第11話 少年の約束
ブラツン村で一休みしていたアイセたちは大歓迎され、ロンノの家に泊まることになった。
夜ご飯を食べながら話すギルとロンノは楽しそうだ。
ロンノ「ギルのお兄ちゃん!かっこよかったよ!あのカーブパンチっていう技!」
ギル「だろぉ!気に入ってるんだぜ〜!」
ロンノ「いつか僕もギルのお兄ちゃんみたいに、かっこいいパンチを使えるようになりたい!」
ギル「しっかり特訓すればロンノもできるようになるさ!そうだ!このメモやるよ!」
ギルはロンノにカーブパンチのコツを書いたメモを渡した。
ロンノ「ありがとう!ギルのお兄ちゃん!」
ガタン「しかし、あのサパネゴに勝つとは!ギルくんはめちゃくちゃ強いな!」
ギル「この前参加したレエドトーナメントで8位だったんです。」
ユキ「私も8位でした!」
アイセ「俺は3位でした。」
ガタン「なんて強いパーティーなんだ...!」
ガタンは驚きのあまり涙を流す。
アイセ「あの...大丈夫ですか?」
ガタン「大丈夫だよ。感動して目からミネラルウォーターが出てきたよ。」
それは大丈夫ではないと思ったのは内緒だ。
ハルハ「そうだ。ギルくん、こっちにおいで。」
ギルは腕を掴まれ強引に2階に連れていかれた。
ロンノ「待って〜!」
ロンノはギルとハルハを追いかけた。
ハルハ「ギルくん。お主のチカラを見込んでコレを渡したい。」
渡されたのは銃だった。
ギル「え?貰っていいんですか?」
ロンノ「かっこいい!」
ハルハ「うむ。この銃を使えばショットガンという技が使えるようになる。接近戦が得意なギルくんじゃが、バトルの中で遠距離攻撃も必要となるじゃろう。ワシはキミがどれだけ強くなるのか知りたくなったよ。」
ギル「ありがとうございます!大事に使います!!」
ギルは銃を受け取りショットガンを習得した。
次の日、俺たち3人はブラツン村を出た。
後ろで4人が手を振っている。
ハルハ「また来るんじゃぞ〜!」
ガタン「良い旅を!」
サパネゴ「ホレンジトーナメントで会おう!」
ロンノ「僕、大きくなったらギルのお兄ちゃんみたいになる!その時はバトルお願い!」
ギル「ああ!期待してるぜ!」
ギルは笑顔で再開を約束した。
またいつか会えるだろう。