透明街の人喰い獏 （2）

罪人の獏は、人間の願い事を叶える善行を科されていた。
相変わらず人間は欲を出し、獏は愚かな人間の願い事を適当に叶える。
新しく作ってもらった牢で罪人の日常を送りながら、獏は引き続き巻き込まれて振り回されて流され四苦八苦！
そこに異国から来たと言う獣が現れた。その獣が棲む街は表向きは自由だったが、彼には窮屈な場所だった。
異国から持ち込まれた厄介事は獏達を巻き込み、静かな争いを生む。
獣達と人の姿を与えられた生物達の不器用で優しいモノクロームな物語、花咲き誇る第二幕。

キャラがわいわい、時々戦闘有り。男女比半々くらい。ほんのりダークです。
第一幕を読んでいなくてもまあまあ理解できるように説明は入れてますが、第一幕（全124話）から読む方が楽しめます。

毎週土曜日更新します。（残酷描写は毎回ではないです）
X（https://x.com/ti_h_noi）に絵も描いてます。


――第一幕のあらすじ――
雨降って地固まる所は固まった。




――登場人物（ざっくり）――
獏（ばく）…マレーバクのお面を被る罪人。人間が嫌い。（性別不明）
灰色海月（はいいろクラゲ）…獏の監視役。辛辣な女性。
黒葉菫（クロバスミレ）…緩慢。偶に天然な青年。
白花苧環（シロバナオダマキ）…美少年。迅速。罪人が嫌い。
黒色海栗（くろいろウニ）…寡黙。ごはん大好きな女の子。
狴犴（へいかん）…宵街の統治者。宵街で一番えらい青年。過保護。
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