今日も放課後、残るよね?」


 舞はびくっと肩を震わせて、おそるおそるこちらを見る。


「……残らないとダメですか?」


「猫の手も借りたいくらい忙しいんだけど」


「それなら私が手伝うよりも、猫の手を借りたほうがいいと思います」


 真顔でそう言うと、舞は辞書を胸に抱き、背中を丸めて、俺を避けるように教室へ駆けていく。


 廊下には多数の目があるから、舞がそっけない態度を取るのは仕方ない。そこまでは許容範囲としておこう。


 しかしクラスメイトとの関わりを拒絶し続けることで、誰よりも舞自身が損をするのに、俺はそれを黙って見ているしかないのか?


 おそらく諒一なら舞をそっとしておくんだろう。


 俺だって、そうするのが無難かもしれない、と思う気持ちを完全には否定できないでいる。


 だけど高校生でいられるのは今のうちだけだ。学園祭だって渋々出席するよりは、みんなと一緒に作り上げて、楽しんだほうが絶対いい。


 というか俺は、舞にも楽しんでもらいたいんだ。


 言っておくけど、企画書を作成したのは俺だから。それを彼女であるはずの舞が手伝いたくないっていうのは、どう考えてもおかしいだろう。


 だいたいこの俺の誘いを断るとはいい度胸だ。今日も絶対逃さないからな!






