第14話 ブラツン村最強の男
俺たちは開会式に出ていた。
ホレンジ平和国では説明終了後すぐにトーナメントが始まるのだ。
ナレーション「ホレンジトーナメントへようこそ!
簡単にルール説明をさせていただきます!
1対1の勝負。先に相手を気絶させた方が勝ち。
どちらも倒れた場合、先に立ち上がった方が勝利。
鋭利な武器は禁止。1回戦と2回戦はミニスタジアムで本日開催!
3回戦が準々決勝となります!
準々決勝以降は1つのスタジアムでバトルします!
また準決勝で敗北した者同士の3位決定戦が存在します!
決勝戦は最後に行われます!
これで説明は終わりです!
参加者全員のご健闘をお祈り申し上げます!」
アイセ「本当話長いね。どうにかならないのかな。まずは1回戦と2回戦突破だ!」
ギル「ああ!全力で勝ってみせるぜ!」
ユキ「よーし!頑張るわよ!」
全員で健闘を祈り、それぞれのフィールドへ向かった。
ナレーション「ホレンジトーナメント1回戦!
アイセ選手VSマウ選手開始!」
マウ「ガムスロー!」
開始早々ガムを投げてきたが、俺は難なくかわした。
アイセ「おっと!こんなところにガム捨てちゃいけないよ!」
俺は竹刀でマウを攻撃した。
マウ「ぎゃふん!ご...ごめんちゃい...げふ」
マウは気絶した。
ナレーション「勝者!アイセ選手!2回戦のフィールドへお進み下さい。」
俺はフィールドを移動した。そこに立っていたのはブラツン村最強の男だった。
サパネゴ「む?旅の者ではないか!」
アイセ「サパネゴさんが対戦相手か。バトルよろしくお願いします!」
サパネゴ「はっはっは!手加減はしないぜ!」
アイセ「望むところです!」
ナレーション「ホレンジトーナメント2回戦!
アイセ選手VSサパネゴ選手開始!」
サパネゴ「先手必勝!ラウドノイズ!」
会場全体に大きな声が届く精神攻撃だ。
アイセ「ギル戦で使っていた技か!その声止めてみせる!必殺!メロンソード!」
サパネゴ「させるか!防御魔法!フェンス!」
両者の技のぶつかり合いはメロンソードがフェンスを貫いた。
サパネゴ「なぬっ!?のわあああああああ!!」
サパネゴはその勢いで壁に激突して気絶した。
ナレーション「勝者!アイセ選手!」
気絶しながらサパネゴはつぶやいた。
サパネゴ「...良い技だった。」
アイセ「ありがとうございます!サパネゴさん!」
ブラツン村最強の男に勝利した俺は、その後、同じく2回戦を勝利したユキと合流してギルのフィールドへ行った。
ギル「カーブパンチ!」
バトヌ「スリップキック!」
どちらも技が当たり吹っ飛ばされた。
しかし、ギルには秘策があった。
ギル「これで終わりだぜ!ショットガン!」
ギルの銃から魔法の弾が放たれ、バトヌの左胸にヒットした。
バトヌ「む...無念。」
バトヌは倒れた。
ナレーション「勝者!ギル選手!」
ギルは俺とユキにガッツポーズを見せている。
アイセ、ユキ、ギルは準々決勝進出を決めた。