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HAPPY CLOVER  作者: 北館由麻
好きになる理由
10/43

10

 清水くんが数学を教えてくれると言った土曜日まで、私はとにかくいつでもどこでも襲ってくる不安と戦っていた。


 気を抜くと口から不安が何かの形になって飛び出てきそうだった。


 こんなときどうしたらいいのかを誰かに相談したかった。英理子さんの顔が浮かんだが、あいにく連絡先を知らない。やはりケータイがないのは不便だな、と思う。


 よっぽど母親に相談しようかと思ったが、またあれこれ勘ぐられるのが目に見えているのでやめた。それに英理子さんももう少し後でって言ってたし。どうしてなのかはわからないけど……。


 しかも金曜の放課後は英理子さんのお迎えがなかった。きっと彼氏さんを迎えに行かなくてもいい日なのだろう。


 長い一日だったが、何とか一人でやり過ごすことに成功した。帰宅する頃にはもう精根尽き果てて抜け殻のようになっていたけれども。


 だが、勝負は土曜日なのだ。


 そして、ついにその日、その時がやってきた。






 掃除当番を終えて教室を後にした。清水くんとは特に待ち合わせをしていない。これからどうなってしまうのだろうか、と思いながら玄関で靴を履き替えた。


 そして玄関のドアを開けようとしたとき


「ねぇ」


 と横から、正確には左斜め下から声が聞こえてびっくりした。


「ひぃ!?」


 思わず間抜けな声を上げてしまう。


 左斜め下を見ると、清水くんが下駄箱に背中を預けてしゃがんでいた。


 私の返事にクスッと笑って面倒くさそうに立ち上がる。


「『ひぃ』って何?」


 何、と問われても困るんですが。


「人がいると思わなかったんで」


 私は自分が鈍いほうだとは思わないが、気配を全く感じなかったのだ。考え事をしていたからかもしれないけれど。


 ふーん、という表情をして、清水くんは玄関のドアを開けた。


「俺、自転車取ってくるから先歩いてて」


 そう言い残すとスタスタと行ってしまった。


 私は少し唖然としたけれども、ああそうか、と突然いろいろなことを理解して急ぎ足で学校から離れた。




 ――そうだよね。私なんかと一緒に帰るの、誰かに見られたくないよね。




 どーんと胸の中が暗くなるのを感じたが、私はとにかく少しでも遠くへとほとんど走り出しそうな勢いで歩いた。


 学校からかなり離れたところで一息つく。


 そこに後ろから自転車の清水くんがやってきた。


「ずいぶん歩くの早いね」


 私は澄ました顔で「まぁね」と言いたいところだったが、実はかなり息が上がっていて返事をするのがやっとだった。


 その様子を見てなにやら笑いを噛み殺した清水くんは、ニヤニヤと意地の悪そうな笑みを浮かべた。


「そんなに早く図書館に行きたい?」


「は!?」


 急に顔が赤くなった。違う! 違うんです!! と心の中で叫ぶが、じゃあなぜ? と問われると困るので結局目をぱちくりとさせただけだった。


「じゃ、後ろに乗って」


「え?」




 ――えええええ!!!!!




 後ろって、自転車の?


「だ、だめ! 二人乗りは違反だもん」


 清水くんは私の言葉を鼻で笑った。


「本当は後ろに乗るのが怖いんでしょ?」


「違います!」


「じゃあ、どうぞ」


「それでは失礼しますっ」


 ああもう、ヤケクソだ!


 荷台に横座りする。後輪のタイヤが凹んでないか少し心配だったが、大丈夫そうだ。よかった。


「ちゃんとつかまっててね」


 ――ど、ど、ど、どこにっ!?


 ……あ、そうだ、ここがいいわ。


 と、私は荷台をつかむ。うん、なかなかよい。


 でも振り返った清水くんの顔は怖かった。


「落ちても知らないから」


 何故脅迫口調なんだ!? でも私もこれ以上は譲れない。


 清水くんは一つため息をついて自転車を漕ぎ出した。


 自転車の後ろに乗るのは実は初めてだった。スピードが出てきて少し安定したが、それにしても怖い。


「ここ渡るよ」


 そう言って清水くんは歩道から横断歩道へとハンドルを切った。


 ――ぎゃっ! 落ちる!!


