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2話 突然の話

午後の授業の時間になりうちの担任と一緒に山下さんが入ってきて「今日から試験的にテストを宜しくお願いします。」小柄な身体で全体を見渡しながらお辞儀をしてきた。僕はなんとなく憎めないキャラクターぽいと思った(一応年上だから敬うのを忘れないようにしようと努めよう)


まずは今回の試験的なカリキュラムについてどんなものなのかの説明から始まった




「教室内でのネットワークを使用しHMDを介して実際に見えるAIを構築する為クラスに居る生徒さん達の情報をインストールしてもらって情報体としてのプログラムを走らせます。その作業が最初のテストになります」見えるAIって説明してたけどロボットみたいな者(物?)なのかな?ネットワークを介して並列処理して見える仮想的な者っぽいか


「まずネットワークは最初に組み込まれているのでHMDと本体の接続から始めます。タブレット端末の電源を入れるので起動スイッチを押して下さい その後画面に従って下さいね」机の上にタブレット端末を置いてポチッとして見ると何やら立ち上がる画面にロゴマーク見たいなのが映し出されてHMDを装着してくださいと出た。HMDヘッドマウントディスプレイはゴーグルタイプでヘッドフォンが付いて頭部にはゴーグルから後頭部とヘッドフォンに掛けて十字に固定するようになっているのでそのままセットしてみた。眼の前にスクリーンみたいなのが現れて説明が出てくると思っていたら普通に教室や生徒タブレット端末が出て来てちょっと感動してしまった。かなりリアルで解像度もかなり細かい…自分の手の動きもタイムラグ無しで見えてるのが凄いな


ヘッドフォンから「「チュートリアルを開始します。 情報のインストールから始めます 端末に書かれてる質問事項を打ち込んでください」」とメッセージを伝えられたが山下さんが「クラス皆が付け終わるまで待ってて下さい 見て廻ります」周りを見渡すとキョロキョロしてるのが結構居るな。まあ気持ちは分かるけどこんなの見たことないからなぁ


「全員セット出来たみたいなのでチュートリアル初めて行きましょう」端末には名前から始まり学年やクラスで交流のある生徒等を打ち込んでいくとメッセージが耳に「「実行シークエンスに対して来訪者を生成します」」と流れてきて一瞬ノイズが出たかと思ったら正面に居る山下さんの隣に突然人物が現れた!


見た感じウチラ生徒と同じ位の年齢で白衣のような服装の女性で背が結構高い髪の長い白い髪色の人物が居た。その人物が僕の方を一瞬見たと思ったら突然ヘッドフォンからアラームが鳴り出し頭痛が襲ってきた。「うわッ」と言ってHMDを外したがまだ耳鳴りがしてる状況で他のクラスメイトは聞こえてない様に端末を弄っている。僕の端末にはエラーが出ていて全体チュートリアル停止となっていて今になって様子を伺う生徒が出てきた。慌てて山下さんが駆け寄って「大丈夫ですか?何かありましたか?」と矢継ぎ早に聞いてきた。僕は「突然頭痛がしてアラームが鳴り出したので慌てて外しました。大分頭痛は収まりました。」山下さんは心配そうに見て「問題ないと思いますが一応保健室に行ったほうがいいですね。」担任が連れて行ってくれると言ってくれたので連れて行かれた。


最後に来訪者と言って出てきたのが一瞬こちらを見たとき微笑っている様に見えた。




保健室で診察(病院と連携したデータベースを参照しある程度の診断が可能)してもらった所異常は見つからなかったので放課後迄休んで教室に戻った


仲間がまだ居たので報告とあの後どうなったかを聞いてみた。


斎藤が「問題無くて良かったじゃん びっくりしたからなぁ。あの後チュートリアルをして来訪者ていうAIシステムのコミュニケーターの説明で終わったぞ。しかしスゲーシステムプログラミングだなあんなにリアルな仮想世界が有るなんてな」皆にも来訪者ってのは見えたのか、、、


水口は「 アレはなんか変な感じな機械だった、、後ね山下さんが明日様子を聞きたいって言ってた」水口は珍しく放課後後まで居たな。「了解したよ。でも水口もなんか感じたんだ。」「来訪者もあのシステムもね」水口の感覚は結構鋭いからそうなのかも


「時間があったら解析してみる。」


怖いこと言うなぁ「ネットワークに繋がってるものだから無理しない方が良いよ」と話して帰宅になった。




学校が実家から遠いので寮から通っており寮の自分の部屋で着替えて一口水を飲んで落ち着こうとしても何と無く頭の中がモヤモヤした感じが取れない 取り敢えず夕食を用意して食べてから早めに休む事にしよう。