 そんなこんなで、舞を説得するチャンスを窺っていた俺だが、あまりしつこいのも本気で嫌がられるだけなので、放課後直前までは黙っていることにした。


 そして昼休み。のどかな雰囲気の教室に、予告なしに嵐が訪れた。


 俺は珍しく母親の手作り弁当を持参していて、親友田中のサッカー話に耳を傾けながら弁当をつついていた。


「清水先輩!」


 突然、甲高い声が田中の話に割り込んでくる。


 俺はその声の主を確認する前に眉をひそめた。部活動もやっていない俺が「先輩」と呼ばれる機会はないに等しい。


 それにこの声、どこかで聞いたことがある……と思いながら仕方なく横を向くと、見覚えのある綺麗な顔立ちの1年生が立っていた。


「学園祭ではお化け屋敷をするんですよね? 清水先輩は当日お化け屋敷にいるんですか?」


「いると思うけど」


 この顔は確か1年生で1番人気があるという女子だったはず。名札には桜庭さくらばと書いてあった。


「よかったー! 友達と一緒に遊びに来ますね」


「え、マジで? 友達って女子だよね? たくさん連れてきてほしいなー! ウチのクラス、絶対面白いからさ」


 田中がやけにはりきって会話に参加してきた。


 一方桜庭は「今、初めて気がつきました」という顔で田中を見る。……割り込んできたのは桜庭のほうなんだけど、ね。


「ええ、わかりました」


 テンションの高い田中に気圧されたらしく、桜庭は素直に返事をした。これに田中が喜ばないはずはない。


「よっしゃーーー!」


 田中の雄たけびに、舞がビクッと震える。俺は思わず噴き出してしまった。


「清水先輩。もう一つ聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」


 桜庭は俺の顔を覗きこむように少し身を屈めて、わざわざ目線を合わせてきた。


「何?」


 正直に言うとそのポーズがいちいち男性ウケを狙っているように見えて、俺はものすごくイライラするのだが、田中は俺とは正反対に目尻を下げて桜庭を見つめていた。




「清水先輩の『気になる人』って、そこの人ですか?」




 桜庭は腕をピンと伸ばして、俺の向こう側を指差す。


 俺と田中は一瞬、目を見合わせた。


「あ、え……っと」


 田中が上擦った声を出したが、桜庭は腕を引っ込めようとはせず、そのままの姿勢でひたすら舞の顔を睨みつけている。


「違うよ」


 俺が口を開くと、桜庭は眉に皺を寄せて、鋭い視線の照準をこっちに合わせた。


「違う? 隠しても無駄ですよ。みんな噂してます。清水先輩がそこの人をかばってるって」


「かばうっていうか、俺は当然のことをしてるだけ」


「当然?」


 いちいちオウム返しする桜庭に、俺はますます苛立ちを募らせた。


 息を大きく吸い込む。そして桜庭を正面から見据えた。




「高橋さんは俺の彼女だから、俺は彼氏として当然のことをしてるだけだよ」




 ガタッと大きな音がして、俺の横で舞が立ち上がる気配がした。振り仰いでみると、舞の目は桜庭を真っ直ぐに射抜いていた。


 俺はドキッとしたが、何も言えない。


 舞が静かに口を開いた。


「そういう話はどこか別の場所でしたほうがいいですよ」


「ここでしてもいいでしょ。あなたには何も迷惑をかけていません」


 驚いたことに桜庭は腕を腰に当てて、マンガでしか見たことのないような典型的な怒りのポーズを取った。


 俺は内心ヒヤヒヤしながら舞を見る。


 しかし舞は無表情に桜庭を見つめていた。いつもと変わらぬ静けさが舞の周りを包んでいる。


 眼鏡の奥の大きな黒い瞳に吸い込まれそうだと思ったそのとき、ふたたび舞が言葉を発した。




「迷惑です。うるさくて本が読めないですから」




 きっぱりと言い切った舞は、俺の後ろを通り廊下へ出て行った。


「何、あの人? こわーい」


「高橋さんの言うとおりだと俺も思う」


 それに君の態度のほうがよほど怖いけど、と心の中で付け足す。


「彼女さんだからかばうのは当然ってことですね。よくわかりました。でも清水先輩があんな人を好きだなんて信じられません」


「信じてもらえなくても、俺は一向にかまわないけど」


 そういえば弁当を食べている最中だった、と思い出し、俺は冷たくて固い飯を口に運んだ。


 すると桜庭はクスッと笑う。


 訝しく思って箸を止めると、


「じゃあ、やっぱり私、諦めませんから」


 と、桜庭が晴れやかに言った。艶然とした笑みを浮かべて俺を見下ろしている。


「あんな人、清水先輩に似合わないもの。いまどきあんなダサい眼鏡、ありえない」


「桜庭さん、今すぐ教室から出てって」


 俺の声が低くなるときは要注意だ。田中が難しい顔のまま水筒のお茶を飲む。


「だって私のほうが絶対かわいいじゃないですか!」


「同じことを2回言わせるな」


 それでも桜庭は「だって」と繰り返した。俺の中でカウントダウンが始まる。


 5、4、3、2……




「いくらかわいくても、しつこいと嫌われるんだぞ! そして『性格ブス』って言われちゃうんだぞ! それでもいいのか!? 君のこと、かわいいと思ってたけど、あーなんか、ガッカリ!」




 俺は驚いて前の席に座る男の顔を凝視した。


 田中がぶっきらぼうに「ごちそうさま」と言って席を立つ。そして水筒を肩にかけると桜庭の腕をつかんだ。


 桜庭は慌てて田中の手を振り払い、フンと荒い鼻息を漏らすと、くるりと回れ右をしてダンダンと床を踏みしめながら退場した。


「田中……ありがとう」


「俺、今、ものすごくひどいこと、言っちゃった?」


「うーん。大丈夫だと思うけど。桜庭さんはそれよりひどいことを言ってたから」


「だよな! 俺、女子にムカつくことってあまりないのに……何か悪いもん食ったかな?」


 田中は食べ終わった弁当箱を片手に持ち、小首を傾げた。


「いや、今のお前、カッコよかった」


 確かに田中が女子に声を荒げる場面を目撃したのは初めてだった。俺は素直に思ったことを言う。


 すると田中は照れたように笑った。


「ま、高橋さんのほうが数倍カッコよかったけどな」


「俺の彼女だし、まぁ当然?」


 俺は弁当の残りをハイペースで口に運ぶ。田中のわざとらしいため息が聞こえてくる。




「なんか今、すげー寂しくなった。くっそー。俺も青春してぇ!」




 自分の席に戻る田中の背中を見ながら、俺は苦笑した。サッカー部で地道に頑張っている田中は十分青春していると思うが、やはり恋はデザートと同じで別腹なんだろう。


 俺も恋とは無縁の青春なんか、謹んで辞退させてもらうけどな。


 舞は図書室に行ったのだろうか。


 できれば今すぐ飛んでいって抱きしめたいくらいだけど、まずは放課後の居残り交渉を成功させなくてはならない。だって俺たち高校生が夜道を一緒に歩く大義名分なんて限られているから。




 ――それにさっきの桜庭に対する発言って……嫉妬?




 俺の頬は緩みまくっていた。


 少なくとも舞が桜庭のことを「迷惑」と思ったのは間違いない。桜庭はうっとうしいが、舞の本音が見えるならウェルカムと思ってしまう俺――。


 しかし年下の桜庭に散々ひどいことを言われて、舞も本当は傷ついているはず。


 でも大丈夫。あとでちゃんと慰めてあげるから、覚悟しておいて。

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