 気がついたら、私の片手は清水くんのシャツの背中を思い切りつかんでいた。


「ほらね」


 風に乗って清水くんの勝ち誇った嫌味な声が聞こえてきた。バランス的に私が荷台だけをつかんでいると清水くんも運転しにくいのかもしれないな、と思う。仕方がないからそのままシャツをつかんでおくことにした。






 T市の図書館は新しく建て替えたばかりで外観はピカピカと輝いていた。


「こっちこっち」


 と手招きする清水くんに連れられて入り口からすぐに階段を上がり、図書館の二階と思われる場所へ来た。


 階段ホールからフロアへ足を踏み入れた私は眼鏡の奥で目を丸くした。


 中央には一階からガラス張りで吹き抜けになっているドーム状の温室らしきものが見える。その周りにはところどころにテーブルと椅子が置いてあって、これで飲み物が売っていたらちょっとしたカフェのような雰囲気だ。


「よかった。今日は空いてるね」


 そう言って清水くんは人気のないほうへ歩いていく。私も彼の後を追った。


 少し奥まったところの空いているテーブルに決めたらしく、椅子の上に鞄をドサッと置いた。


「さて、この前のテストは持ってきた?」


 椅子に座った私は清水くんの言葉に一瞬固まった。


「そんなものはもう灰になったと思う」


「えっ!?」


 隣に座っている清水くんは驚いて私をまじまじと見つめた。


 ――近すぎ!


 その視線を何秒か受け止めた私は、至近距離の清水光線に心臓をぶち抜かれたようで、ものすごい勢いでドキドキし始めてしまった。こんなに近いと心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかと心配だ。


「高橋さんって意外と大胆だね。テストとかきちんと整理して取っておくタイプかと思った」


 本当に意外そうな顔で清水くんは私をじろじろと見る。


「私はそれほど几帳面じゃないし、あんな縁起の悪いものは取っておくよりびりびりにちぎって捨てたほうがいいかと」


「びりびり……」


 清水くんは苦笑した。その顔を見ながら、この人にはあの悔しさがわからないんだろうなと少し忌々しく思った。


 私は激しく負けず嫌いなのだ。本来ならライバルの清水くんに教えてもらうなど、私のプライドが許さないはずなのに!


「じゃあ、問題集やろうか」


 清水くんは涼しい顔でそう言って、授業でも使っている副教材の問題集を出した。これが進学校で採用されるだけあって難しい問題ばかり載っている。見ただけで私の脳は拒否反応を示した。


 だがこんな機会は滅多にない。清水くんは大学も数学をやりたいと言っていたくらいだから、きっと得意なのだろう。ここは恥を忍んで教えてもらおう。




 それから私たちは一時間ほど真面目に勉強した。


 私が問題を解いて、つまづいたところで清水くんが解説してくれるという方式でやっていたが、彼の説明がわかりやすくてびっくりした。正直、授業を聞いていてもちんぷんかんぷんだったのに、彼の説明を聞くと何故理解できなかったのか不思議なくらいだ。


 つまり清水くんは深く理解しているということなんだろうな……。でなければ他人にわかりやすく説明することはできないだろうから。


 キリのいいところで清水くんが問題集を閉じた。


「お腹空かない?」


 そういえば昼食抜きで勉強していたのだった。それほど空いていなかったが、またお腹が鳴ったら困るので何か食べたほうがいいと思った。


「下に食べるところあるから行こうか」


 私は頷いてまたおとなしく清水くんの後をついて行った。


 階段を降りると気になっていた温室が目の前にあった。真ん中に大きな木が生えていて何かな? と思って目を凝らすと枝に黄色いものが見える。


「あれ、バナナの木らしいよ」


 私の視線に気がついて清水くんが教えてくれた。


「こんなところに?」


「一応、小さい植物園らしい」


 図書館と植物園という組み合わせは想像していなかったので、こんなところがあったのか、と妙に感心してしまった。しかも食事をするところまであるとは……。私の田舎町の図書室とは大違いだ。


 きょろきょろしている私にかまわず、清水くんは食堂と喫茶店の両方を足して二で割ったような店に入った。


 今度は向かい合わせで座る。


 隣同士も落ち着かないが、向かい合わせも目のやり場に困るな、と思いながら意味もなくテーブルを見つめていた。


「人に勉強を教えるなんて、高橋さんで二人目だよ」


 清水くんは両手で顎を支えて言った。


 ――二人目……。


「意外と少ないね」


 と平常心を装って言ってはみたが、私は一人目が誰なのか気になって仕方がなかった。前に付き合っていた人だろうか?


 清水くんはフッと笑って


「高橋さんはやっぱりもともと出来がいいよね。きっと苦手意識が強すぎるんだよ。数学的思考はちゃんと出来てるのにな。それに比べてアイツは……」


 と言った。


 その言葉が嬉しくて顔に火が付いたようになってしまった。




 ……でもその「アイツ」って?