薄暗い部屋の中、声が聴こえて慌てて目を覚ましたが1人しか居ないので夢でも見たのかと思い時間を確認。午前6時を過ぎまだ起きる時間ではないので寝直そうとすると、また


「「確認します。貴方は星上 誠でしょうか?」」


頭の中に聴こえてくる、、、


(あぁ、、幻聴が聞こえる。疲れてるのかなぁ、、)


「「幻聴では御座いません。本日観測された確定された事柄に対して起動するように来ましたプログラムナンバー試式83960型で御座います。確認します。貴方は星上 誠でしょうか?」」


(これはなんだろう、、怖いな。無視をしたら消えるのかなぁ、)


「「申し訳ありませんが超法規的措置にて貴方の記憶で認証させていただきました。無事確認が取れました。」」


更に怖い発言をしてきた、、幽霊や宇宙人か?


とりあえず話しかけてみる。


「超法規的措置というのはどういう事で何故確認をしなければ駄目なのか?」


「「回答有り難うございます。記憶をトレースする事は人権侵害または記憶改ざんを禁則事項に当たる為です。人物の記憶を定着させる事がトリガーになる為確認させていただきました。この時代には未だ法改正又は立法されておりませんので事後報告とさせていただきました。」」


ますます訳が分からない事を言ってきた。無視する事は出来なさそうなので会話することにしてみた。


「勝手に頭の中(?)に入ってきて?ていうか会話が成立してるのか」


「「直接聴覚に働きかけて会話しておりますので星上樣だけに認識されます。周りには聞こえておりません。声で話しかけていただくか頭の中に呼び掛けて頂ければ理解出来会話が可能になっております。」」


今は誰も居ないので大丈夫だが1人で喋っていたら変人扱いされるので取り敢えず外では気を付けよう


「まずは何で突然僕の頭から話しかけてきたのか?とても怖いんだけど、、、」


「「御説明させて頂きます。西暦1999年12月31日、2000年を迎える時に想定される因果の関係に由来する者の脳の記憶野に次元の歪みを利用し今より技術が進歩されている時代より技術概念のみプログラムナンバー試式83960型量子型AI実装ナノマシーン"AINM"としてこの時代の星上 誠に関係する遺伝子に入り込み脳の記憶野の中で"AINM"を生成しつつトリガーとなる外的要因が発生した場合、ある事を成し遂げていただく為に起動致しました。」」とても理解できない事を頭の中に響かせてきた、、外的要因って言うとあのネットワークAIVRのチュートリアルで起こった時に倒れた事しか思い浮かばないな。あのブレーカーの落ちるような感覚の時に何か影のような人影が見えたのもこの話しかけてる者のせいかな?


「荒唐無稽な話だ。2000年からとなると3代前の祖父か祖母の時に始まったプログラムだね。僕の生まれる前から何のために寄生みたいなことをしているの?」話を信じるとしてもどう考えても僕には身に覚えがない、、はず


「「禁則事項になる為詳しくお伝え出来ないのですが貴方に抵抗していただいたAIVR実験ののちに起こる社会現象に問題があり修正、、、これ以上今は説明することが出来ません。」」


え?え?正直に言えば全く信じられない話しで未来からきたナノマシーンプログラムで昨日の授業で受けたあのカリキュラムが何らかの問題があって何故か僕を指定して頭の中に居るらしいし、、、宇宙人より信じられない!過去に遡る技術が存在するのか!そしたら世の中に未来人が溢れてるのでは??


「え~と、、未来から来たってこと?タイムリープなの?そんな存在世の中に結構存在してるの」「「未来から来た事は大体合ってはいるのですがとても危険な事なので誰もかがは出来ません。星上樣の家系は特殊な事例で出来る可能性があり現状発現出来ました。他の方に対しては0.0058%の成功率になりほぼ不可能となってます」」


家の家系が特殊なんてなんでなんだろ「星上家が特殊でってどういう事なの?」「「申し訳ありません。矛盾が発生してしまい禁則事項になりますのでお答え出来ないのです。」」


納得のいく説明では無かったがこれからどうなるのかだけは確認しよう。


「取り敢えず未来から来てご先祖様から取り憑いてきた(?)あなたはこれからどうしていくのですか?」


「「星上樣には負担がかからないようNMを既に構築させていただいてます。AIVRプログラムに対してフィルターをかけさせていただき、それとは別にデータベースサーバを作り対策をします 基本スリープ状態で移行しますが状況次第では指示をさせていだたくことがあるかと思います。」」


ん?データベースサーバ?どんなデータベースなんだ?何処に作るんか?怖いなぁ




よく分からないまま頭の中から囁いていた声も聞こえなくなりまだ仮眠の取れる時間なので「取り敢えず今出来る事は今日の学校のため少しでも休まなきゃな」起きたら夢オチだったとかはないかなぁ、、、と思いながら眠りについた。






眠い目をこすり学校に行く準備をしながら頭の中に呟いてみたが答えは返ってこなかった さっきの出来事は気のせいだったのでは思ってしまうな、、、夢落ち?