 その人が一人目なのだろう。私は息を詰めて彼の次の言葉を待った。


「酷いんだよね。考え方が性格と同じでひねくれててさ。教えたくないけど仕方ないよね、妹じゃ……」


「妹……サン?」


「あ、そうそう。俺、妹もいるんだ」


 ――なーんだ! 妹さんか。


 清水くんが私を見てクスッと笑った。


 まずい! 今、思わず顔が緩んでしまった。


「何考えてたの?」


「いえ、何も……」


「ふーん」


 清水くんはニヤニヤしながら私をじっと見つめた。私はうつむいてとにかくテーブルを見続ける。


「あんまりからかって嫌われたくないからな」




 ――……え?




 思わず顔を上げて真正面のきれいな顔を見てしまった。


 ニヤニヤしていたはずの彼の顔からは笑みが消えていた。そして私から視線をはずして少し遠い目をした。


「前にものすごく泣き顔がきれいな女の子を見たことがあって、ずっと忘れられないんだ」


 清水くんが突然何を言い出したのかわからず戸惑った。わかるのは、おそらく彼がその女の子を好きなんだろうということ……。


「いろんな女の子と付き合ったりしたけど、俺、泣かれると冷めちゃってダメなんだよね。でも、その人の涙は特別だったな。全然知らない他人のために泣いててさ」


 ますますわけがわからない。何故そんな話を私にするの?


「まだわかんない?」


 清水くんが私の怪訝な表情を見て少し微笑んで言った。


「全然」


「高橋さん、中学生のとき、お姉さんのピアノの発表会を見に来たでしょ?」


 少し考えて頷いた。姉の発表会はもれなく見に行っている。でも、それが?


「俺もね、見に行ったことがあるんだ。あるとき小さな男の子が演奏途中でつまづいて泣き出しちゃって、一度ステージの袖に逃げちゃったんだ」


 ――……そういえばそんな場面を見たことがあったような……


 私はかすかな記憶を一生懸命手繰り寄せた。


「でも先生に励まされたんだろうね。もう一度出てきて、最初から今度は間違えずに弾き終えたんだ」


 そうだ。その子、演奏が終わるとお辞儀もしないで一目散にステージから去ったんだ。


「それを見ていた、俺の斜め前に座ってた女の子が泣いてて、びっくりしたんだ。最初はその男の子の身内なのかと思ったけど、話し声を聞いていると違ったんだよね。それで……」


 そう言って清水くんがにっこりと笑顔を見せた。そして私のほうへ手を伸ばす。




 ――な、な、何すんの!?




 清水くんの両手が私の眼鏡をつかんで無造作にはずした。


「ちょっ……と!」


「その人が涙を拭くのに眼鏡を取ったんだ」




 ――……え?


 ――それ、もしかして……




「どう? 思い出した?」




 ――嘘!?




 私は呆然と清水くんを見ていた。


 確かにお姉ちゃんの発表会を見に行って、小さな男の子の演奏に感動して泣いてしまったことがある。


 でもまさか、それを見ていた人がいるなんて……。


 しかもそれが清水くんだったなんて……。




「それが俺の『気になる人』だったりするんだけど」




 ――……えええええ!?


 ――し、信じられないっ!!




「でもさ、この前も高橋さんに言ったよね?」


「何を?」


「高橋さんのこと気になるんだ、って」


 私はものすごい勢いで席替えをしてからのことを思い返した。そんなこと言われたっけ?


「あーやっぱり! 俺、結構勇気出して言ったのにな。聞き流されたような気がしてたけど、その後どうも様子が変だし、もしかしたら……」


「ちょ、ちょっと待って!」


 何を言おうとしているのかわからないが、嫌な予感がしてとにかく彼の言葉をさえぎった。裸眼だとテーブルを挟んでいるだけの距離でも清水くんがぼやけてはっきりと見えない。眼鏡を返してもらわねば!


「眼鏡返して」


「教えてくれたら返してあげる」


 その続きを聞くのが怖い。私の様子が変なのはいつものことで……




「俺のこと、そんなに嫌い?」




「ち、違う!」


 反射的に口から否定する言葉が出てしまった。慌てて口を押さえたがもう遅い。


 清水くんはニヤッと笑った。


 ――出た! 悪魔の微笑み!!




「じゃあ……」




 そのとき突然、私と清水くんの空間にオバさんが割り込んできた。


「はい、お待たせ。野菜ラーメン!」


「あ、そちらです」


 ドン! と野菜ラーメンが私の前に置かれた。麺より野菜のほうが多いのではないかと思うくらい野菜がこんもりと乗っている。


「ヘルシーだね」


 清水くんも驚きを隠せない声だ。それにしても眼鏡がないと彼の表情がよく見えなくて困る。ラーメンを食べるときは必要ないけどね。


 そしてすぐに清水くんが頼んだチャーシューメンもやってきた。今日は清水くんがラーメンを頼んだので私も合わせたのだ。ラーメン屋じゃないからここでラーメン食べなくてもいいのに、と思いつつ。


 しばらく二人とも無言でずるずるとラーメンをすすりながら食べた。


 さっきまでのちょっといいムードはすっかりどこかへ行ってしまった。私は少し寂しく思いながら箸を置いてティッシュで鼻をかんだ。


 全くラーメンなんか食べるから鼻水は出るし、せっかくいいところだったのに! とぶつぶつ脳内で文句を言いながら、清水くんのほうを見た。


「出ようか」


 私は頷いた。だが一向に眼鏡を返してくれる気配がない。仕方なく目を細めて清水くんの背中を追いかけた。






 清水くんは結局また階段を上り、さっき勉強していたテーブルへ戻った。


「眼鏡返して」


 私は隣のソイツを睨みながら手のひらを差し出す。


「まださっきの続きを聞いてないからダメ」


 隣に座っているのでかろうじて清水くんの顔は見える。でもやっぱりぼんやりしている。また視力下がったかな?




「俺のこと、嫌いじゃないんだよね?」




 ――ぎゃっ! ど、どうすればいいの?




 私は顔をそむけて目を閉じた。もう、どうにでもなれ!


 ゆっくりとぎこちなく首を下に振る。




「じゃあ、……好き?」




 ――そ、そ、それは……




 耳まで真っ赤になっていると思いながら、もう一度首を真っ直ぐ下に振った。


 クスッと隣から笑う声が聞こえた。もう穴があったら入りたい。できれば埋めてほしいくらいだ。


「眼鏡、返すよ」


 私の前に眼鏡がコトンと置かれた。急いで装着する。


「眼鏡取ったほうがかわいいけど」


 隣を見ると怖いくらいの笑顔で清水くんが私を見ていた。その顔でかわいいと言われても複雑だ。


「無理しなくていいよ。そんなお世辞」


 私は小さくため息をついて言った。そりゃ嬉しいけど、私はこれでも一応身の丈をわきまえているつもりだ。


 でも清水くんは不思議そうな顔をした。


「高橋さん、知らないの? 自分の顔」


「嫌っていうくらい知ってるつもりだけど」


「すごくかわいいよ」


「からかわないでよ」


「本当だって。目がきれいでかわいい」


「清水くんにそんなこと言われても嬉しくない」


「なんで?」


「誰にでもそういうこと言うんでしょ?」


 言ってからしまった、と思った。清水くんの顔つきが厳しくなってそのまま固まってしまった。




「……やっぱり、高橋さんも俺のこと、そういうふうに見てたんだね」




 静かにそういう清水くんの声が少し震えているようで、私は胸がズキズキと痛んだ。


 いまさら否定したところで、前言撤回できるわけではない。


「だって、清水くんみたいな人からかわいいと言われるような容姿じゃないってことくらい、自分でもよくわかってるから……」


 言い訳のようにつぶやいた。


「俺が思ってもいないことを言うと思ってる?」


 少し怒ったような響きが感じられて、私は下を向いた。


「そんなことは……ないけど」




「じゃあ、俺の言うこと、信じる?」




 おそるおそる隣を見た。


 清水くんは私と目が合うと少しだけ表情を緩めた。そして……




「高橋さんのことが好きなんだ」




 と言って、にっこりと笑った。


 頭の中が真っ白になった。……今、彼は何て言った?


「……ウソ?」


「あーもう! やっぱり信じてない」


 清水くんがぐったりと首を後ろに倒して椅子にのけぞった。




 ――だって、そんなこと、あまりにも突然で、しかもありえない話だし!!




 私はドキドキを通り越えてポカンとしていた。


 そんな私を見て清水くんは気を取り直したのか、ニヤリと笑った。


「まぁいいや。これからゆっくりじっくり俺のこと知ってもらうから」




 ――ひょえーーー!!!




 どういうことだ!? もう私にはわけがわからない。とりあえず考えるのはやめた。


「あ、そうだ。これから高橋さんのことは舞って呼ぶから」


「え?」


 いきなり呼び捨てですか!?


「でもさ、舞っていい名前だよね。俺、大好き」


「は?」


 彼の考えは私の理解の範疇を逸脱している。思わず「この人、大丈夫だろうか?」という目で見てしまった。


 だが、彼の次の一言で、今度こそ完全に私の全思考が停止することになった。




「だって『舞』って呼ぶたび、『俺の』って意味でしょ?」




 舞=my……って言いたいんでしょうか?


 いや、それ、ちょっと違うと思うけど……。












 こうして私の初恋は突然始まり、突然想いが叶うというありえない展開になった。


 しかし、前途多難な日々はまだ始まったばかりということを、このときの私はまだ知らずにいたのだ。


 そう、まだこれは私と清水くんの恋のほんの序章……。



〈「好きになる理由」END〉



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