登校し教室に入ってクラスメートに挨拶をしながらいつもの場所に陣取っていた斎藤に「おはよ なんだ?眠そうじゃないか?」加藤が「いつも眠そうじゃん?」と話しかけてきた。いつもの朝だなぁと思ったら中島がいなかった。「あれ?中島は?」水口が「昨日から始まったカリキュラムの山下ちゃんに呼ばれたみたい」


何だろうほかにも何人かいない気がするから今日の午後のカリキュラムの関係かな?「ふーん なんがろうね?」そんな話をしていたら水口が「星上さ昨日カリキュラムの授業の時調子悪そうだった話し山下さんが様子聞きたいって」そういえば言われてたな。「じゃあ昼休みにでも話に行ってくるよ」


言いながら自分の席に着いたら予鈴が鳴った。




1限目始まっても中島を含め何人かは帰ってこなかった。




3時限目の予鈴が鳴るころに帰ってきたので何があったか聞いてみた。中島はは「昨日の授業の時にPCの不具合があって今日のカリキュラムで手伝ってほしいんだって。興味はあったからな」 ふむ、午後の授業で内容がわかる感じかな


昼休みになって雑談していたが中島はぼーっとしていて生返事が返ってきてちょっと違和感を感じた。


一応呼び出された為職員室に向かう


「失礼します。山下さんに呼ばれたのですがどちらにおりますか?」出入り口に近い席にいた教員に尋ねてみた。「奥の授業準備室にいますよ」「ありがとうございます。では失礼します」と伝え入室した。


準備室の前にきてノックをし「失礼します星上です」「どうぞ。入ってください」返事が来たので入室した。


昨日と同じく白衣をきた山下さんがこちらを向いて「昨日具合悪くなったそうですね?今日はどうですか?ヘッドセットを付けてVR状態になると酔った感じになったりするらしいですがまだ試作品だし実験の時は何人か体調不良がてたから」


ふむ 「昨日は頭痛が酷かったですが放課後には落ち着いた感じです」朝方にあった出来事は言っても信じてもらえないと思うのでそこは伝えなかった。山下さんは僕ほ見てちょっと心配そうな顔していたので「新しいハードウエアを使ってるので違和感があるかもですが使っていかないと検証など出来ないと思いますので今日もカリキュラムのは参加する予定です」と返事したら「無理はしないようにね。私も技術的にわからないデバイスなので気を付けてみます」と微笑みながら答えてくれた。この人小動物見たな雰囲気なんだなと場違いなことを考えてしまった。




午後の授業のカリキュラムが始まり山下さんが教室に入ってきて教壇の上に立って「今日もよろしくお願いします。昨日の授業で体調不良の人が出ているので異常があったら伝えてください」と小さい体をさらに縮めてきた。やっぱり小動物のようだなぁ


「昨日の続きでセットアップをしていきます。PCとタブレット端末を接続してヘッドセットの準備をしましょう」と話し始めたときに何人か席を動いて変更していた。その中には中島もいた。山下さんが(あれ?)とちょっと驚いた顔していた。


教室の四隅と中央に移動してヘッドセットをつけて立っていた。


僕も言われた通りタブレット端末を起動してヘッドセットを付けようとしたとき昨日の手順の前にいきなり今朝聞いた声が頭の中に聞こえてきた


「「警告 警告 この空間にナノマシンが散布され始めました。人体に侵入する恐れがあります。星上様はすでに体内にインストールされてますのでレジストすることができます。現状何が起こっているか検討するためこのまま作業を続けてください」」


なんなんだ?このままセットアップを続ければいいのか?しかし今何か不穏な事言わなかったか?すでにナノマシンがインストールされてるっていつ??


ヘッドセットから(プログラムナンバー1.03起動インストールプログラムシステムNG支援プログラムタイプ来栖川起動)と音声が聞こえてきてタブレット端末には(接続不可ナビゲーター対応移行)と出ていた。ヘッドセットのモニターに一瞬ノイズが走った後モニターに映ったのは周りにいる生徒たちと教壇にいる山下さんその後ろに今までいなかった昨日一瞬見えた来訪者とでた女性のような人物がいた。



勝手が分からないので

できる範囲で頑張ります。

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